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快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

自然災害 仕組みとアプローチ -  東日本大震災と富士山噴火 その2

2016-03-30 21:32:14 | 地震 津波
 3月24日の記事では貞観地震後に関連する富士山噴火はないと思って書きましたが、良く調べてみると定かでは有りませんが、870年に噴火、或いは噴火まで行かない噴煙程度のものがあったのかも知れない事がわかりました。

引用開始(一部抜粋)

http://www.fujigoko.tv/mtfuji/vol1/
864~865 噴火。北斜面の長尾山からの熔岩により青木ヶ原樹海形成。
870 ? 噴煙(噴火?)。
        都良香は山頂火口内に沸湯池があることを富士山記に記録。
932   噴火。山頂より。

引用終了

 貞観地震で東北沖プレートの歪みがかなり解消し、プレートや地殻のバランスは貞観地震の前と後とでは大きく違っていたと見られますので、仮に870年に小規模な噴火か噴煙程度のものがあったとしても、貞観地震の数年前の貞観噴火とは発生要因が違うのではないかと筆者は見ています。

 そしてこの引用資料によるとその後は932年まで噴火の記録が有りません。
 東北沖での巨大地震の直後だけ、どうも富士山の下あたりでマグマの発生かあるいは歪みの増大があるように考えられます。

 これに対応するらしきものは、東日本大震災の直後にもあったようです。

引用開始(一部抜粋)


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E6%9D%B1%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87
静岡県東部地震
静岡県東部地震(しずおかけんとうぶじしん)は、2011年(平成23年)3月15日22時31分46秒頃(日本標準時)に発生した、静岡県東部を震源とする地震[1]。静岡東部地震[3][4][5]、静岡地震ともいう。

(中略)

富士山噴火との関連

火山噴火予知連絡会副会長の中田節也は、震源が富士山のマグマだまりのすぐ上、山頂の南4kmの深さ約15kmであったことから、「あのとき、富士山が噴火しなかったのが不思議でならない」と述べている。

引用終了

 と言うわけで、今後はどうなるのかですが、実際にどうなるかは別として筆者はこう考えています。
 「2011年の東北沖巨大地震の直後から既に数年経過しているので、仮に貞観地震後のパターン通りになるならばの話ですが、富士山噴火は当分ない。ただ宝永噴火のようなケースもあるので、南海トラフ、相模トラフのどちらか、あるいは両方に関連する巨大地震の後は噴火も無くはない。」

自然災害 仕組みとアプローチ -  パブロフ山噴火

2016-03-30 00:10:50 | 地震 津波
 アラスカ南部のパブロフ山噴火が噴火です。

引用開始(一部抜粋)

http://www.sankei.com/world/news/160329/wor1603290023-n1.html
2016.3.29 14:54更新
米アラスカで火山噴火 最大レベルの警戒 火山灰、1万1千メートルに到達
噴火して火山灰を噴き上げる米アラスカ州のパブロフ山(AP)
 米メディアによると、アラスカ州南部のパブロフ山(標高2518メートル)が27日に噴火し、火山灰が28日までに約1万1千メートルの上空に達した。米地質調査所(USGS)は航空機向けと一般向けに、ともに最大レベルの警戒を呼び掛けた。

引用終了

 ここは今年1月24日に発生したアラスカ南部の地震震源と、3月12日と3月19日に発生したアリューシャン列島付近での地震震源の(中央ではないものの)間に位置します。
 地震と火山を合わせると、アラスカ南部、アリューシャン列島、そしてロシアのカムチャッカと、北太平洋の比率が増しているように見えます。
 木村名誉教授の反時計回り説通りならば、現在はこのあたりの突っかえ棒が前後しながら次々と外れて状況なのかも知れません。
 時計回りは、日本に近い地震で目立つものは有りませんでしたが、今日はニュージーランドでM5.3の地震がありました。
 それともう一つ、普通はあまり無いような所(後者の方)で珍しくM5以上の地震がありました。

引用開始(一部抜粋)

 http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/?source=sitenav
5.3
230km SW of L'Esperance Rock, New Zealand
2016-03-29 11:03:06 UTC252.8 km deep


5.0
119km ESE of Longyearbyen, Svalbard and Jan Mayen
2016-03-29 10:32:08 UTC10.0 km deep

引用終了

 普通はあまり無い場所で発生するというのは、地球規模でプレートや地殻のバランスが従来と違って来たから、と筆者は解釈してますが、もしかするとこれが原因で、この10日間にM6以上の地震が世界で無かった、と言うことは可能性として低くはないのかも知れません。
 NZ方面の大きめの地震は、よく言われている通り当然の如く要注意ですが、M5.3程度で多発でもなくまだ顕著には見えません。
 時計回りも前後しながら日本に来ているのかどうか、それはしばらく様子見です。