Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

茅ヶ岳(1,704m) 3-30-2023

2023-03-30 21:07:00 | 日記
今日は、奥秩父と八ヶ岳を含む山塊の南東の端に位置する茅ヶ岳だ。深田久弥さん終焉の地としても有名だが、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の中間点に位置し、その展望が素晴らしい。

今日も快晴の予報だ。昨日の不調もすでに無く、元気に深田記念公園をスタート。最初は赤松の林を抜ける。

標高も1,704mと低く、また南向きの登山ルートなので、雪は無いとは思うものの、念のためチェーンスパイクは持って行く。

ブナや白樺の林は去年の落葉で絨毯の上を歩くようで気持ちよいです!

山頂から100mほど下に、深田久弥さんの慰霊碑。ここで亡くなったそうだ。百名山を云々する者は、すべからくこの山に登るべし。
しかし、なぜこの山は100名山に入らなかったのか?茅ヶ岳は奥秩父からはせり出し、金ケ岳と独立峰を形成している、とても美しい形の山だ。かつ、甲府や韮崎、清里からその姿がよく見える地元に愛される山でもある。慰霊碑の前で、深田久弥さんに聞いてみたが、勿論こたえは無かった。


晴天予報の割には山頂はガスに巻かれて視界無し。今日は長期戦覚悟できたので、まずはお隣の金ケ岳に向かう。

茅ヶ岳山頂には3次元マップ。位置関係がよく分かります。茶色が茅ヶ岳で、右の白い山が富士山、下のシワが南アルプス、左手が八ヶ岳、上が奥秩父から奥多摩だ。

金ケ岳は茅ヶ岳よりも若干標高が高く(1,764m)、100m↓170m↑のアルバイト。向こうも時折りガスがかかり、展望は無いかもしれない。

金ケ岳に向う途中、鞍部で一瞬南アルプスの間ノ岳と北岳が姿を見せてくれた。

さらに甲斐駒ヶ岳も!やはり、暖かくなる昼前にはガスが晴れそうだ。

金ケ岳南峰。狭く見通しの悪い山頂だ。でも、ここは金ケ岳山頂では無い(少し先)事に気づかず引き返してしまった!

茅ヶ岳は相変わらずガスが巻いたり晴れたり。

帰りの鞍部では北東の奥秩父が晴れてきた!昨日登った金峰山と左手に瑞牆山、右手に大弛峠と国師ヶ岳。

茅ヶ岳山頂に戻ると少しずつ、見えてきた!南アルプス核心部。左から塩見岳、間ノ岳、北岳、鳳凰山、仙丈ヶ岳に甲斐駒ヶ岳。なんとも贅沢な眺めだ。

南アルプスは甲府盆地をはさみ、目と鼻の先にある。

南には富士山。同じ山梨県の山。

最後に姿を見せてくれたのがお隣の八ヶ岳。編笠(?)、赤岳から硫黄岳までクッキリ。

カップラーメン食べて、おにぎり食べて、滅多に持ってこないコーヒー淹れて、おやつのクッキーまで食べて今日の目的を達成。最初に茅ヶ岳山頂到着から3時間、最後に富士山に挨拶して下山した。

帰りは山頂にいらしたベテランご夫妻に勧められた尾根筋のコースを下った。確かに歩きやすく、南アルプスを眺めながら降れるよいコースでした。

今日の温泉は甲斐市の百楽泉にお世話になりました。百歳まで楽しく温泉に入ろう!今日の茅ヶ岳を正面に見ながら入るお湯は極楽極楽。これなら百歳まで行けそうです。
さて、茅ヶ岳は何故百名山ではないのか?やはり、名だたる名峰に囲まれて、少し見劣りするのかもしれません。違う地方であれば、十分資格有りではないでしょうか。北アルプスの雲の平で北アルプスの名峰を眺めるように、茅ヶ岳も南アルプス、八ヶ岳、富士山、秩父を眺める場所としては最高です。ここで奥秩父から登る初日の出と、富士山、八ヶ岳と南アルプスのモルゲンロートが見れたら最高でしょう!


百楽泉から見た茅ヶ岳(右)と金ケ岳


下手なビデオ↓

おまけ:

茅ヶ岳の位置関係。西に南アルプス、北に八ヶ岳、東に秩父、南に富士山です!






金峰山(2,577m) 68/100

2023-03-30 16:07:00 | 日記
中央高速で山梨にはいり、双葉を過ぎるあたりから右に八ヶ岳、左に南アルプスがで迎えてくれる。僕の大好きな瞬間だ。電車だって同じだ。でも特急あずさの座席選びは(右か左かで)悩ましい。これが関東に向かう登り、だと富士山が正面に見えてもう、最高。



これは明日登る茅ヶ岳。よく目につく。

圏央道が出来たおかげで、3時間かかるとはいえ、このエリアはとても近くなった。今日からの天気に合わせ金峰山、茅ヶ岳、乾徳山を回ることとした。


駐車場には車3台

下界は17-8度と初夏の陽気。山の上もすっかり春、といえば雪が溶けて登りにくいのだ。標高2,500mを超える山なので、登山口から山頂部の状況が前日の気温、登る時間、その日の天気、登山道の向きで大きく異なる。(あったりまえですね!)今日の状況。昨日は気温低下で山は雪、今日の気温は山頂昼ごろで2度くらいで風速は2-3m、登山道は西斜面。


スタート時、雲は低く、昨日の低温で霧氷

7時スタートなので、チェーンスパイクと12本爪のアイゼンを準備(重いです)。登山口の瑞牆山荘付近は標高1,500mくらいで雪は無し。瑞牆山との分岐となる富士見山荘を過ぎてしばらく登ると雪が現れた。昨日の冷え込みのおかげで締まっていて、踏み抜きもなく、チェーンスパイクでサクサク登れラッキー。


久しぶりにチェンスパ登場


昨日まではザクザクのズボズボ


この辺りの山は、瑞牆山もそうだがこんな巨岩の露出が多い

針葉樹と白樺の森を歩いている時はガスがかかり視界は不良だったが、大日岩と呼ばれる巨岩を過ぎて尾根に出るとこの青空。


ここから尾根伝いの絶景が始まる

この日を選んで来た甲斐があった。初めて見る金峰山の山頂付近は切り立った迫力の岩稜だ。素晴らしい!

奥秩父の山並み


こんな岩稜を進みます
山頂までは結構ハード

こんな岩がゴロゴロ
山頂までの尾根。カッコ良いです!


もう、標識が出ています
山頂にあります。勿論、くぐります。



山頂に鎮座する五丈石。山の神として祀られている。この石(岩)は、昨年登った両神山からも目視できた。

結局、チェーンスパイクで山頂まで難なく登れ一安心。山頂からは南アルプスや八ヶ岳、秩父の山々の絶景、は残念ながら見られず、明日のお楽しみ(?)。


手前から朝日岳、大弛峠のコルの先が国師ヶ岳

それでも、東尾根から朝日岳、大弛峠、国師ヶ岳の姿はクリア。できれば、その先の甲武信ヶ岳まで見えると最高だったのだが、これが山ですね。明日は茅ヶ岳に登る予定。茅ヶ岳は八ヶ岳、南アルプス、奥秩父のちょうど真ん中に位置する最高のロケーションです。明日の山頂が楽しみだ。


パノラマというだけあって、八ヶ岳、南アルプスが見える

今朝は、どうも体調が悪く、喉が痛み風邪模様。山頂では頭がクラクラして無事降りられるか心配な程だった。これまでは登れば治ったのだが、今回はダメか!しかし、ふらふら暖かい里まで戻るとあらびっくり、治っちゃいました。下山後は日帰り温泉に。今日は少し遠いが八ヶ岳山麓の展望風呂まで足を伸ばした。目の前が南アルプスで最高の温泉。



そこに行く途中、レタスでお馴染みの川上村の峠から、今日の金峰山が見えた。里からはなかなか見ることのできない山なので思わず写真に納めました!

いつもの下手なビデオ↓