Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

青薙山~南アルプス

2013-05-26 21:35:05 | 日記

5月26日は、南アルプスの青薙山(あおなぎやま:標高2,406m)です。

神奈川の丹沢に次いで近い山域が、あの南アルプスということで、雪がそろそろ消えかけた南アルプスにお邪魔することに。これまで一度も入ったことのない山域です。まずは、家から最も近いはずの、南アルプス南部、それも、日帰りでピストンの出来そうな場所で探すと、この青薙山が候補となりました。それでも、丹沢に比べると2時間は余計に時間がかかるため、車中前泊に。道具を詰めて一路南アルプスへ向かいます。新東名の新静岡で降りて県道27号を井川に向かいます。買い物はコンビニで、なのですが、行けども行けどもありません。道はどんどん山の中へ。今日車を止める予定の畑薙第一ダムのゲートまでは、まだ60kmはあります。よもやと思い、Uターン。高速出口のコンビニで明日の行動食を買いましたが、結局、ここが最後のコンビニでした。

「事前のチェックは大事!」

今回の山行の全てが、これに当てはまりました。南アルプスなんだから、という思い込みは全く駄目でした。こんな奥深い場所に行くとは夢にも思いませんでした。高速出てから、ほぼ林道と言ってよい県道を走ること3時間、狸の親子と日本カモシカにお目にかかります。やっと目的地に着いたと思ったら、「がけ崩れのため通行止め」だと。あと一キロだよ!夜なかで誰もいないので、歩いてチェックの上、特別に通してもらうことに。

26日朝5時。今回は林道を4km歩くことになっていたので、MBならぬママチャリに乗っていざ出発。@沼平。

今日の苦労は、朝から始まります。ママチャリ快調で、登山口見過ごす。ありえない河を越える橋までついて間違いに気づく。Uターン。林道は崩落斜面のがれきでいっぱい。いつ上から降ってくるかわかりません。メットは必携。登山口は、小さくて、字も読めず、目立ちません。のっけから不安になりますね~。

05:40登山口スタート。いきなり道迷い。最初のガレ場で道を見失う。おいおい、今日は帰った方がいいんじゃない?結局、最後まで誰とも会わない登山は今日が初めてでした。シーズン前とはいえ、気候的には十分な今日でも、誰もいない。いや~な雰囲気で始まりましたが、ぐんぐん高度を上げれば南アルプスの主峰が見えてきます。

聖岳や赤石岳が、山頂に雪を残して見えます。今日の青薙山は、主峰に対して東側に位置する支脈です。天気も上々、気持よい!

07:40池ノ平。標高1,700mにあるこのルート唯一のテン場。林の中に湧水があって、ここで滝から始まって沢になり、大井川に流れ込みます。林の中のオアシスという感じ。ここからは、ダケカンバとカラマツの林を抜けて、「赤崩の頭」(あかくずれのかしら)へ。道に迷いながらたどり着いたのは、大崩落部。とても上からみれるものじゃありません。下に見えるのは、大井川の源流、というか、ダムの上流部。登山道のすぐ横まで崩落部が迫っています。そのうち、この路は無くなるんだ・・

10:00山頂。山頂付近はまだ腐れ雪が残っていて歩きにくければ、方向も分かりにくく、四苦八苦。雪解け以降、山頂を踏んだのは自分だけ?というくらい踏み跡がない。天気は良いが山頂は林の中で、眺望は良くない。一部北東方向が見えて、赤石岳の雄姿が。

10:45山頂発。ここからが、はじまり、とは誰が予想したことやら。この時点でも人っ子一人に合わず、だんだん心細くなってきました。下り始めていきなりコースアウト。この山は、広葉樹林が頂上まで覆っている割には、足場が悪くかつ、急峻で一歩道を外すと崖に迷い込みます。ぼろぼろの赤いテープを必死に探し、踏み跡を眼を皿にして歩くのですが、何度も何度も道から外れるとたまりませんね。おもわず明日の予定を考えてしましました。ルートファインディングの力と、コンパスは最低必要と知る。ほうほうの態で、登山口までたどり着いたのは、予定時間を大幅に過ぎた14:00でした。きょうのアルバイトは超きつっ!

<今日の反省>

・場所は入念に下調べすべし。よもや、ほとんど人が入らないような場所とは、調べれば分かる

・南アルプス観光道路とはいえ、かなりハードシップの高い道路(林道)。落石、通行止めは日常茶飯事。これも知っておくべきでした。

・コースから外れたら、必ず尾根に戻る。今日は何回戻ったことやら・・

・コンパスは必携!

・日程の組み方もよく調べて。今回は、道路も、山も想定以上に時間がかかったため、最後は東名の大渋滞(30km)にはまる。(涙)

今日は温泉もなし・・・。累積標高差1,670m。お疲れ様でした。