SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

ぼく

2005-06-24 08:43:45 | 
ぼくは、ぼくじゃなくなることによってぼくになる

ぼくはあなたになることでぼくになる

ぼくはだれかになることでいっそう、ぼくになる

そんなことをおもった、そんなあさ、そんなぼく


ぼんやり

2005-06-24 08:32:45 | 
「POKKA POKKA」 

         佐藤伸治

心の揺れを静めるために静かな顔をするんだ
真赤な眼で空を見上げて静かな顔をするんだ

眠ってる人を思い出すんだ
眠っている人はみんな好きだから
眠っている人を思い出すんだ
眠っている人が一番好きだから

ポッカリあいた心の穴を少しずつ埋めてゆくんだ
ぼんやりきまった空に君を大きく思い描いて

ぼんやりしていればいいことありそうな
気もするし気もしないしわからないけど
さみしい時に泣ければいい
だれかにだけやさしけりゃいい
明日に頼らず暮らせればいい
だれかにだけしか見せない
そんな笑顔があればいいのさ



なんてフラットな視線なんだろう。
彼の詩は、すっと入って来る。
それでいて、誰も書き得ないようなことを普通に歌う。

眠っている人は、やがて目を醒ます。

おはよう、おはよう。
大きな声で、ごあいさつ。