落ち穂拾い-再考

しばらく前の記事に「落ち穂拾い」と題して投稿したものの、もう少し書きたくなったので、「落ち穂拾い-再考」。

落ち穂拾いは、その当時の貧しい人々の生活手段の一つです。
旧約聖書のルツ記に登場するルツは、まだ若くして夫を亡くし、姑ナオミと二人で生活しています。

ルツは、姑と自分の生活の糧を得るために、「落ち穂拾い」に出かけていきます。
一方、神は、彼女のその「落ち穂拾い」を新たな出会いと人生の転機となさいました。
さらに先を読みますと、その後の遠大な展開が綴られています。

神が私たちの人生に立てている計画があります。
ただし、神の恵み、善、誠実、計画、摂理…は、私たち人間の理解や意図に収まるものではありません。
私たちの目線からすると、人生は順調な時ばかりではありません。
苦しみも悲しみもあれば、失望や落胆もあります。

だからこそと言いましょうか… 神に信頼するよう励まし合う、そのような場が必要です。
疲れている者が穏やかに受け入れられ、ゆとりのない人も自分の居場所を見出せる教会。
神による慰めやキリストゆえの希望が満ちる、「落ち穂拾い」的な教会のあり方って、どうでしょう。