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ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2022年01月28日 23時08分13秒 | 読書
「ホームズ連盟の冒険」
著者:北原尚彦

著者の過去作
 っ「シャーロック・ホームズの蒐集」

タイトルからなんとなく想像できるかも知れないが「ホームズ」本人ではなく「その周囲の人たち」をメインに据えた短編集。
名前だけでピンと来る有名キャラから「コイツ誰や?」となる(作中で明かされるまで判らない)レアな登場人物まで、様々なパターンを一気に楽しめる。

「犯罪王の誕生」
 …モリアーティ教授の過去譚。いかにして「宿敵」になったのか。そうです、アンニャロです(←恒例超絶激古ニッチネタ)


「蒼ざめた双子の少女」
 …ホームズの相方・ワトスンの妻「メアリ・ワトスン」(諸説あるが)が主人公。とっても頭の良いヒト。まぁココでも[CLICK HERE!](「蛇足」参照)ネタになるくらいだから、ね。

「アメリカからの依頼人」
 …ココを拾いますかw(解説読むまでイミフだったわ←ニワカおつ)…いやその「組織」は知ってたけどさ(今さら感)。

「ディオゲネス・クラブ最大の危機」
 …ホームズ兄・マイクロフトが珍しく「動く」エピソード。チラリ出てくる「あのヒト」はもちろん「あのお話」の「あのヒト」(読めば解る)。

「R夫人暗殺計画」
 …(1話目にもチラリし、3話目にも関わる)モリアーティ教授の腹心「狙撃手」モラン大佐がメイン回。読めば解ると思うが、この最後の方(のあのヒト)が凄い好き(萌←

「ワトソンになりそこねた男」
 …原典1作目「緋色の研究」の冒頭にしか登場しない「あのヒト」…さすがにコレは解説読まなきゃ判らんw

原典では端の方でチラ見えしていた「脇役」をクローズアップし、「語られざる事件」も絡めて活き活きと描く。
全編に渡ってホームズものパスティーシュの名手たる著者の筆が冴えに冴える。
この話が、どの話に繋がるか…などと夢想するのもとても楽しい。


「シャーロック・ホームズ」まとめページ
 っ資料室(仮):「シャーロック・ホームズ」

蛇足…解説で各種実写版、とりわけロバート・ダウニー・Jr.版の映画「シャーロック・ホームズ3(仮)」についてチラッと触れてくれるのが嬉しい。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年01月21日 17時38分13秒 | 読書
「主任がゆく!(26)」
著者:たかの宗美

著者まとめページっ資料室(仮):「たかの宗美」へGO!

…6ページwwいきなりベタすぎるwww
そして10ページwwww

なんというお約束コンボwww

11ページからの「下じき」ネタはある世代以上の読者にはズバリだろうし、今の世代には(作中にもあるが)レジェンド級の文房具の登場だろう。
よくぞこんな所に目を着けたな、と感心すると共に、ちょっとしたノスタルジーに浸る。
 …唐突に110ページww(見れば解る)

23ページからの件は作者の他作品「ポチの群れ」を思い出した(恒例超絶激マニアック)。

(小声)…あれ?レビュー無いのか?


34ページwwまさかのオチwwよくこんなの思いつくなwww

かと思えば40、41、49ページの格言じみた名言がシレっと出てくるあたりタダ者じゃねぇ。直後にベッタベタなオチが待っているが←


ところで西内がどんどん道を踏み外していってるような気がするが(71ページとか不憫この上ないし)…手遅れかな←←
 118ページwなんと的確な主任の指示よww


「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2022年01月20日 13時53分30秒 | 読書
「万能鑑定士Qの探偵譚」
著者:松岡圭祐

参考記事っ資料室(仮):「松岡圭祐」へGO!

莉子の波照間島時代のエピソードはいつ読んでも痛々しくてなぁ…( ノД`)…(引き出しワロタ←読めば解る)

いつの間にか「そんな事」に…(直前の刊行「万能鑑定士Qの事件簿Ⅳ」の地続きだからな←ちな未読w)。

波照間パートが全編通して物語の下敷きになり、ちょうど良いスパイスになっている。

アッチコッチとネタと舞台が飛び交いながら巻末に向けて収束していく様はお見事。
途中、恒例の「リアルタイム時事ネタ」を噛ませながらそれが単なるニギヤカシでなく、ストーリーの本筋にガッチリ食い込んだのはさすが。

またスキマ無くトリビアや蘊蓄をブッ込み、スキ有らば内輪ネタやら過去キャラやらをネジ込む姿勢も変わらずで読んでて楽しめる。


つか小笠原、おいwオイシ過ぎるだろ←嫉妬おつ

蛇足…どこからでも読める(予備知識無しで楽しめる)が、今回は過去作のネタバレが絡んでいるので珍しくちょっとアレだな。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2021年12月26日 19時49分40秒 | 読書
「味噌汁でカンパイ!(9)」
著者:笹乃さい

「48杯目」
…とーとつに「結構な重要キャラ」佐藤さん登場。一気にメイン・ストリームに。

で25ページからの流れがもう…

("゚д゚)、ペッ←←←←←←←←

とは言え~28ページまでの静かな、しかし情熱的な描写は9巻屈指の名シーンである。


と、書いた尻から

55~62ページwwww

まさに「リア充爆発しろ」としか言えんw

「50杯目」
…コレは5巻の某エピソードのアンサーだな。察してやれなかった善一郎の悔恨はいかばかりか…。
幸い(?)八重の気持ちに変化をもたらせた様なので、結果オーライてトコ。

「51杯目」
…二見先生鼻血回(←いつもの事だなw)

「52杯目」
…善一郎&八重の影に隠れてコンニャロコンニャロ(←恒例超絶激古ニッチネタ)

「53杯目」
…実は表紙に「ヒミツ」が(巻末のオマケまんが+そのオマケ参照)。
北海道で八重の周りにも急展開が(コレしっかり伏線張ってたんだよなぁ)。


緩やかに時に激しく、二人の周りが動き出す。


既報のレビューっ
 「味噌汁でカンパイ!(10)」
 「味噌汁でカンパイ!(8)」
 「味噌汁でカンパイ!(7)」
 「味噌汁でカンパイ!(6)」
 「味噌汁でカンパイ!(5)」
 「味噌汁でカンパイ!(4)」
 「味噌汁でカンパイ!(3)」
 「味噌汁でカンパイ!(2)」
 「味噌汁でカンパイ!(1)」


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2021年12月21日 22時42分33秒 | 読書
「金髪女将 綾小路ヘレン(6)」
著者:たかの宗美

著者まとめページっ資料室(仮):「たかの宗美」へGO!

…「きんぱつおかみ」じゃなくて「ブロンドおかみ」なんだな←今さら

著者の他作品のヒロインほどの超絶スキルがあるワケでもなく、かといって破壊的な暴走描写があるワケでもない。
舞台が京都の老舗旅館だけあって控え目な…ワケでもない←

だが著者らしい思考のアクロバティックさは健在(あまりエロさを感じさせない下ネタ描写も健在←←)。
むしろ「イギリス・アメリカ」の要素が入った分、エキセントリックな捻りも加わって予想外な着地も…。

31ページの「読み方」なんかよく思い付いたなぁ…と。あと42ページの「数え方」、55ページの「正月限定」とか…。

途中で「有閑みわさん」とコラボしたネタが出て来るが…そういや「派遣戦士山田のり子」には中居編があったな…と。

まさか次のページでコラボしてるとはw


85ページからのPART.24…こんなに擬音の書き文字が溢れた漫画がかつて有っただろうかw


他のシリーズに比べるとあまり目立たない気もする(大変失礼)が、コレはコレで「たかの宗美」の世界。


「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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シリーズ「読了」

2021年12月20日 21時06分39秒 | 読書
「おなかがすいたハラペコだ。②
おかわりもういっぱい」
著者:椎名誠

 著者まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」

  (小声)②か…じゃ①読まなきゃ…。

著者(椎名誠)「うまいんですか」
富山の居酒屋の親父「まずいね」
 …コントかよw

「ソーメン」にさくらんぼ30個ww例えが極端過ぎるw

「釣りネタ」には「その場で調理して食す」までの描写がまるでペアのように付いて回るが、実際はどうあれ←その文章だけで実に美味そうでまさに「飯テロ」の名が相応しい。

一方105ページからの「刺し身を作る少年」の件は以前にも読んだが椎名誠ならではの怒りであり、至極真っ当な意見である。
 っ関連記事は「こちら」をCLICK!

焚き火大好きな著者らしく、121ページからの数ページは実に活き活きと焚き火を用いたバーベキューについて語る。
具材に「ハンペン」が混じるBBQなんて初めて聞いたw


イイカゲンで行き当たりばったりで時には雑な料理が目立つが「だからこそ」な「味」がそこここからあふれていて、キャンプに興味があるとかワイルドな「飯」にヨダレが垂れる…なんて方なら必読の一冊に仕上がっている。


蛇足…怪しい雑魚釣り隊副隊長・竹田聡一郎の解説が素晴らしい。ここだけでも読む価値あり。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2021年12月18日 21時18分33秒 | 読書
「人形はライブハウスで推理する」
著者:我孫子武丸

 関連記事まとめページっ資料室(仮):「ノベラーズ」&「ハナシをノベル!!」

「人形はライブハウスで推理する」
…コレは舞台設定にやられた。上手く周りのネタが注意を逸らしている。

「ママは空に消える」
…種明かしを頭の中で映像化?した時ニヤッとしたwありそうだから困るw

「ゲーム好きの死体」
…そういや著者は「かまいたちの夜」のシナリオライターでもあったな。

「人形は楽屋で推理する」
…コレは(色々と)反則やw

「腹話術志願」
…どうも毛色が違うと思ったら書き下ろしだったか。…「ハナシをノベル!!」っぽいw

「夏の記憶」
…とても後味の良い掌編。最終回みたいな空気が漂うが…。

◎特別付録
対談 我孫子武丸ⅹいっこく堂
…記述のある「ニュースステーション」の件はリアルタイムで見ていた。「下手なアナウンサーだなぁ」と思いながらw
…トンデモな腹話術に驚かされた訳だが。
主人公コンビ?に一番近いのはいっこく堂に違いないが、過去作で著者自身がめちゃハードルを上げてしまったので…。

蛇足…著者はあとがきで「まだ続きを書くつもり」とは言っている。それから20年…まだ続きは書かれてない…。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2021年12月15日 20時58分35秒 | 読書
「ごほうびごはん(14)」
著者:こもとも子

今回も冒頭のキャラ一覧が面白い。サラッとこの一冊の中身を表現してるんだな。

#289 some more
…焼きマシュマロ。コレにまつわる「ペンションの主」の裏話をずいぶん昔に聞いて以来ずっと頭の隅っこに(別に悪い話ではないが)…。

ちなみに「some more」は(作中にも出て来るが)焼きマシュマロを使ったお菓子(?)の名前。

#293 雑煮と運試し
…磯貝w
35ページの素朴な疑問には同意しかないわ~。
んで、シレッと伏線(あからさますぎるがw)。

#296 寒い冬の朝には
…チャイのレシピはありそうでなかった(多分)。
またまたあからさまな伏線がw

#304 いつか全国区に
…のエンディングから続く

#305 優しい金色の記憶
…これは泣ける。
更に描きおろしの"虹の橋"

…この14巻を通して「当たり前にそばにあるものがいつかはなくなっ」てしまう…という儚さと喪失感を描き、作品全体の空気を損なわぬままに読む者のハートに刺さる物語を紡いでいる。
某レビューでも絶賛されている。

…そして主人公:咲子の上記の言葉を受け…ストーリーが流れ始める。

…ついに磯貝、動く!

次巻、必見!


蛇足…まさに蛇足だが、30ページの小湊(兄)の気持ちがとてもとてーも良く解るw


シリーズ過去作っ

「ごほうびごはん(13)」
「ごほうびごはん(12)」
っ「ごほうびごはん(11)」←COMING SOON!
「ごほうびごはん(10)」
「ごほうびごはん(9)」
「ごほうびごはん(8)」
「ごほうびごはん(7)」
「ごほうびごはん(6)」
「ごほうびごはん(5)」
「ごほうびごはん(4)」
「ごほうびごはん(3)」
「ごほうびごはん(2)」
「ごほうびごはん(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2021年12月11日 23時28分18秒 | 読書
「花鈴のマウンド(4)」(新装版)
原作:角谷建耀知(「角」は突き抜ける「角」)
作画:星桜高校マンガ研究会

…おかしいな「女子野球」の話のはずなんだが…何故か男子野球部が目指せ甲子園、している(逆「MAJOR 2nd」かな)。
3巻の引きから繋がるので、まぁアレなんだが…イマイチ釈然としない。

かと思いきや…#21「鈴木です」で唐突にブッ込まれて来る「謎のピッチングコーチ」…どう考えても後々の「伏線」だとは思う(いや知らんけど←むしろそうじゃなかったら驚くわ)。

原作者のクセなのか「超」が付くくらい「王道」「ど真ん中」な展開が続く、

が。

4巻で一番面白いのは巻末の#side story「天才打者 美玲」(正直本編よりずっと面白以下略)。
彼女の「最強野球機械」じみた空気感の礎が見えた気がする。

…こっちをメインにして欲しいなぁ(小声)


蛇足…あれ?オレまんまと錯覚してた(させられてた)?
(…詳細はその内書くかも知れません…)


シリーズ過去作っ
 「花鈴のマウンド(3)」
 「花鈴のマウンド(2)」
 「花鈴のマウンド(1)」

「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2021年11月04日 21時21分51秒 | 読書
「少年探偵WHO 透明人間事件」
著者:はやみねかおる

著者お得意、ジュブナイルのミステリー。

「犯行予告状」「包帯に包まれた顔」「怪しい登場人物」「近未来ガジェット」…

誰もが知ってる「怪人」をモチーフ(横溝正史の世界かな)にして、少年向けながらひと捻りふた捻り加えてしっかりと本格ミステリーのハードルをクリアしている。

あぁアレか…と思わせといてその半歩上を行ったり、ナナメ上の発想を見せたりと全く予断を許さない1冊。

なお本筋とは無関係な所にも細かいネタが散りばめられている(著者のイタズラかも知れないが)ので、じっくり読み返してみるのも有り。ラバーマスクで顔を隠した「アヌマ」さんとか「アラン・スミシー警部」とかww

蛇足…チラッと歌野晶午っぽさ(っ[CLICK HERE!])も見せたり

著者の他作品っ
「名探偵夢水清志郎の事件簿1 名探偵vs怪人幻影師」
「ギヤマン壺の謎 名探偵夢水清志郎事件ノート外伝」
「少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2021年10月22日 15時10分36秒 | 読書
「トラブル クッキング」
著者:群ようこ

関連まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」

「どうしてこんなものまで失敗するのか」と切り出しておきながら、最初の料理は「土鍋」を使っての「肉じゃが」。まぁ百歩譲って「肉じゃが」は良い。

まず躓くのが「土鍋の絵柄が気に食わない」とかwww

どうやら著者は「形から入る」クチかww

その後も、よく言われる…「料理下手ほど謎のアレンジを加える」なる名言を地で行くような惨劇が繰り返されるw

椎名誠的に「ワッと入れる」みたいな料理の方が美味い時もあるのは解る。
一方レシピ通りにやるのが一番失敗が少ないのも道理。

…で。

レシピも知らんのにアレンジかまして目分量でやる、みたいなのを選りすぐってつらつら並べたのが本作である←←ネタと思って生暖かい目で見てやるのが正解ww

45ページ辺りの「腕が伴ってないのに上を目指そうとする」みたいな「もしかしたら誰もが一度は通る道かも知れない」描写はさすが作家さんだなぁ…とは思うのだ。

その他、失敗した厚焼き玉子(のできそこない)を「くちゃくちゃになった黄色い布きれ」と表現したり、「鰺(アジ)の干物」や「鰯の丸干し」を「ミイラ化した魚」と一括りにしたり…思わず笑ってしまうような筆力こそがこの本を成り立たせている。

201ページの「すき焼き」のように
「そもそもが人によって定義の別れているモノを失敗がデフォの初心者に作らせようとする」
なかなか性格のよろしいお友達もいらっしゃるww←確信犯と言おうか火に油と言おうかww

スットコドッコイな調理本は下手すると「痛々しさ」や「苛立たしさ」が勝ってしまって途中で読むに堪えられなくなったりするが…ギリギリの所で踏みとどまっていられるのは「作家としての料理の腕」であろうかと…。

「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2021年10月16日 23時36分21秒 | 読書
「ごほうびごはん(13)」
著者:こもとも子

冒頭のキャラ一覧。色々と趣向を凝らしていてココだけで楽しい。

#266自粛フライドチキン
…唐突にリアルな世界に引き戻されたテーマ…。つい一話前ではそんな気配も無かったのに…(泣

…つかこんなに幼い感じの絵柄だっけ?(小声)

#267アマレット冷菓
…青柳主任wwwブレないww

#268リモートランチ
…滝さんw最後の一コマ爆ワロス

#271ご当地まんじゅう
…磯貝くんw意外とヌケてるww←
そしてローカルご飯あるあるw

#273どっさり薬味三兄弟
…一方、#266とは逆方向にリアル感が増すのが「外」でのマスク姿と「内」での日常。

#274世界観カフェ
…いいね。
「ワカコ酒(16)」の369夜「とんぺい焼き」の「鉄」の居酒屋みたいな感じ?←シ──(-ω-)(-ω-)(-ω-)──ン
「長崎自由飛行館」行った時の事を一瞬思いだした←さだファン乙

#277温冷夏野菜
…と、描きおろし「シンクロ明星」のクロスオーバーが良き。

#284さつまいも御三家
…が、#271「ご当地まんじゅう」とクロス。そして更に次の…

#285冬のベンチ
#288自覚的ソウルフード
にも。

磯貝くん…ヾ(^^*)ヨシヨシ


「ごほうびごはん」過去作…11巻のレビューマダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

「ごほうびごはん(12)」
っ「ごほうびごはん(11)」←COMING SOON!
「ごほうびごはん(10)」
「ごほうびごはん(9)」
「ごほうびごはん(8)」
「ごほうびごはん(7)」
「ごほうびごはん(6)」
「ごほうびごはん(5)」
「ごほうびごはん(4)」
「ごほうびごはん(3)」
「ごほうびごはん(2)」
「ごほうびごはん(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
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シリーズ「読了」

2021年10月12日 23時38分46秒 | 読書
「科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー」
著者:喜多喜久

…なんかずいぶん雰囲気が変わったなぁ…

「これ『3巻』やんけっ!」(帯の「ふたたび」にヤラレたわw)

2巻を飛ばしてしまうというあるあるw
ちな「1巻」っ
 「科警研のホームズ」

第一話:「悲劇を招くアヴォケイション」
 …「アヴォケイション」は「召喚」(多分←)。この伏線と偽の伏線の入り混じり具合がもうお見事としか言いようが無い。
 まさに想像の斜め上、とんでもアサッテな方向に着地するのが心地好い。

第二話:「転落のケミストリー」
 …これも張り巡らされた「偽」伏線をかい潜り、周到に配置された「真の」伏線が次々に連鎖した後の予想外な展開が衝撃的。

第三話:「隠匿されたデッドリー・ポイズン」
 このネタ元の話は知ってた(つか、ある偉人のエピソードじゃなかったっけか)が、コレをこういうミステリーに昇華するのが素晴らしい。
 本作も「引っかけ」がチラホラと仕掛けてある、ある種の「意地の悪さ」もコレは著者の超絶技巧。

第四話:「絞殺のサイコロジー」
 …表題作にしてこの一冊を通して秘められた「裏側」、初登場時から引きする藤生星良の「過去」がひも解かれる。
 なんか横溝とか乱歩が書いたら抜群にハマりそうw


強烈なインパクトを残す「サプライズ」?…「ヒネリ」と言うべきか…。
何しろ毎話、読後に炸裂する「してやられた感」がいっそ爽快なくらい。


…ついに著者が「本気」出したか(←何様だよw)。


著者の他作品群
 「青矢先輩と私の探偵部活動」
 「リケジョ探偵の謎解きラボ」
 「推理は空から舞い降りる 浪速国際空港へようこそ」

☆「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ

 「化学探偵Mr.キュリー8」
 「化学探偵Mr.キュリー7」
 「化学探偵Mr.キュリー6」
 「化学探偵Mr.キュリー5」
 「化学探偵Mr.キュリー4」
 「化学探偵Mr.キュリー3」
 「化学探偵Mr.キュリー2」
 「化学探偵Mr.キュリー」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
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シリーズ「読了」

2021年10月01日 15時57分26秒 | 読書
「深夜食堂(22)」
著者:安倍夜郎

「深夜食堂」まとめページっ資料室(仮):「深夜食堂」


「ドライカレーと福神漬け」
…ダメ男描かせたら一級品w…色々なタイプでそれぞれの悲哀を持った「いるんだよなぁ…こういう奴」の描写が恐ろしいほどに上手い。それに「いかにも」なメニューが絡んで見事な短編に仕上がってる。

「おでんのじゃがいも」
…で、妙に色っぽい妙齢の女性を描かせても良いんですよコレが。この画力で←大変失礼
これまたヒネってコジれた人間関係をサクッとまとめ上げる腕も素晴らしいんよ。よくもまぁこんな話思いつくなぁって。

「かき餅」
…かと思えば可愛らしい女の子も時々登場する(22巻だと「さば缶」「深川めし」)。この画力d(大変失礼
この話だと結末を読者の頭ン中に投げる「リドルストーリー」にしてある。…上手いよなぁホント。

「カツサンド」
…このストーリーの妙よ。キレッキレの短編じゃん。そらドラマ化もするし当たるわな。

「鯛づくし」
…この超絶展開にめっちゃワロタ…たまにはいいわな「まるごし刑事」でも似たエピソードあったし(恒例超絶激古ニッチネタ)

「豚バラ串と柚子こしょう」
…サラッと流行りモノを入れてきたりする辺りもうタマランよね(時々ブッ込んで来るけどどんなアンテナ張ってるんだろう?)


とにかくどこを読んでもストーリーが飽きさせない。絵柄でごまかされてる感はあるけど実は相当な手練れとみた。


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
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シリーズ「読了」

2021年09月17日 15時18分01秒 | 読書
「くーねるまるた ぬーぼ(2)」
著者:高尾じんぐ

第14話「新じゃがバター」
 いや、そこから始める辺り「さすが」で「すごい」けどさ…ぶっちゃけ「バター」の方が安くね?←物語全否定w

第15話「サッカーボールキャベツ」
 「かぼちゃ丸ごと」とか「ピーマンの肉詰め」みたいな感じ?「具」やら「煮込み方」やら見てるとロールキャベツのバケモンか←表現
 ポルトガル系多国籍オーディエンスならサッカーで盛り上がること間違いなし。
 …神永さんがフツーの一般人面して混じってて草←大変失礼

第16話「スイカかき氷」
 …でこの話の最後のシーンが表紙、と。
 神永さんのスペックでそこまで彼氏に飢えるとは…奇行が過ぎるのでは←←←←

第19話「能観劇」
 これは贅沢。贅沢すぎる。
 結構詳しく「能面」についても注釈が入ってとても興味を引かれる。

第20話「和ろうそく」
 これもオレの感性ズバリのネタ。
 実家に何本かあるが、なんとなく「一気に最後まで使い切らなきゃいけない感」が強くてまだ火を灯した事は無い(たぶんそれは誤解だと思うが)。


…で第25話から怒涛の乱入←マルタは「賑やか」ではあっても「騒がし」くはなかったが…さてどうなる事やら…?
  (あの「決め台詞」や「正式なフルネーム」が出て来ないのはやはり出版社違いだからか?)


蛇足…アマのレビューに誤爆かと思うようなイミフな一文があったのだが…まさかオマケ漫画の最後の一コマの事だとはwwww(←というイミフな一文おつ)

過去作っ
 「くーねるまるた ぬーぼ(1)」

前シリーズっ
 「くーねるまるた(14・完)」
 「くーねるまるた(13)」
 「くーねるまるた(12)」
 「くーねるまるた(11)」
 「くーねるまるた(10)」
 「くーねるまるた(9)」

 「くーねるまるた(8)」
 「くーねるまるた(7)」

 「くーねるまるた(6)」
 「くーねるまるた(5)」

 「くーねるまるた(4)」
 「くーねるまるた(3)」

 「くーねるまるた(2)」
 「くーねるまるた(1)」


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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