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ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2025年07月25日 21時47分59秒 | 読書
↑:「薬屋のひとりごと(6)」
↓:「薬屋のひとりごと(7)」

著者:日向夏(原作)、ねこクラゲ(作画)、七緒一騎(構成)、しのとうこ(キャラクター原案)
 …月刊ビッグガンガン&スクエアエニックス版

壬氏の変装(町歩き)については、こっちのがより丁寧な描写かな?…化粧(変装?)のハウトゥーとしても読み応え有り。
「妓女の価値を下げる」件は(その周辺のエピソードも含めて)わりといくつかの話と混ぜこぜになってるような…。はて?…原作の「なろう」でもこうなってっけ(…もしアレなら読み直してみるか…)?
50ページ以降しばらく絵柄とは裏腹の生々しい(違和感がスゴい)セリフが…62ページでは「飯盛り」とかアレな単語が注釈無しにツラッと…なかなかなインパクト(若い子ら何のこっちゃ?では)。
 (小声)ねこクラゲセンセ、こういうのお好み?

82ページ前後…この二人(壬氏&高順)が医官・羅門の存在を知らんてのも不思議な話だがな(のちに明かされる大事件?に絡んで名前や素性くらいは知っていても変ではない←超絶今更な話だがw)。

祭祀の事件とかの描写を見ても、画風やイメージよりもドラマチックかつアクションタッチになってる気がするな…。

で、7巻は祭祀事件の後編…猫猫が壬氏の寝台で目を覚ますところから…。原作随一のミステリー要素部分。
結末へ向けて加速する感が凄い。
ストーリーテリングが丁寧かつ省略が効いてるからか、なんか良い感じ(ざっくり)。

かと思えば李白の身請け大作戦(白鈴小姐が必要以上に肉感的で草)、青薔薇育成(このへんもちょっとアレンジ入ってる?)からの羅漢と将棋勝負(ココもだな。気持ち描写が細かい気がする)と、やたら起伏に激しい7巻w

からの羅漢がブッ倒れて8巻へ…。


…やっぱそれぞれに読後感違うってのがコレはコレで良いのよねぇ…。


シリーズ(?)過去作っ

 …作画:ねこクラゲ(月刊ビッグガンガン&スクエアエニックス版)
 ◎「薬屋のひとりごと(5)」
 ◎「薬屋のひとりごと(4)」

 ◎「薬屋のひとりごと(3)」
 ◎「薬屋のひとりごと(2)」
 ◎「薬屋のひとりごと(1)」

 …作画:倉田三ノ路(月刊サンデーGX&小学館版)
 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(6)」
 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(5)」

 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(4)」
 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(3)」

 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(2)」
 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年07月19日 23時01分39秒 | 読書
「修羅の刻(23)」
著者:川原正敏

「酒呑童子」編より更に刻は遡る…。
チラッとカメオ出演していた、かの「陰陽師」の物語…。

「何者でもない二人」

ちょいちょい出て来るのが「まだ名前を継いでない(から弱い)」とか「陸奥じゃない」とかの表現…そこまで「名前(苗字)」にコダワリ(つーか「誇り」とかかな?)がある…。西部劇編(修羅の刻4巻)だとついぞ「雷(あずま)」は「アズマ」のままだったし。

「祓(はらえ)」の最中、陰陽師が出会ったのは…。
おそらく「陸奥」であろう男が追い求めるのは「野見宿禰(のみのすくね)」の子孫…。
来たよ来ましたよ「日本最初の相撲」とも「日本最初のキックボクシング」「…の総合格闘技」「…のプロレス」とも言われる(すいませんちょっと盛りました)「あの」2人が…。

陰陽師らしく使役するのは「式(式神)」の「木魂(こだま)」…ん?「唵」かな?←←っシリーズ「読了」:「修羅の門 第弐門(1)(2)」

「陸奥」であろう男は「桃李(とうり)」と名乗り…一方で何となく「陸奥」っぽい技を使う先の「木魂」がナニモノか、というと…?

「烏滸(おこ)の者」

つか陸奥一族(…作者かも?)って「バカ」とかそれに類する言葉好きよねぇ…。そして作者はこの手の「不思議ちゃん」が癖なのかww

一行は「大和」へと旅立つ。
そこで待つは…「當麻蹴速(たいまのけはや)」の子孫…。

「桃李」がチラッと見せるのは「雷(いかづち)」に似て非なる「陸奥」の技…。こういうのがたまらんww

屋敷からズイ、と出て来たのは「本物」…「玄速(くろはや)」。

…次巻、強者が出逢う。

24巻は8月12日、25巻は9月17日、26巻10月17日と連続刊行!


過去作

~修羅の刻~
 っ「修羅の刻(22)」
 っ「修羅の刻(21)」
 っ「修羅の刻(20)」
 っ「修羅の刻(18)」

~修羅の門 第弐門~
 っ「修羅の門 第弐門(11)」
 っ「修羅の門 第弐門(9)」
 っ「修羅の門 第弐門(8)」
 っ「修羅の門 第弐門(7)」
 っ「修羅の門 第弐門(6)」
 っ「修羅の門 第弐門(5)」
 っ「修羅の門 第弐門(2)」
 っ「修羅の門 第弐門(1)」


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年07月06日 01時28分18秒 | 読書
「山と食欲と私(18)」
著者:信濃川日出雄

192話…「朝の逡巡とえごまの葉おにぎり」
…解る…解りすぎるくらいに解る…。休日朝イチの「迷い」…。体力気力、タイミングそして決行した時の満足度の予測…。
だいたい「怠惰な自分」が優勢になってそのまま布団の中で時が過ぎるのを待ってしまうのだ。

つかアンタの歳(27歳)でそれはマズいだろwww

193~196話…「応援の甲武信ヶ岳編」
…すっかり表情が豊かになった旧姓・瀧さん登場。鮎美は小松原さんと「ある計画」を立てるが…互いの想いにはズレがあり…。
微妙なスレ違いのままいざその当日。

予想よりもかなり早く予定が進んでしまう。かたやこの山行軍、小松原さんには少々きついハズで…。

いったい「ある計画」は成功するのか?
ソコココで「らしい」メシを食み、山道を踏破し…。

小松原さんの想いは届くのか?

197話…「不屈のネギ肉タルタルうどん」
…いやその枯らし方はヒドイだろww「幕張サボテンキャンパス」思い出したわww←恒例超絶激古マニアック
そこまでどんクサいのに、なぜ「メシ」方面には能力をフル発揮できるのかww

199~201話…「鷹桑の広島漫遊記」
…仕事で色々あると、何とかリフレッシュしたくなるのは世の常(つか本作品の鮎美もそうですし)。
鷹桑の「絶妙な『引き』の悪さ」をいかんなく発揮する広島旅編。鷹桑が巡る名所のうちの幾つかは実際に、ぶろぐ主も訪問した場所で…結構鮮やかに記憶が蘇ったよ。
81ページ…あかん、鷹桑…そこで我に返るなww
挙動不審ww…つか鷹桑、お前も鮎美と知り合うまで相当挙動不審だった気がするぞw
103ページの鹿wwww不穏過ぎる表現やめいww
107ページwwだからお前のそういう奇行がだなwww

202話…「時をつなぐ中華風鶏串スープ」
…ひとつ前の鷹桑の連作から続けて、何でこう切ないネタをぶつけるかな…。キュンってなるわ。
タイトルになってる「鶏串スープ」…この発想は無かった!!コレはスゴイわ!

単行本限定おまけ漫画「帰ってきたひみつの登山女子 鮎美ちゃん」
…ネタの一つ一つが濃くて渋いww122ページwww


過去作
っ「山と食欲と私(17)」
っ「山と食欲と私(16)」
っ「山と食欲と私(15)」
っ「山と食欲と私(14)」

「山と食欲と私(13)」
「山と食欲と私(12)」
「山と食欲と私(11)」
「山と食欲と私(10)」
「山と食欲と私(9)」
「山と食欲と私(8)」
「山と食欲と私(7)」
「山と食欲と私(6)」
「山と食欲と私(5)」
「山と食欲と私(4)」
「山と食欲と私(3)」
「山と食欲と私(2)」
「山と食欲と私(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年04月14日 03時04分42秒 | 読書
「叙述トリック短編集」
著者:似鳥鶏

著者まとめ記事
 っ資料室(仮):「似鳥鶏」

「読者への挑戦状」
 … いかにも著者らしい、あのダラダラと長い文章に見せかけてその実何かしらを仕込んでくるトリッキーな本文。この手の小説にはありがちな読者への挑戦状。
  「見せすぎ」と思わせるくらいに正々堂々とヒントを出しつつも実は…というのが著者の著作たる所以。

「ちゃんと流す神様」
 … まあ他のレビューを見ても「某有名な作品」を思い出す、という声が幾つか有って…それはともかく「そんな事までする?」っていう気持ちの方がちょっと大きかったです。

「背中合わせの恋人」
 … これはジワジワと締まっていく輪っかじみたストーリーテリングが気持ちいいというか…。叙述トリックにしてラブコメ、ちょっとした青春小説としてもスゴく良作だと思います。一番気に入った作品。
  「ココ、絶対アレなんだろうなぁ…」とは判っていたのに結局見抜けなくてまんまと…になってしまって悔しいやら面白いやら。

「閉じられた三人と二人」
 … してやられた作品です。まさに「THIS IS 叙述トリック」。作中でもツッコまれてはいますが肝心のアッチの方のアレは流石にヒドいかなww
  そしてこの辺でなんとなく…な違和感が漂っては来ます。

「なんとなく買った本の結末」
 …ここら辺りで何かアカラサマなネタが出て来ます(…それが何なのかはまだ気づきませんが←)。
  しかし上手いトコ突いて来ますねぇ…。騙されるというより感心しましたわ。

「貧乏荘の怪事件」
 …この一冊の中で一番「ヤラレた!」感の強い一発。いやマジみんな同じ感想を持つと思います。
  著者の発想力には恐れ入りましたww

「ニッポンを背負うこけし」
 …地方創生やら町おこしやらのネタを組み込みつつ話題の?時事ネタ?でもある某画家(集団?)を元ネタに…まさに本連作ならではのトリックをブチかましてくる一本。
  絵面が笑うわw実写化して欲しいww(いや絶対ムリだろうけど←)。

「あとがき」
 …コレは多分「アレ」だろうと思ってた。メタ的な小ネタ?を織り込みつつちょっとした「盲点」をつくトリックは、こんな奇抜な流れの中でもなかなかのキレを魅せている。

じっくりと読み返し読み込めばどんどん伏線が湧いて出て来るはず、の短編集。クセモノとしか言いようがない。

蛇足…単行本、文庫ともに「帯」が付いていてパズルじみた仕掛けがしてあったようだ。




「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年04月04日 12時32分39秒 | 読書
「ないない堂~タヌキ和尚の禍事帖~(5)」
著者:加藤元浩

 ※過去作など「まとめ記事」はこちらっ資料室(仮):「加藤元浩」へGO!

・「死霊」
 …「むじな」やんけ(←読めば解る)。最近まで気にならなかったけど…著者の描く「異形」とか「怪異」とかが具現化したビジュアルがかなりキモい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル(4巻のレビューでも書いたけどっ[CLICK HERE!])
  こう…やけに距離が近い人とか、一部のコミュ強とかって…作中の「ある人物」みたいな心理なのかね?
  最後の一コマが何ともうすら寒い…。

・「鵺」
 …一コマ目で爆笑w良いセンスだw
  シチュエーションはまぁムリヤリだが←舞台はいかにも実際に有りそうで(闇)…宗教に半ば必然的について来る「胡散臭さ」みたいなモノってミステリーとの親和性が高いよね。
  ソコココに散りばめられた「レッドヘリング(攪乱要素)」っぽい幾つかの細かいネタの組み合わせがわりと面白い。

  こっちは最後のコマがちょっとなぁ…な気はする(意見には個人差が)。



「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年03月28日 00時46分54秒 | 読書
「片田舎のおっさん、剣聖になる外伝 竜双剣の軌跡(1)」
著者:(原作)佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ/(作画)ハザマササミ/(構成)四谷ゼンジ

「片田舎のおっさん」スピンオフその1。
コミカライズ、4月からアニメ化、本作含めスピンオフ2作連載…「なろう」発でココまでのし上がるのスゴいよなぁ(他にも既に有るんだろうがオレの知る範囲という事で)。
真っ先に目に付くのが絵(画風)。元々のコミカライズが「絵師SSR」とまで言われるぐらいの画力と表現力の塊なのでね…。今作の画風はちょっと仕上がり切ってない感は漂ってはいますね(超上から目線おつ)。…まぁ本家だって1巻の表紙から今の画風へずいぶんコナレて来てるから(小声)。

最高位に上り詰める前の冒険者:スレナ・リサンデラが、引退した元・冒険者に依頼を受けた先に待っていたのは…。

原作&本家コミカライズでもちょこっと描写された、スレナの幼少期と似たような境遇の少女・ネルと同行する事に。
スレナ本人はなんせ「再生能力持ちのドラゴン」を「再生力を超えるスピードで一晩中切り刻んで絶命させた」なんて人外なスタミナ持ちなので、ほぼ素人のネルとのパーティはまさに凸凹感。

スレナが今のブラックランクになるまでと、ネルの成長譚が同時に進んでいく。
過去の自分を見るような思いなのか、或いは弟子の成長を見守る師匠の目線なのか?

1巻の引きではダンジョンアタックに挑むが、続けざまにピンチが待ち受ける。

どう切り抜ける!?

…からのおまけマンガのユルさよwww

【関連作品】
・オリジナルコミカライズ
「片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~」

 っ「片田舎のおっさん…(6)」
 っ「片田舎のおっさん…(5)」
 っ「片田舎のおっさん…(4)」
 っ「片田舎のおっさん…(3)」
 っ「片田舎のおっさん…(2)」
 っ「片田舎のおっさん…(1)」

・スピンオフ
 っ「片田舎のおっさん、剣聖になる外伝 はじまりの魔法剣士(1)」

「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年03月21日 12時56分44秒 | 読書
「帰ってきちゃった発作的座談会」
著者:椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒考二

 関連まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」と愉快な仲間たち

シリーズ(?)過去作
 っ「発作的座談会(2) いろはかるたの真実」
 っ「発作的座談会」

シリーズ初のベスト版(というか目黒曰く「もう座談会はできないから最後の一冊」)。

幕間ごとに挟まれる、それぞれによる小コラムがなかなかに面白い(↑の目黒の言葉もそこから)。
沢野の「老人と事件」はありきたりな切り口かと思わせてのアクロバティック着地が予想外。
また誰が書いてるのか不明だが、欄外から面々にツッコむ注釈がいちいち絶妙。

「買い物の問題」
119ページ「服を買いに行って店員の説明で余計にクラクラするのは服に対しての知識がないから」説を椎名が唱えると。だから本屋に行って本を探すのにはクラクラしない…と目黒が続ける。コレは名言かも知れない。

「わが人生の怒りとよろこび」
225ページで木村が「沢野でムカムカした事はない」と言えばすかさず椎名が「それは木村が沢野と一緒に仕事をしてないから」と一刀両断。目黒が「友人としてはとてもいい男だけど一緒に仕事はしない方がいい」と追い打ち(作家椎名・イラストレーター沢野・編集目黒だからなぁ)w

「幕藩体制を復活せよ おじさんたちの科学・日本史篇」
何がスゴいって例えば253ページの「木村センセイにおすすめする文春文庫」ってお題にサッとタイトルが複数出る所。別のお題からのスライドとは言え関連作まですらすら出てる。スルッと「何々の本の中に これこれはこういう話をしててさ」なんていうと、すぐに「◯◯では▽▽だって言うね」とかポンと返ってくるっていう…この人たち頭の中どうなってるのww


40年、50年それぞれの付き合いで知り尽くしてるんでしょうね…。好き勝手に喋らせといてもこういう話ができるっていう…実は一番ココが羨ましい。
ただのバカばっかりやってるオッサン達というワケではないんです←←



「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年03月05日 13時04分29秒 | 読書
「濱地健三郎の呪(まじな)える事件簿」
著者:有栖川有栖

 シリーズ1作目っ「濱地健三郎の霊(くしび)なる事件簿」

シリーズの3作目の短編集。2作目は未読という安定のゑんぶろクオリティw
そういや悪名高き武漢肺炎パンデミック時の連載だったのね…。その頃の時事ネタも各エピソードにチラチラと見え隠れします。

・「リモート怪異」
 …あったあった。流行ったのかどうかよく解らんが。
  ホラー映画のラストっぽいオチがゾワゾワする。

・「戸口で招くもの」
 …これはビジュアル(実写ドラマか何か)で見てみたいw
  リアルタイムで世の中の流れを組み込み、何気ない会話に伏線を忍ばせ…劇的な視点の変換で読むものをハッとさせる。

  そしてエンディングがエグいw

・「囚われて」
 …前話の引きからの一作。「それ」を「そう扱う」と「こうなる」…納得できそう、なのか?煙に巻かれたのか…。
  実はオチがw

・「伝達」
 …全然無関係?な話から…お、事件だ…?コレじゃないの?…あ、ココか?…違う…ソコ?
  ってくらい転々と移動する。
  これまた最後の一文が興味深い。

・「呪わしい波」
 …うわ回りくどい…。な話だが、あの手この手はこの世の常。バブル時代は後先考えない直接的な手段をよく聞いたモノだが(読めば何となく分かるかと)。
  オチが比較的爽快なのが嬉しい。

・「どこから」
 …ひと山越えたと思ったら、なヒネリが入る一本。
  こういう「存在」ってのもそりゃいてもオカシクは無いような気もする。

  オチは決まってるんだが…ごめん、本田圭佑が邪魔をするw


いやホンマに文章が上手いわ…スイスイいける。
小ネタも面白いし、快刀乱麻な解決でもないのに腑に落ちる感がスゴい。

2作目もそのうち…。


著者の他作品

江神二郎シリーズ
っ「江神二郎の洞察」

火村英生シリーズ
っ「絶叫城殺人事件」
っ「怪しい店」
っ「長い廊下がある家」
っ「火村英生に捧げる犯罪」

真夜中の探偵シリーズ
っ「論理爆弾」
っ「真夜中の探偵」
っ「闇の喇叭」


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年02月03日 21時37分24秒 | 読書
「きのう何食べた?(19)」
著者:よしながふみ

 過去作などは…まとめページっ資料室(仮):「よしながふみ」をCLICK!

一冊を通して何かしらの「記念」を題材とする話が多い。「誕生日」「結婚式」「再会」「新たな仕事」…。

「曲げわっぱ」の弁当箱は本ぶろぐのブックマークにある「旅 籠 庭」さんにもちょいちょい登場。
憧れますが、絶対に事故起こすから手を出さないでいます…。シロさんなら大丈夫でしょ。

誤発注あるある…orz(3個でいいのに3ケース来た時の衝撃とかもうトラウマもので…)。

往復5キロのお散歩…速さによるよね。シロさんってばどうしてこうストイックなんだろう…(。ソ、)

全然、無責任な立場だけど…シロさんの苦悩は何故か理解できるなぁ…いつぞやのケンジも店長になった時、似たように悩んでたし…。
つかケンジ、いい顔してるなぁww

ジルベールからの電話がまた余計な?火種に…。
この話の根底に流れる問題についてはどこかでシロさんが本職の方で関わってたよね(ヨシくん&テツさんのエピ)。

シロさんの誕生日で始まった19巻は、ケンジの誕生日で幕を下ろすのでありました。



「満足度:◎」
◎:オススメ
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シリーズ「読了」

2025年02月03日 15時08分21秒 | 読書
「のの美捜査中!(1)」
著者:重野なおき

 著者まとめページっ資料室(仮):「重野なおき」へGO!

なんかどっかで見たなこの設定…とか思ったら似鳥鶏の「戦力外捜査官」だ。

この「群像劇+個々の特殊なキャラクター」を活かすっていうのは著者の得意技の一つで…リンク先にもいくつかある。また「警察(警官)」って舞台はまあありきたりではあるけど著者はちょっと捻ったシチュエーションを活かすのも上手い。

ギャグ一辺倒で攻めるかと思いきや、意外と本格的な推理ネタやマンガならではのトリック(29ページとか65ページとか)も挟んであり、そっちから見てもわりと面白い。

43ぺージ。あるあるの古典ネタをこうアレンジするかww

たまーに「真っ当な?刑事モノ」も混ぜ込んだり(警察のマンガなのに…)、色んな方面にハイレベルな著者らしい一冊。

蛇足…33ページのオマケまんがワロス

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年02月01日 20時52分02秒 | 読書
「ワカコ酒(20)」
著者:新久千映

 著者まとめページっ資料室(仮):「新久千映」

458夜「タコガーリック炒め」
 ニンニクは好きなんだけど(特に中華)、◯◯のガーリック△△とかってあんまり食べない。たまにこういうのは喰ってみたい気がする(←それあなたの感想ですよね?)。

461夜「炎のカマンベール」
 チーズって言うと例の「軽トラのタイヤ」みたいなアレ(「ラクレットチーズ」な)。一回だけアレの真ん中で完成させたパスタって喰った事ある(聞いてない)。
 作中の「カマンベールチーズ」をブランデーで丸焼きにするって字面だけで「来る」じゃない

 「濃いめで?」「濃いめで」…悪い顔してるな二人ともw

463夜「ギザミの酢漬け」
 いやいやコレ「つきだし」じゃなくて完全に一品じゃん(作中でもそう言われてる)。…ゼイタクな(涎

469夜「ロマーナピザ」
 なんかレベチな「角打ち」だなおい。実家の近くにもあるんだけど、飲んべじゃないから何か敷居が高くてね…ベテラン飲んべと一緒でないと入りにくいわ。
 もうちょい若い頃は平気で凸してたんだけどね。

SP.「自宅酒6」
 ひたすら「スペアリブ」を煮込むw…こう、有り物で作るってのもまた料理の醍醐味。

SP.2「姉妹飲み」
 「きょうだい」で◯◯するってのは結構、憧れるなぁ。独特の距離感で解り合ってるような言うほどでもないような…。
 遠慮なく言い合える仲、は大切な存在だよね。




蛇足…あとがきマンガで「アマビエさん」に触れてたので思い出したわ…あの、閉塞感一杯だった一時期を…。


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
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×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年01月30日 21時19分52秒 | 読書
「クプルムの花嫁(5)」
著者:namo

第三十一話…
 この子ら「婚約」した瞬間から距離ゼロ化したよな(裏山
 以前チラッと用具が出てた気がするが、そう(燻製)来たか。もはや新潟なら何でもありそうな勢いだな。

第三十二話…
 彫金だよ彫金。当然世代的には代替わりの話も出るだろうが…ことここに及んでさえ上から信頼されてるしいなの凄さよ…。
 まぁしいなの本領はこの巻の後半と6巻で開花するんで、間違ってないどころか最善手だとは思うが。

第三十三話…
 表紙の元ネタがこの話か。修、君って奴は…(裏山
 やっぱこのマンガの最大のポイントは…職人(だけじゃないが)が技術力の割に若すぎる、ってとこ。

第三十四話…
 でまたもや問いかけをしてくる美登さんもしかり。若いのにクセモノってのが多すぎるんよ(いや、実際そうなのかも知れんが)。
 98ページ…

リア充大爆発しろ("゚д゚)、ペッ


第三十六話…
 144ぺージの見開き…この信頼感よ。
 からの148ページ…修、君って奴は…(裏山←

第三十七話…
 燕市産業資料館、行きてぇ…。この空気感に浸りてぇ…。


過去作っ
 「クプルムの花嫁(4)」
 「クプルムの花嫁(3)」
 「クプルムの花嫁(2)」
 「クプルムの花嫁(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年01月30日 01時07分32秒 | 読書
「疲れた人に夜食を届ける出前店」
著者:中山有香里

ほっこりしたファンタジーの漫画を1ページに納めて、次のページにレシピ(レシピは単行本描き下ろし)。
ご飯自体はそう特別なモノでなく、ごくシンプルでかつ皆が「コレ美味しいよね~」というメニューばかり(涎)。

表紙と第1話に登場するのが「おにぎり」「ウインナー」「卵焼き」。
まさに「こういうのでいいんだよこういうので」の代表的な夜食(朝食)でまとめサイトなどで延々と使い回される超絶定番メニュー。



それだけ普遍的に、皆に愛されるメニューなんですよね。

これはもう安定のほっこりファンタジー、かと思いきや…。

あれは卑怯やで(泣)…あんなところで泣かせに来るとは思わんやろ…。

一番最初から、疲れた皆に出前を届けていたクマさん…途中からミイラ取りがミイラ(←表現w)みたいになって…でバイトが入ったり、新人が頑張ったりゴリラ、ネコ、魔王(笑)とかサケ(鮭)とか部長とかwで皆にご飯を届け続けて…。

そしてクマさんにも…。
大きくグルっと回って「情けは人のためならず」的な…。スゴいなこの漫画。

疲れたアナタに、辛かった一日に。
何もなかった今日に、後悔だらけの日々に。

そっと届くのは「幸せのご飯」。

続編が出てます。フワッと面白くて実にいい漫画なので続いて読みたいと思います。

蛇足…そこここにシュールな笑いが紛れててコレがまた良いスパイスでwww

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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シリーズ「読了」

2025年01月27日 21時01分18秒 | 読書
「派遣戦士山田のり子(4)」
著者:たかの宗美

 著者まとめページっ資料室(仮):たかの宗美

8ページ…珍しく狼狽する派遣戦士ww

9ページ…「ケサランパサラン」wwwwwなっつww

32ページ…あったあったその設定w

49ページ…だから給料何に使ってるのか、と(派遣戦士としては超高級取りでしょアンタ)w

58ページ…コレはわりと致命傷。どうやってリカバーしたんだろう…?

73ページ…「ロケットパンチ」ワロタ…で、ホンモノ(生身)の手はどこに?

87ページ…「新五千円札」の時事ネタだが、コレ「樋口一葉」の方。雑誌掲載は2004~2005年、「一葉」の五千円札の発行は2004年11月。
     懐かしい本を読み返す時あるある(ついでに92ページも「新五千円札」ネタ)。

99ページ…「貸金庫」ネタ。…今となっては、なネタだがこういう「ニュースで悪い方に話題になる」のも時事ネタあるあるw

オマケは仲居さん編。
ちなみに仲居さん編、8巻で終了する。
 っシリーズ「読了」:「派遣戦士山田のり子(8)」

安定のマンネリズム。

「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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シリーズ「読了」

2025年01月27日 02時00分34秒 | 読書
「新米姉妹のふたりごはん(9)」
著者:柊ゆたか

あやりに対する「サプライズ」を帯でネタバレするとかww
コレは単行本派へのイヤ◯らせかww

この巻辺りからサチの「写真」スキルがグイグイと前に出て来る(パパンがプロだし)。

「ハンバーガー」
 …と言えばマクド(関東ではマック)には「ドカ食い気絶部」ってのが有ってだな←恒例超絶激マニアックネタ。
  チートデイとか意志が強くないと毎日がチートデイになっちゃうもんなぁ…。
  33ページではサチの(カメラ以外の)最強スキルがチラリと。

「サンマの塩焼き」
 …52ページ「イルカ」クソワロタ だよねぇw確かにソレ分かるけどww(読めば解る)
  で、この話から「サプライズ」が始まる(帯でバレてるけど←)。

「豚汁」
 …78ページww「鈍器」ww

「シュトーレン」
 …99ページ、コレは作り手冥利に尽きるわ。「分かってくれる」って嬉しいよね。
  100ページ。そう、あやりも成長してるんだよ。

「ポットパイ」
「ロブスター」
 …「新米姉妹」なりの悩み事が細かい表現で描かれている。似て非なる形で経験した人も多かろう。
  サチのキャラクターとは似ても似つかないが、だからこそ、な心象風景でもある。

食後のひと品
「あの日のすき焼き」
 …「前日譚」的なスピンオフ。あやりがこの頃から迷っていた事が繊細な描写で示される。これまた誰しもが経験する瞬間である。

おまけマンガ
 …アレルギー怖い。怖すぎる…(読めば解る)。


過去作っ
 「新米姉妹のふたりごはん(8)」
 「新米姉妹のふたりごはん(7)」
 「新米姉妹のふたりごはん(6)」
 「新米姉妹のふたりごはん(5)」
 「新米姉妹のふたりごはん(4)」
 「新米姉妹のふたりごはん(3)」
 「新米姉妹のふたりごはん(2)」
 「新米姉妹のふたりごはん(1)」



「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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