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「わたしはマララ」

2014年10月11日 | 書籍レビュー

[感想:★★★☆−:見所あり]
「わたしはマララ」 (マララ・ユスフザイ)
 実家に1冊送った。自分用は、Kindle版。普通はベストセラーものは読まないのだけれど、Kindle版は気軽にすぐにDLできる。全体はけっこうな量で、冷静に書き綴られている。国連本部でのスピーチも収録されている。

 この書の内容の中心ではないのだけれど、プロローグのあたりを少し書いておく。
「「どの子がマララだ?」男が厳しい声でいった。みんなは黙っていたけれど、何人かの目がわたしをみつめた。それに、顔をかくしていないのはわたしだけだった。男は黒いピストルを構えた。あとでわかったけど、コルト45だったらしい。何人かが悲鳴をあげた。モニバがいうには、わたしはモニバの手をぎゅっと握った。友だちの話によると、男は続けざまに三発撃った。一発目はわたしの左目のわきから首を通って、左肩のあたりで止まった。わたしはモニバのほうに倒れた。左の耳から血が流れた。残りの二発はそばにいた仲間を襲った。・・(中略)・・どの子がマララかって? マララはわたし。そしてこれがわたしの物語。」