洗足式

今晩は洗足式だった。通常水曜日の夜に集まるが、今週は受難週ということもあり、今日の夜に集まった。

洗足式はヨハネの福音書１３章の記事にちなんでいる。つまり処刑前の夜、イエス様が弟子たちの足を洗ったことに由来する。

讃美歌や聖歌を会衆で歌ったあと、ヨハネの福音書１３章より説教。弟子たちに対する愛をいろいろな形で示されたイエス様。

◆食事をともにしたこと。
◆弟子の足を洗ったこと。
◆ユダに同情を示されたこと。
◆ペテロの将来に期待したこと。
◆告別の説教。
◆後に残る弟子のためのとりなしの祈り。

すべてに弟子たちへの愛が込められていた。しかも弟子たちにしたことは、イエス様の思いの中では後に続く人々も念頭に置いた行為だったとも言える。そう思うとイエス様のなさったことが身近に感じる。確かに文化も時代も異なるけれども。

説教の後は聖餐式。最後の晩餐を思い起こすにふさわしい時。会衆が聖歌を歌う中、役員の男性が聖餐のカップとクラッカーを各自に配る。各々祈ってからクラッカーと葡萄ジュースを口にする。

いよいよ洗足式。会衆全員で讃美歌を歌う中、私が男性の足を洗い、妻が女性の足を洗った。一人一人の祝福を祈りながら、お湯で足を洗った。その隣で教会員同士で足を拭いた。

段取りを従来のやり方から少し変えたので、元々の教会員の方々も少々戸惑っていた。おまけに慣れない新米牧師なので、細かいところでは要領を得ないこともあった。まぁ新鮮味があると言えば聞こえは良いが…。

それでも教会の方々のそつのないチームワークで最後まで支障なく無事終えられた。ホッとした。集会が終わった後も必要なことの確認や雑談でなかなかみんな帰ろうとしなかった。今日もみなさんと楽しく過ごせて良かった。教会として集まる一回一回を大切にしていきたい。