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「私の頭の中の消しゴム」

2006年12月26日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
 2004年の韓国映画で、日本のテレビドラマ「Pure Soul ~君が僕を忘れても~」(主演:永作博美、緒形直人)が原作になっている。ドラマの方はDVD4枚組にもなるのと女優の台詞が単調でいまいちの感じがして、こちらの韓国映画の方が雰囲気がよい。
 主演のソン・イェジンは、若いが「夏の香り」「ラブストーリー」「永遠の片想い」「四月の雪」など既に日本でもお馴染みで、可憐で落ち着いた雰囲気のある女優さんである。この映画もつい先日テレビで放送されたがソン・イェジンの吹き替えの声がオリジナルとイメージが違っていたのが残念だった。
 さて、若年性アルツハイマーがテーマになっているが、この病気は大部分が遺伝によるという。1/2の確率で親から遺伝する病気である。しかし、老年になれば我々もアルツハイマー型老年痴呆を発症する可能性はあり、これらと無縁とは言えない。
 記憶は自分の存在と不可分のものであると信じているし、それが失われるというのは悲しく耐えられない。しかし、本人は最後には忘れたことにも気が付かなくなるのである。そして後に残されたパートナーはそれをどう整理すればよいのだろう。
 なお、同様に若年性アルツハイマーをテーマにした映画には渡部謙主演の「明日の記憶」があり、別途紹介したい。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:イ・ジェハン
出演者:チョン・ウソン、ソン・イェジン、ペク・チョンハク、パク・サンギュ
Story:
『武士-MUSA-』のチョン・ウソンと『四月の雪』のソン・イェジンが共演した珠玉のラブストーリー。次第に記憶を失う“若年性アルツハイマー”に冒された女性と、そんな彼女を献身的な愛で支える夫の姿を綴る。(私の頭の中の消しゴム)


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