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ソーシャル・ネットワーキング・サービス

2011年02月19日 | インターネット
 「facebook(フェイスブック)」が、先頃のチュニジアでの革命やエジプト騒乱に影響を及ぼしたという。
 ブログ以降の新しい (^^; ツールにはそれほど興味を持っていなかったが、調べてみるとなかなか面白く、インターネットの進化を感じる。

 インターネットが普及し始めて、まだ15年ほどだと思う。
 当初は情報の発信手段として「ホームページ」がその役割を担っていた。個人のホームページも多数作られたが、今はそれらのほとんどが朽ち果てているのではないかと思う。それは(1)ホームページの作成にはかなりのエネルギーが必要で、更新されなければ一度読んだ文庫本と同じで再度訪れようとは思わない。エネルギッシュに書き込み続けたとしても、全体に占める古いコンテンツの割合はどんどん大きくなっていくので、古いコンテンツのメンテナンスは困難。(2)また、ホームページは、情報の発信手段であってコミュニケーションの仕組みがなく、相変わらずメールに頼ったため、情報が双方向に流れず、「情報の発信者」と「情報の閲覧者」に分極してしまったのが終焉の最大の原因だろう。

 その後、多くは「ブログ」に移行した。サイトの枠組みまで既に作られており、携帯でも気軽に画像を含め投稿できるのが魅力である。しかし、ホームページの欠点の1つは改善されたものの、相変わらずコミュニケーションの仕組みは、コメントとトラックバックと貧弱なままだ(トラックバックにいたっては使い方も知らなかったりする)。

 で、最近、注目しているのは、「Facebook(フェイスブック)」だ。
 ソーシャル・ネットワーキング・サービスの1つで、ブログと同じ使い方もできるが、「社会的ネットワークの構築」という設計思想があり、自分と同じ興味、課題、経歴等を人を発見し、コミュニケートする機能が根幹となっている。また、実名登録、顔写真の掲載が原則で(厳密さの問題はあるが)、類似する先行サービスの「mixi」や「GREE」よりも、バーチャルからリアルによりシフトしたシステムになっている。

 ***高校の卒業生、****が好きな人、***に勤めている人、***に住んでいる人等を検索し、メッセージ交換・情報の共有を行い、友達の友達、友達の友達の友達・・・とリアルなネットワークを広げていくことになる。「六次の隔たり」という仮説があるそうで、人を介して6人目でほとんどの人に到達できるという。なつかしい昔の知り合いにバッタリということもあるかも。趣味だけでなく、ビジネス分野での交流にも役立ちそうである。既に利用しているブログを、更新の際に自動的に facebook に取り込むという機能もあり便利である。後発なので、どの程度ユーザーを得るかが鍵になりそうだ。

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