駅で、待っている。
駅には、何が来るのかしら。
あなた、ご存知?
始発も終電もない、
来るときに来て、来ないときは、来ない
ヒグラシが鳴いている。
きっと、もうすぐ、トカトントンが鳴り始めるんだ。
耳をふさいだって、ダメ。
それは、音ではないんですもの。
駅には、誰もいなくて、改札もないし、ホームもない。
駅長だと言い張る男は、夏に別の駅へ旅に出た。
僕は、待っている。
9472644
暗証番号を唱えても、来ないものは、来ない。
メロンを投げると、ホッとする。
そこには、小さい象がいっぱい集まってきて、
みんな運び出そうと必死に汗を流すんだ。
掛け声は、
「みみずくビールは世界一!いのししカレーはナフタリン」
隣のベンチでは、誰でもない人が、誰にも言っていない言葉で寝言を言っている。
トイレは8つあって、そのうち6つは使用中だった。
どちらにしますか?
どちらにしますか?
どちらでもない方を選んだら、なめこが出てきて「こんにちは」
その時、駅には、縄梯子がスルスルと降りてきて、
そのまま放置
犬の流し目は、猫をいたずらに怒らせるだけだったし、
ケモノミチはもう、捜し当てることはできない。
裏に廻ってなにか来ていないか確かめたが、
古墳があるだけで、それももう、盗掘されたあとで、
紙切れ一枚だけ残されていた。
「雲雀の嘘は見抜けない」
なにかの予告だろう。
突然、鈴がリンリンとなったから、何か来たのかと思って目をこらしたが、
見えるものと言えば、たぬきの釣り竿だけだった。
南無三、ここまで・・・。
駅には、何が来るのかしら。
あなた、ご存知?
始発も終電もない、
来るときに来て、来ないときは、来ない
ヒグラシが鳴いている。
きっと、もうすぐ、トカトントンが鳴り始めるんだ。
耳をふさいだって、ダメ。
それは、音ではないんですもの。
駅には、誰もいなくて、改札もないし、ホームもない。
駅長だと言い張る男は、夏に別の駅へ旅に出た。
僕は、待っている。
9472644
暗証番号を唱えても、来ないものは、来ない。
メロンを投げると、ホッとする。
そこには、小さい象がいっぱい集まってきて、
みんな運び出そうと必死に汗を流すんだ。
掛け声は、
「みみずくビールは世界一!いのししカレーはナフタリン」
隣のベンチでは、誰でもない人が、誰にも言っていない言葉で寝言を言っている。
トイレは8つあって、そのうち6つは使用中だった。
どちらにしますか?
どちらにしますか?
どちらでもない方を選んだら、なめこが出てきて「こんにちは」
その時、駅には、縄梯子がスルスルと降りてきて、
そのまま放置
犬の流し目は、猫をいたずらに怒らせるだけだったし、
ケモノミチはもう、捜し当てることはできない。
裏に廻ってなにか来ていないか確かめたが、
古墳があるだけで、それももう、盗掘されたあとで、
紙切れ一枚だけ残されていた。
「雲雀の嘘は見抜けない」
なにかの予告だろう。
突然、鈴がリンリンとなったから、何か来たのかと思って目をこらしたが、
見えるものと言えば、たぬきの釣り竿だけだった。
南無三、ここまで・・・。