こんな映画を見て来ましたっANOTHER

鑑賞作品:「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」(2D・字幕版)

(ネタバレ防止フィルター稼働中)

原題:「MR.HOLMES」

(切り口と画像が違うレビューは「こちら」をHOLMES!)

年老いたホームズ、というネタ自体は小説でもはるか昔から何度となく試みられてはいる。
…が、映像でキッチリしたモノというのは(有ったのかも知れんが)本作が初見かな。
(BBC版のジェレミー・ブレットも中の人は相当弱ってたらしいけど、イメージ的にはまだまだ現役感あふれていた。)

本作ではイアン・マッケラン(「X-MEN」シリーズ)が凄まじい「老い」を見せる(鬼気迫る、という感じ)。
そのサー・イアンとタイマンで芝居できる真田広之(「ウルヴァリン:SAMURAI」)スゲー。

動かぬ身体を引きずって自身の心残りである最後の謎を解きに走るホームズ…。

みっともなくもあり、格好良くもあり、憧れであり、理想である。

様々な「シャーロック・ホームズ」の姿を見てきたが、最晩年は多分こんな感じじゃないかな?…と妙な感じで納得できるほど見事なキャラクター造形であった。

「観賞評価:☆☆☆☆△」

蛇足…個人的にはこの心境…っシリーズ「読了」:「シャーロック・ホームズ最後の解決」