小沢最後の8cmシングル。
もうシングル盤って作ってないんですよね。
昔はこんなのがあったんだよ、ってな話になるのかなぁ。
この曲も、もう5年前のことになるのだ。
薄紅色に晴れた町色
涙がこぼれるのは何故と
子供のように甘えたいのだ
静かなタンゴのように
この曲を最後に小沢は沈黙に入る。
小沢はどこにいるのか?
小沢はどこへ行くのか?
みんな小沢を待っている。
彼もそれを知っている。
僕らはただ、小沢の生んだ言葉と音をゆっくり撫でる。
そして毎日はつづいてく 丘を越え僕たちは歩く
美しい星におとずれた夕暮れ時の瞬間
せつなくてせつなくて胸が痛むほど
じっと待ってる。
静かに待ってる。
きっとまた逢えると信じて。