マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

小さな一歩一歩の積み重ね

2017-03-04 11:54:41 | 教会の風景
年度末を迎えて、2月には信徒総会で2017年度の予算の決議と役員選挙を終えました。
2年目の歩みも一歩一歩進んでいるところです。
その一歩一歩は小さなものですが、これからも皆さんと祈りつつ、踏み出していきたいです。

さて、礼拝説教(旧約聖書の講解)のあらすじです。
基本的に月に2回のペースで一年半くらいかけて、読んできたヨシュア記を終えました。

2017年2月 ヨシュア記24章
 変化していくこの時代に生きるキリスト者として、どのように主にお仕えしていけば良いだろうか。ヨシュアは、イスラエルの民に向かって、「主を恐れ、誠実と真実をもって主に仕えなさい」(24:14a)と命じた。約束の地に定住する世代に向けて、「誠実と真実」という表現を用いて、主に仕える真心を訴えた。主はイスラエルの民に対して、まず誠実と真実を尽くして、カナンの相続地を与えた。今度は、イスラエルが主に応えてお仕えし、主だけを礼拝していくことを期待されている。ヨシュアが語ったもう一つの表現にも注目したい。「あなたがたの先祖たちが川の向こう、 およびエジプトで仕えた神々を除き去り、 主に仕えなさい。」(24:14b)民の間には依然として偶像崇拝、異教の神理解や祭儀が紛れ込んでいたようだ。主に導かれているにしても、それまでのイスラエルの民の歴史的背景と堕落した人間の罪ゆえのことであろう。ヨシュアは将来を見越して、『主に仕えなさい』と厳粛に命じた。そのうえ、ヨシュア自身は「私と私の家とは主に仕える」(24:15a)と明言し、主のみこころにかなう民の行く道筋を示した。
 牧会やリーダーシップという観点から考えたい。(24:29)「これらのことの後」は、時間の経過と次に起こることの重要さを示し、ヨシュアの死と埋葬の記事が続く。主がヨシュアを用いて約束の地を所有するに至った時代は終わり、新たな時代を迎える。主と民とに忠実に仕えてきた(29)「主のしもべ」ヨシュア。そのヨシュアの埋葬場所は、(30)「彼の相続地の地境」だった。「地境」という語は、この書に多用され、ヨシュアの働きを印象付ける特徴的な語である。ヨシュアは世を去るも、同時代を共に生きた長老たちの存在が、その後の民の信仰の助けとなっていた。(31)「ヨシュアの生きている間、また、ヨシュアのあとまで生き残って、主がイスラエルに行われたすべてのわざを知っていた長老たちの生きている間、主に仕えていた」。牧会者は、各々に託された務めを忠実に果たし、なおかつ、周囲にもその信仰と生き方とを共有していくものでありたい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

講壇の花の彩りにも春の訪れを感じます。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 問題意識 | TOP | 壁を使って »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 教会の風景