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旧東旭川町のダム、貯水池巡り

2015年05月17日 | ダム・貯水池
野々村です。

旭川市東旭川町の東桜岡にある2つの貯水池をふと見たくなり、ついでに裏キトウシこと下南部の貯水池も
久々に見たい、と見に行ってきました。

まずは東川の西5号からそのまま桜岡に抜ける道の途中にある第2貯水池へ。
ここは東桜岡第2ダムという名前は付いていますが、その堤高はわずか9m。
15mに満たないためダムに定義されないのですが、歴史は長いようで、
少なくとも航空写真では1947年には存在を確認しています。
アースダムです。ダムの下にはこの季節、菜の花が咲いて黄色で溢れていました。




第2ダムからそのまま当麻方面に向かい、最初の交差点を右へ、2つ川を渡る頃には右にやや大きな堤体が見えてきます。
これが東桜岡第1ダム、大正2年(1913年)に竣工した、ダムに定義される物としては北海道で最初に造られました。
堤高は17.4mと第2ダムの倍近くあり、迫力を感じました。
ここの貯水池で、ちょっとした出来事があったのですが、それはまた明日に。





岐登牛山のキャンモアスキービレッジから見て裏側、下南部にある下南部貯水池、
過去に2度ほど行ったことがある、(その1 その2)個人的に思い出深い場所でもあります。
ここの堤体は堤高が12.8m、ダムには定義されません。
3ヶ所ともアースダム形式ですが、3つとも堤体の下流部のデザインが似通っている感があり、勝手に3兄弟と呼んでますw
まぁ第2ダムの上流部側はコンクリじゃなくリップラップですが。




堤体の脇に記念碑があり、それに寄れば昭和59年に改修が終わったそうな。
1947年の空中写真にはなく、60年代の物にはあったのでもとの奴はその間に造られたのですが
80年代に改修されて居るんですよね、東桜岡の2つも70年代の空中写真と比べても導流部のデザインが違っていますが
このブログの貯水池探訪レポを見た感じ80年代頃に道内各所で堰堤の改修が行われたらしく、この3ヶ所もその流れで
改修されたのかも知れません。

ちなみにここまでの3つの貯水池のデータはこのページにある程度載っています。

こうなったらいっそ上流のペーパンダムにも行っちゃえ、と思って行ってみました。
何と大絶賛越流中でした。さすがに山の雪融けの季節です。例の3ヶ所は灌漑用なので田んぼに
水を流すので水量が減っていても仕方ないかな。
ペーパンダムは堤高49.2mのロックフィルダムで、さすがに他3つより圧倒的に高いので軽く圧倒されます。
ところでこのダム、天端のデザインがいい感じにレトロで素敵なのに解放されてないんですよね。
良いデザインなんだし21世紀の森も近いし一般客向けに解放しても良いような気もするんだけどなぁ…もったいない話。