てくてく浜離宮恩賜庭園３

園内には、鷹狩り場が２つある。
鷹狩りにも準備が必要で、まずアヒルを飼いならしておくとのこと。木を鳴らすとアヒルは餌がもらえると細い水路に入る。それにつられて水鳥たちも水路に入り、そこで各自、網をかかげ飛び立つ水鳥を捕まえる。高く逃げた水鳥は鷹が捕まえる。これは、あそこは危険だと鳥仲間に伝わらないようにとのこと。水鳥の監視の設備もこっていて。当然、将軍の鷹狩りなので失敗は許されないのだなと(^^;

てくてく浜離宮恩賜庭園２

ここは池だが、将軍が来るときは、海側に舟をつけるところがある。全体的に明るいのは気持ちがいい。

てくてく浜離宮恩賜庭園

浜松町と新橋の近くにある浜離宮恩賜庭園。
ここは、将軍家の鷹狩場で、歴代将軍が造園・改修したまさに将軍家の庭園。当然、老中の庭園より大きく、全部を歩くには気合が必要。地図がないと迷うほど。
池周辺はやっぱり松が多くなっている。こういった権力を誇示する庭園よりは、もう少し小さく変化が多い庭園の方が好き。

てくてく旧芝離宮恩賜庭園５

歩くところは、石が置かれたり渡されたりしている。わざわざ集めたのだな。

てくてく旧芝離宮恩賜庭園４

ところどころに山が造られていて、少し小高いところからの眺めを楽しむことができる。将軍家綱を招いたりしたのだろうなと。将軍綱吉から柳沢吉保がもらった六義園もこんな感じだ。ただ、もう少し小さくて変化も紅葉も多い、小石川後楽園や旧古河庭園の方が好き。

てくてく旧芝離宮恩賜庭園３

池の周りを歩いているとコイが寄ってくるが、カメもいるのか。

てくてく旧芝離宮恩賜庭園 ２

ただ、すぐ側に高層ビルが建っていて、陽の光が遮られ、歩いていて肌寒いのが残念。
冬でも緑を残すためか、松が多く植えられている。このため紅葉はそれほど多くない。