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「街の灯」

2007年01月01日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★★:何度でも見てみたい!]
 古いが故に埋もれている可能性のある★5映画をぽつぽつ紹介したい。

 最初の1本は、チャップリンの「街の灯」 である。この作品は、1931年に製作された白黒・サイレント映画なのだが、これを越える映画にはなかなか巡り会えない。技術は年とともに陳腐化してしま うが、人の心は変わることがない。チャップリンの映画が嫌いだという人もいるが、これは初期のドタバタものが頭に浮かぶからではないだろうか。しかし、 チャップリンの作品は、「サーカス」「街の灯」「モダン・タイムス」あたりから作風が変わり、俄然、芸術性が高まっていくのだ。
 見所はラストシーンである。チャーリーが自らはどん底の境遇にあるにもかかわらず、ただただ盲目の娘の幸せを純粋に喜ぶ目の表情。そのあまりの優しさに泣かされるのである。ぜひ見ていただきたい映画である。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:チャールズ・チャップリン
出演者:チャールズ・チャップリン、ヴァージニア・チェリル、フローレンス・リー、ハリー・マイアーズ、ハンク・マン
Story:
チャップリン作品の中でもっともロマンチックな作風と評価を受けるドラマ。ひとりの放浪者と盲目の花売りの少女との心暖まる交流を綴る。(街の灯)



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