マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

苦しい時の・・・

2008-07-29 12:38:28 | 教会の風景
出エジプト記からの礼拝説教が始まりました。


創世記から出エジプト記へ。

イスラエルの一族はエジプトへ移住しました。
やがて、エジプトで一族70名余りから数百万という民族にまで成長しました。
エジプトの王朝が変わり、新しい王は、イスラエル人に脅威を感じたようです。
そこで、イスラエル人は民族としての苦難を経験することになります。
王は過酷な労働を課すことで、イスラエル人の弱体化を図りました。


「・・・しかし苦しめれば苦しめるほど、

この民はますますふえ広がったので、

人々はイスラエル人を恐れた。

それでエジプト人はイスラエル人に過酷な労働を課し、

粘土やれんがの激しい労働や畑のあらゆる労働など、

すべて、彼らに課する過酷な労働で、

彼らの生活を苦しめた。」 (1:12-14)


エジプトの王の目論見は外れました。
そこで、彼はイスラエルの助産婦に命じました。
生まれてくる男子を殺すようにと。

イスラエル人にとっては次から次へと重なる試練の時でした
しかし、このように苦しい試練の時でしたが・・・
助産婦たちは、王よりも神を恐れる方を選び取りました。
生まれてくる男の子が生きられるように配慮したようです
神様は彼女たちの決断を喜ばれました

これで、めでたしめでたしと終われば良いのですが・・・
現実はそのように甘いものではありませんでした
今度は・・・
王の公の命令として「生まれる男子はナイルへ投げ込め」となりました。


私たちは、ある程度の試練を耐えることはできるでしょう。
しかし、度重なる苦しみが続くとき・・・
私たちの信仰と忍耐の真価が問われます。


表面上、何も神様は動いていないかのように見えます。
私たちには無関心のようです。
神様は何をしておられるのだろう
この苦しみのときに、なぜまたこのような苦しい岐路に立たされるのだろう
私たちは、そのような疑問を抱きます。


しかし、この苦しみの中で・・・
神によって指導者/解放者へと立てられる人物モーセが備えられていきます
神様は、常に真実です。
私たちは、ますますこの方に信頼して、救いと折々の助けを期待していくのです。


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