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ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2022年05月22日 14時40分32秒 | 読書
「花鈴のマウンド(6)」(新装版)
原作:角谷建耀知(「角」は突き抜ける「角」)
作画:星桜高校マンガ研究会

また前巻からの引用だが

冒頭のマツコミツコ(いやそういう名前なので)やらチラホラ「伏線」らしきものが…

そのマツコミツコ、またしても冒頭でちょっと伏線回収。
これまでのライバルたちの前にも続々と新顔のスゲー奴(←JK)が。

この辺「幽☆遊☆白書」の第一回魔界統一トーナメントとか「大甲子園」みたいな感じでちょっとワクワクした(恒例超絶激古マニアック)。

ちょっと話は男子野球部に飛んで…ここでも長い長い伏線の回収に入る。

#34共に
…いくら何でもドジっ子描写がエゲツなすぎやしませんかねぇ(一応身体能力描写もあるにはあるが)…。
86ページが無駄に煽ってるし(小声)

…おっさん登場wやっぱり伏線だったか←そりゃそうだろ

そしてトーナメント抽選会…さらりと新旧のライバルたちと花鈴を接触させて将来の種蒔きをするエピソード。
上の「幽白…」や「修羅の門 第弍門」みたいな謎強敵出現からのかつてのライバル強敵がカマセ犬になる不安感がハンパなく…。
ついでにチラっと「なんと孫六」のドラフト会議思い出した(恒例超ド級激古マニアック)←ま、あんな酷い裏側は無いが。

この話の冒頭でブチ上げられた「女子野球決勝は甲子園で」は、2021年に現実になった。


蛇足…まぁ超個性派の面々は良いとして「二つ名」ありすぎだろwwww(巻末登場人物紹介見れば「二つ名」が一気に読めますw)


シリーズ過去作っ
 「花鈴のマウンド(5)」
 「花鈴のマウンド(4)」
 「花鈴のマウンド(3)」
 「花鈴のマウンド(2)」
 「花鈴のマウンド(1)」

「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年05月21日 00時50分13秒 | 読書
「花鈴のマウンド(5)」(新装版)
原作:角谷建耀知(「角」は突き抜ける「角」)
作画:星桜高校マンガ研究会

まず前巻、こう書いた。

…おかしいな「女子野球」の話のはずなんだが…何故か男子野球部が目指せ甲子園、している(逆「MAJOR 2nd」かな)。

5巻も基本的に同じ。
ただ、冒頭のマツコミツコ(いやそういう名前なので)やらチラホラ「伏線」らしきものが…(伏線というにはアカラサマに前に出すぎてるが←)。
既に11巻まで出てるのでその心配は無いとは思うが…広げた風呂敷を畳めるのだろうか…。

佳境の男子野球部編…。
…ドカベンかはたまたキャプテンかと思わせるような(恒例超絶激古マニアック)ド根性展開にちょっと感動したのはナイショ←
「キャプテン」の3巻、谷口のあのシーンを思い出した(恒例超ド級激古マニアック)←日本で3人くらいしか解らない定期

157ページにこれまたアカラサマ過ぎる伏線を置いといて

181ページ。

ここで主人公がバトンタッチする。
アカラサマで長い長い「伏線」だったのだろう。

「女の子だって甲子園」


が戻って来る!

蛇足…またしても巻末の#side story「花鈴と頼の出逢い」がとても面白(以下略


シリーズ過去作っ
 「花鈴のマウンド(4)」
 「花鈴のマウンド(3)」
 「花鈴のマウンド(2)」
 「花鈴のマウンド(1)」

「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年05月16日 01時23分56秒 | 読書
「料理道具屋にようこそ」
著者:上野歩

著者は様々なカテゴリーの「プロフェッショナル」「職人」を描くのが得意なようで…本書の他にもなかなか興味深いラインナップが。

第一章:卵焼き
 …主人公ミチカが実家に帰って来て、どうにか再起動し始める。そのザックリした舞台とキャラの紹介も兼ねた一編。
  本チャンの物語は二段構えになっていて、実はこのタイトル…。

第二章:世界一のパティシエ
 …シンプルに「道具の材質」がカギ。(小声)未だにオレ、「シリコン」を信用できないでいる。
  このミステリー要素は本書中でも白眉のデキ。ちゃんと冒頭に伏線を明記してある辺りクセモノ←
  91ページ、シレッとエグい事が…。

第三章:キュウリサンドイッチ
 …それに気が付く人がそっちに気が付きませんか?…つか人としてアレ。

第四章:おにぎり型
 …コレはキャラが極端(特に後半)でどうも受け入れられなかったなぁ(いや、分かるんだけど。そういう人もいるし)。
  第一章同様「タイトル部分」がストーリーの後ろ半分に掛かる。…前半の園部さん、モノ凄い一生懸命感が溢れ出てる。

第五章:ペッパーミル
 …ペッパーミルのメカニカルな解説部分がやたら面白い。コレが「本来の道具の目的」と「物語のキモ」にキッチリと絡んでいるから尚更。
  どうでもいいが映画の「カクテル」を連想したのはきっとオレだけではあるまい(読めば解る)。

第六章:お弁当
 …各所に散りばめられたカケラをつなぎ合わせて大団円に導く構成は見事。
  人って意外と色々苦労してるんだよ…。

個々のキャラクターに想像だにしない強烈な裏設定が浮かび上がって来て時々、本筋を忘れてしまいそうになる。
一冊だけで終わらすには詰め込み過ぎじゃなかろうか。


んなワケで続編希望。


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年05月13日 12時22分34秒 | 読書
「有閑みわさん(17・完)」
著者:たかの宗美

 まとめページっ資料室(仮):「たかの宗美」

超有能主婦みわさんもついに最終巻。
一部で「最後に◯◯するらしい」とささやかれ、ソレも楽しみに。

80ページ…ホロリ

91ページ…三号?…3年かかるわww(読めば分かる)

…「メジェド様」?…WHO?

隣り?のおすそ分けおばさんの旦那さん、みわさんの意図を完璧に読み取ってて実は有能感ww

相変らずのエロくない下ネタ←無理があるダジャレ←←レベルの違い過ぎるヒマつぶしネタ…

通常営業からの…いきなりの駆け込みエンディング状態…。

 (小声)響イツ子、森沙奈、一本男、高邑かおる…結構投げっ放したなぁ…。


実に「みわさんっぽい」最後のページ。

あとがきにほんのり後日譚。
…20年かぁ…(山田のり子はもっと長いが←←)。


蛇足…改めて気づいたが、そういや「◎◎」だけじゃなくて「△△」も見せてなかったんだな…。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年05月08日 23時41分04秒 | 読書
「夏乃ごーいんぐ!(1)」
著者:たかの宗美

たかの宗美まとめページっ資料室(仮):「たかの宗美」へGO!

主人公の「夏乃陽子」…いっちばん最初(のビジュアル)は西内だなっ「主任がゆく!」

1ページ目の4コマで全てを語る辺りがスゴいww

…ん?13ページ、北見じゃね?っ「主任がゆく!」

このマンガにしょっちゅう出て来る描写だが…「営業成績の棒グラフ」ってオフィスにあるの?

30ページの外道感よww

39ページ…あるんだよこういう時も…(遠い目

63ページ、そういやおしるこ好きだったなw…「食う」のは新しいw

85、87のわずか2ページで相反するネタとか(無粋)

蛇足…あとがきがまさに「夏乃陽子」っぽくて草

「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年05月06日 12時51分44秒 | 読書
「シャーロック・ホームズたちの新冒険」
著者:田中啓文

 前作っ「シャーロック・ホームズたちの冒険」
↑↑↑↑詳しくはリンク先を読め下さいw

 関連記事っ
 ①…ノベラーズまとめページっ資料室(仮):「ハナシをノベル!!」&「ノベラーズ」
 ②…シャーロック・ホームズまとめページっ資料室(仮):「シャーロック・ホームズ」

「トキワ荘事件」
 ストーリーそのものも面白いが、当時のトキワ荘の雰囲気が(フェイクであったとしても)とても興味深い。
 「まんが道」を毎号楽しみに待っていた少年時代を彷彿させる。

 訴えないでくださいww田中圭一www(読めば解る) 

「ふたりの明智」
 一部に辛辣な批判を受けている一編。一方で…コレを許容できないのに何故この本を読もうと思った?…的な短編。
 クライマックス直前のワラワラ感がスゴイww

 まぁ「附記」のネタは、ねw←
 

「2001年問題」
 「黒後家蜘蛛の会」大好きなオレ狂喜ww
 …まさにそのまんまの空気感。キャラの個性もそのまんまw
 ヘンリーwwwwww
 「2001年」の元ネタを知っていればもっともっと楽しめたであろう点だけが残念。

 関連記事①っ偽ついった~
 関連記事②っ「ミステリーミステリーレビュー」

「旅に病んで……」
 正岡子規、松尾芭蕉、高浜虚子を巡る謎解き。
 これぞホームズパスティーシュっぽい展開で大オチまで含めて結構好き。

「ホームズ転生」
 こういう切り口は予想外。ちょっと映画「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」を連想した。


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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シリーズ「読了」

2022年05月05日 22時30分38秒 | 読書
「ミカコ72歳(1)」
著者:新久千映

 まとめページっ資料室(仮):「新久千映」

「タカコさん」が終わったと思ったら…似たようなタイトルで、これまた一風変わった連載が始まっていたモヨウ(後述)。

第1話:「生きてるっていいなって思っちゃった」
 …この冒頭が「予告」として載ってたのですっかり騙された(1ページ目のモノローグがちょっと狙っている感)。
  ちょっと切なく、ちょっと微笑ましい。

  つかミカコさん、72歳には見えんww

第2話:「お母さんらしくていいんじゃない?」
 …1話じゃ孫娘が、2話では娘が訪問して…呆れるやら感心するやら。
  チョロチョロっと「料理」について書いてあるの結構好き。

第3話:「相手死んでんじゃん!」
 …働いてたんスか!
 そうですよね、ハナシ自体は好きでも何かこう…疲れるっていうか…(深く頷く)。

第4話:「なんなんだよう!」
 …全く関係ないけど「パクチー」の語源たまたま見てワロタ

第6話:「面と向かって言ってたらどうなってたかしら」
 …唐突に「極私的リアル」を顔面直撃死球された感じがして急激に現実に引き戻された回。
  そうよ。ただノホホンとしてるワケじゃないんよ…。

第7話:「ああ…言っちゃった」
 …一人でも二人でも…こういう相手がいれば、ねぇ。


周りの人がちょっとずつ影響受けたり、辞めさせずに肯定して受け入れてくれる「著者の世界」が居心地よい。

合い間合い間に一コマ、あるあるネタが描いてあってコレがまた秀逸でwww

あとがきによると結構編集さんのフォロー?操縦?が上手くいっているようで…著者独特の空気感はこの辺りにも源があるんだなぁ…と。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年04月21日 17時23分00秒 | 読書
「ごほうびごはん(11)」
著者:こもとも子

#289 愛しき冬のアナタ
…「アレ」でアレの話題を引っ張る割には「鴨やアヒルのくちばしに犬がいる」で全部持ってかれて草


#222 ゲレンデで一杯
…色々小ネタが仕込んであるが「ホイチョイ」の「私をスキーに連れてって」なんてもうみんな知らんだろ。

#223 きしめんサポーター
…きしめんそっちのけで磯貝にフィーチャーwwいいぞもっとやれ

#224 ローズマリーフレグランス
…ローズマリーってこうやって使うんかΣ( ゚Д゚ ;)

#226 巣ごもりデー
…「海南鶏飯(ハイナンジーファン)」…(;゚д゚)ゴクリ…これはやってみる価値有りか…?

#232 ミックスナッツトーナメント
…森ヶ崎部長wwww好きなのかこういう脳内バトルwwっシリーズ「読了」:「ごほうびごはん(6)」

#236 春野菜で晩酌
…青柳主任を見てると「必要は発明の母」という言葉を連想するw

#241、#242
…磯貝メイン回。…#241は反則や…(TΔT)


ゆるい雰囲気にフンワリとくるまれたちょっぴり苦く、時に悲しい…社会の難しさやツラさをそれとなく読ませるマンガ。

実はクセモノ←


シリーズ過去作っ
「ごほうびごはん(14)」
「ごほうびごはん(13)」
「ごほうびごはん(12)」
「ごほうびごはん(10)」
「ごほうびごはん(9)」
「ごほうびごはん(8)」
「ごほうびごはん(7)」
「ごほうびごはん(6)」
「ごほうびごはん(5)」
「ごほうびごはん(4)」
「ごほうびごはん(3)」
「ごほうびごはん(2)」
「ごほうびごはん(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年04月16日 00時52分34秒 | 読書
「舞妓さんちのまかないさん(16)」
著者:小山愛子

置き去りだった16巻のレビュー←←
一冊まるごと「青森帰省」。
一部に不評のようだが、このパートが無ければキヨのばあちゃんの暮らしぶりや「謎」であったすーちゃんこと百はなの「母」、そして健太がいなくなった中渡家の様子なども不明なままだったワケで…。


163話:「忘れものと里帰り」
 「ご都合主義すぎる」との声もあるがドラマや映画だって似たようなもんだし、どうやら著者(なのか編集さんなのか)の好きなパターンらしいので…。
 時間が無い時に限って駅弁売り場で迷うよねww

166話:「3人並び」
 キヨの作画崩壊ならぬ豪快なデフォルメがががが。普段は無表情なのに時々発作起こすのは何故?←

167話:「キヨとばあちゃん」
168話:「健太と姉ちゃん」
 は健太の姉(名前は未出。郵便局に勤める描写が過去に有った気がする)の株が爆上がりした回。健太の代わりを全部担ってる。だけでなく、ここに来てまともに表情が描かれたのが効いてるのか某掲示板では「ルックス」に関しても評価アゲアゲであるw

169話:「すみれとお母さん」
 でようやく「ラスボス」とまで言われたすみれの母登場。「店出し(舞妓デビュー)」の日にすら顔を出さなかった理由やら、キヨすーが舞妓を目指すキッカケになった「あの写真」を巡る騒動が明らかに。

172話:「初詣と同級生」
 114ページwwwwww(読めば解る。悟天とトランクスの初フュージョン回を彷彿←恒例超絶激古マニアック)

173話:「危険な遊び」
 遠い遠い過去の甘酸っぱい思い出…。
 誰もが皆、通り過ぎた…この胸の高鳴りと恋と友情の狭間の切ない気持ちがない交ぜになった複雑な心境に…彼女はリアルタイムでひたっている。

 舞妓のエース、完璧超人であっても…17歳か、それくらいの女の子だものな。

 この遊び、そんな彼女には危険すぎる。


蛇足…著者は「百はな」ではない「すみれ」のこうした葛藤を描くのが好きなのか?←これぞ蛇足


既巻っ
「舞妓さんちのまかないさん(19)」
「舞妓さんちのまかないさん(18)」
「舞妓さんちのまかないさん(17)」

「舞妓さんちのまかないさん(15)」
「舞妓さんちのまかないさん(14)」
「舞妓さんちのまかないさん(13)」
「舞妓さんちのまかないさん(12)」
「舞妓さんちのまかないさん(11)」
「舞妓さんちのまかないさん(10)」
「舞妓さんちのまかないさん(9)」
「舞妓さんちのまかないさん(8)」
「舞妓さんちのまかないさん(7)」
「舞妓さんちのまかないさん(6)」
「舞妓さんちのまかないさん(5)」
「舞妓さんちのまかないさん(4)」
「舞妓さんちのまかないさん(3)」
「舞妓さんちのまかないさん(2)」
「舞妓さんちのまかないさん(1)」

著者の他シリーズっ

・「ちろり-横濱海岸通り21番地-B海の聴こえる喫茶店にて」

「ちろり(6)」
「ちろり(5)」
「ちろり(4)」
「ちろり(3)」
「ちろり(2)」
「ちろり(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年03月27日 02時12分34秒 | 読書
「在宅ひとり死のススメ」
著者:上野千鶴子

著者が大学で教鞭を取っていた頃、受講する機会があった。大教室が超満員だったなぁ…。
時々鋭い考えに薫陶を受けた覚えはあるが、今となっては「歯に衣着せないにも程がある」なオバちゃんだった記憶しか残ってない←

何がって所々に色んな絡みで色んなカテゴリーの著名人の言動が引用されて、巧妙に本筋に絡んでいく所。
予想外の人選で驚かされたり…このヒトここでもイジられるのか、と苦笑したり。

まぁ油断のならん本だわ。


第1章 「おひとりさま」で悪いか?
「おひとりさま」は著者が2007年に出した「おひとりさまの老後」で一躍市民権を得た言葉。


「同居者がひとり増える」と「生活満足度」が下がるという。…この辺り首肯するしかない(それは老後だけの話ではないが←)。

第2章 死へのタブーがなくなった
50ページからの件が一部に反論やら嫌悪やらを引き起こしているようだが…まぁあえて極論書いて論争に持ち込むとかはとてもよく用いられる手法ではあるので。
ただこうしたやり方もある、という知識として選択肢に加えておくのは悪くないと思う。

この章、最後の3行は泣ける。おそらく経験者ほど泣ける。

第3章 施設はもう要らない!
冒頭に認知症専門医の名言?迷言?としてちょこっとバズった話が出て来る。
経験者としてひとこと言わせてもらうと…たとえ幼稚園のようなお遊戯でも、駐車場をヨタヨタ歩く集団お散歩でも「やらなきゃ加速度的に衰えていく」から。「廃用症候群」ってのは怖いよ。
今の「サ高住(サービス付き高齢者住宅)」はチョイスが良く言えば「多様化」悪く言えば「複雑化」して、初心者が「さぁ選べ」と言われてもまず判らん。その上「サ高住」の他に「老健(老人介護保険施設)」「特養(特別養護老人ホーム)」と以下2000文字ばかり割愛(どなたかぶろぐ主にでも解るようにキチンと説明して下さいませんかねぇ…)

第4章 「孤独死」なんて怖くない
始めの方の何ページかが某密林レビューでも叩かれているようで、まぁチョコっと卑怯な論点ズラしがあるようには見える。
一方、93ページの後ろから2行目は不謹慎ながら絶妙な言い回しで爆笑してしまった。
かと思えば94ページ5行目に至っては「全くそのまんまオレがやった事」で妙な気分になったモノだ。同じページ後半の「看取り士」の話と、97ページ後ろの方との対比が…なんだか「その時のオレ」に語りかけているようで…。

第5章 認知症になったら?
…では一章丸ごと「矛盾」と「不合理」に塗れた色々を目の当たりにする(著者がそのつもりで書いていないのは重々理解しているつもりだが、おそらくシステムが複雑化し過ぎたのとシガラミが多すぎる日本独特の構造のせいだと思う)。

第6章 認知症になってよい社会へ
いや、なるのは構わんよ。そりゃ仕方ない。「受け手の余力」がネックなだけで。
ここまでも何回か本文に出て来た、言わば「家族の余裕」が現代には無い(もっとキツイ言葉で8章で語られる)のが大問題。以前とは「家族」の形が変わってしまったから…。

第7章 死の自己決定は可能か?
母も父も延命治療は希望しなかった。
母からは何度も直接聞かされてきた。それでもいざその時、オレは答えを先延ばしする事しかできなかった。
父は病院の方にそう意思表示をしていた。

だから今度はそれに従った。

著者は明確に160~161ページで自ら答えを出している。
…それでいいと思う。

第8章 介護保険が危ない!
この章。この章は本のタイトルや内容、著者に文句があろうが読むべき一節だ。
別件で内情も少しは聞いていたのでだいたいの実情は分かっているつもり。

完全に「年金」と同じ轍を踏んでいる。

あとがきで著者はこの章を末尾に付け加えた理由について述べているが、個人的にはもう手遅れでは?…と思っている。


比較的軽妙な口調で書かれてはいても内容的には重たいし、体力がちょっと必要な本ではあるが…読んで良かった一冊。


 関連?記事
 っこんな映画を見て来ましたっANOTHER:「ぼけますから、よろしくお願いします。」
 っシネマシマネシネマ!:「いのちがいちばん輝く日 -あるホスピス病棟の40日-」

「満足度:◎」
◎:オススメ
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×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ



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シリーズ「読了」

2022年03月18日 00時51分21秒 | 読書
「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店(6)」
漫画:猫原ねんず
原作:新久千映

まとめページっ資料室(仮):「新久千映」

シリーズ過去作っ
 「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店(5)」
 「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店(4)」
 「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店(3)」
 「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店(2)」
 「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店」

七十五夜:「ヤングコーン焼き」
…いや、えっ?…それ、そうやって喰うのっ?…的な。
 中華のあんかけの中に転がってるイメージしかないわ。

 リスwwww(注…12ページ参照)

七十六夜:「穴子の白焼き」
…「コピペ笑顔」ではない八っちゃんの別パターンktkr
 「みっちゃん」はあれか、「映画 深夜食堂」の余貴美子みたいな?←恒例超絶激レアニッチネタ

七十八夜:「酒盗」
…ぶっさwwおじさまと猫の「ふくまる」みたいw←どっちにも失礼な気がする(小声)


42ページ…("゚д゚)、ペッ…まさかこのマンガでw


八十夜:「チキン南蛮」
…この子、ギャル曽根がモデルだよね?…八っちゃんの10年後、な感じもする。

八十三夜:「焼肉サラダ」
…描き慣れて来たのか寄せて来たのか…ワカコがめっちゃ本家に似て来たw76ページなんかそのものじゃん。

八十四夜:「オムライス」
…ほぅ、こんな手も使いますかぁ…

("゚д゚)、ペッ…またw


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2022年02月28日 22時19分41秒 | 読書
「舞妓さんちのまかないさん(19)」
著者:小山愛子

…NHKでアニメ化、の次はネトフリでドラマ化であるw一体どこでどんな「闇の力」が働いているのかww
(個人的には「芦田愛菜」と「本田望結」に演じて欲しかったが、それは多くを望み過ぎというモノである。)
…詳細を見るにちょっと原作からの乖離が激しいのが気になる←


さて一気にブッ飛ばして、直近に刊行された19巻のレビューをば←←

196話:「個別の時」
 この一冊の前半は「こういうのが良いんだよ」的なエピソードが続く。
 …つる駒さん「パン」好き?(っ1巻第一話参照の事)

197話:「今年の主役」
 くらいからは百はなプッシュ月間(?)が始まる。まぁ金の卵であるには違いないが、某掲示板では「ちょっと偏り杉」の声も…。
 この辺りは百子さん姉さん目線でのモノローグが結構興味深い(後ろ半分ほとんどそんな感じ)。


そして62ページから風雲急を告げる展開に…。

…実はこの展開が不評である。
いや、まぁ「100%の味方」の件は、百はなが出てきた時点から(&キヨとは幼なじみで云々な設定が明らかになってから)そういう存在にはなっているんだが…。

70~72ページの市のおかあさんは一体何の為に怒っていたのか?…が無駄なフリになってしまっている。
もうちょっとだけ深掘りして、納得させるシーンが描かれていれば…。

そしてこういうチグハグな所が次の巻にもまたがっているから尚更である(読めば解る)。

一方で
206話:「舞台裏は」
 における「まかないさん」の「縁の下の力持ち」な姿が本来このマンガの主題であるべきで、先にも書いた一巻冒頭のエピソードに回帰するこの206話は「本筋に戻す」にはちょうど良いタイミングであったはずなのだが…。

とはいえ個人的には三人の幼なじみを巡る微妙で淡い思いが絡まった物語も嫌いではないんだが…一方で端々に描かれる花街ならではの日常描写も見ててとても楽しい。


…ちょうど良いバランスで波乱なくユッタリと描いていただければそれで十分なんだけどなぁ…。


既巻っ
「舞妓さんちのまかないさん(18)」
「舞妓さんちのまかないさん(17)」
「舞妓さんちのまかないさん(16)」

「舞妓さんちのまかないさん(15)」
「舞妓さんちのまかないさん(14)」
「舞妓さんちのまかないさん(13)」
「舞妓さんちのまかないさん(12)」
「舞妓さんちのまかないさん(11)」
「舞妓さんちのまかないさん(10)」
「舞妓さんちのまかないさん(9)」
「舞妓さんちのまかないさん(8)」
「舞妓さんちのまかないさん(7)」
「舞妓さんちのまかないさん(6)」
「舞妓さんちのまかないさん(5)」
「舞妓さんちのまかないさん(4)」
「舞妓さんちのまかないさん(3)」
「舞妓さんちのまかないさん(2)」
「舞妓さんちのまかないさん(1)」

著者の他シリーズっ

・「ちろり-横濱海岸通り21番地-B海の聴こえる喫茶店にて」

「ちろり(6)」
「ちろり(5)」
「ちろり(4)」
「ちろり(3)」
「ちろり(2)」
「ちろり(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
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×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年02月25日 16時47分04秒 | 読書
「東京困惑日記」
著者:原田宗典

 著者まとめページっ資料室(仮):「原田宗典」&「原田マハ」

「歯がイタイ」
 …また歯医者のネタかいww
  著者の「歯医者」エピソードは(たった一つ「神業持ちの女医さん」以外は)全て悲惨な話であるw
  なお「ビロウな話」でもまさに「ビロウな」歯医者エピソードがwwww

「性に目覚めちゃう頃」
 …Tくん懲りないなぁwwww(超小声)「大阪市の鈴木みちこ」…って「朝から都都逸」のヒト?←史上最大の超絶激古ニッチマニアックwwww

「理由なく反抗」
 …「ウシ臭い風呂」事件www…コレ前にもどこかで読んで爆笑した記憶ww

「楽しきビンボー生活」
 …「例のイースター島のモアイの顔のトイレカバー」wwwwwwwwウルトラ超絶激古マニアックwwwww

「エッチで悪いか」
 …新世界国際劇場でまんま著者と同じ目に遭った後輩のM田くん、お元気ですか?

「香港サウナ悶絶記」
 …この「コンタクトごとオリャァぐりぐりマッサージ」の件もどこか他でも読んだ気がする…。

読み終えるまでに何度独り言でツッコミを入れたか(不審者乙)
主に過去を振り返り、我が身を犠牲にしながら今回も著者は読者に笑いを届けてくれましたマル


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年02月20日 12時26分29秒 | 読書
「コミュ障探偵の地味すぎる事件簿」
著者:似鳥鶏

 著者まとめ記事っ資料室(仮):「似鳥鶏」

(ネタバレ防止フィルター稼働中)

・「論理の傘は差しても濡れる」
 …この一冊を貫く「重要なファクター」がズラズラ並んでいる。

やはり連想するのは「9マイルは遠すぎる」。物語の論理的展開よりもむしろ面白いのは「コミュ障ならではの脳内会議」があるあるすぎて…。
(小声)で、結局「何もできない」のが常なんだが…。

エピローグの展開で「…あぁ…(察し)」と少し冷めたのは確か。

・「西千葉のフランス」
 …スイマセンもっとグロい方の都市伝説が浮かびました…orz
若干「ご都合主義」が勝ってはいるが、どっちかってぇと「その他のキャラ紹介」の面が大きい。

・「カラオケで魔王を歌う」
 …この辺りから著者の裏の顔がチラ見えし、「ヒト(登場人物)の暗黒面」がグイグイ前に出て来る。
結末での丸め込み方にちょっとムリヤリ感が漂うが…結果「○○が△△」ってのは嫌いじゃない(意見には個人差が)。
しかし…加越さんも相当なKY(死語)だとは思う(なんなんだこのヒトはw)。

・「団扇の中に消えた人」
 …めっちゃハラハラしたわw…巻き込まれ感&なすり付けられ感がハンパなく、その上で周囲の怒りと好奇の視線に囲まれタイムリミットまで迫って来てるとかgkbr以外のナニモノでもないわ。
…あのシチュエーションだったら(コミュ障でなくとも)血ぃ吐いて倒れそうw

・「目を見て推理を話せない」
 …端っから違和感のあるモノローグが鮮やかな(ネタバレ防止フィルター稼働中)
本文中で登場人物からもツッコまれてはいるが、SNSでは比較的真っ当に会話できる描写を見ても…ガチのコミュ障、根っからのコミュ障ではなさそうな空気が…。
ホントに君、ガチでマジのコミュ障…?

(小声)「真のコミュ障」はメールでも誤解を恐れてgdgdとやたら長い文章になりがち。
(超小声)ついでに不安に駆られて書いたり消したりを繰り返すのでなかなか送信できない。


相変わらず飄々とした語り口調と自虐的コントじみた展開で包み隠されてはいるが…実は地味にイヤな話を書かせたら一級品。
まさに隠れイヤミス(褒めてるんだか貶してるんだか)。

ツッコミ所はあるモノの、話の流れとネタの面白さは流石。

蛇足…どっかのレビューでも書かれてたが…里中や加越さんみたいなワトソン役?がいる時点で「真のコミュ障」ではなく、むしろ「リア充じゃね?」と思う。

…マジでガチで真の「コミュ障」には似た者同士のツレすら居ない(作れない)のよ。


…何故だろう、胸が痛い…orz


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年02月06日 16時33分14秒 | 読書
「オーケンの のほほんと熱い国へ行く」
著者:大槻ケンヂ

 著者まとめページっ資料室(仮):「大槻ケンヂ(オーケン)」

本来「暑い」だが、あえて「熱い」である理由は作中で語られる。

生半可な「旅行記」よりもハチャメチャな方が「リアル」(ただしあくまで「無事に帰って来た人目線」であるが)。

本著はまさにソレだ。

そもそも「熱い国」へ行く事になった顛末からしてハチャメチャ。

元・筋少マネジャー「のーの」(…貴方「行きそで行かないとこへ行こう」で失踪してましたよね?←その顛末も語られているw)始めとする同行者もなかなかなキャラ揃いだが、何より「インド」「タイ」で出会うヒトたちがとにかくモノ凄すぎてw

様々なアーティストが感銘を受け人生を捧げた「聖地」が「実はこんなマチ」で…てのはまぁ意見には個人差が、な話ではあるが…日本とは比較にならない(比較しようのない)「エネルギー」に満ち溢れた国である事には間違いない。

その様子が著者の鮮やかな筆致で活き活きと描かれている。
そして旅先でちょいちょい絡むバックパッカー(だけじゃないが)がそれぞれ「とても良いヒト」でほっこりする。

どうにも窮屈な日々に、著者の「のほほん」は安らかな「癒し」を与えてくれる…シーン「も」ある←


蛇足…そこここに散らされた「著名人」のチョイスが誠に「著者らしく」…解るヒト居るのかよwと心配になるw


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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