マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

準備を進めています

2019-10-03 23:04:00 | 教会の風景
10月に入りました。
東村山聖書教会は、月末に奥多摩で一日リトリートを予定しています。
その機会の礼拝と交わりのために、準備を進めているところです。

自然に囲まれた環境の中、日常の慌ただしさから離れて、共に静まります。
一年に一度のことですが、互いの親睦を深めてリフレッシュする機会にもなっています。




さて、礼拝説教のあらすじを掲載しておきます。
旧約聖書からの講解説教2回分です。

2019年8月 Ⅰサムエル記6-7章
説教題:『神に対して償いを』
 ペリシテ人たちは、神の箱の扱いをダゴンの祭司と占い師に相談した(6:2)。イスラエルの神がもたらした災いに困り果てた末、彼らが頼ったのは自分たちの宗教や占いだった。真の神から離れている人間の姿を考えさせられる。ペリシテ人にしてみれば、神の箱はイスラエルとの戦いに大勝して手に入れた戦利品の一つだ。それを送り返そうというのだから、屈辱も混じった複雑な心情も考えられる。祭司や占い師らは、出エジプトのエジプト人とファラオを引き合いに出して、「心を硬くする」のを戒めた(6:6)。そればかりか、『神に対して償いを』と助言した。神の箱を元に返すだけでなく、真の神に対する不遜の罪を認めて償うようにということだ。真の神を敬わない罪は重く、その代償は大きい。神への不遜な態度は私たち罪人にとって根深い問題だ。しかし、イエス・キリストが私たちの罪の償いとなってくださったことにより、神は私たちを受け入れてくださる。心を頑なにせず、罪を認め、キリストを信じて、神に感謝しよう。

説教題:『心のすべてをもって主に立ち返る』
 悔い改めについて聖書から考えたい。神の箱がイスラエルの領地内に戻って二十年(7:2)。神の箱は戻ったものの、どうやら先の戦いの勝敗による両国の力関係に変化はなかったようだ。ただし、イスラエルの民の心に顕著な変化が見られた。「イスラエルの全家は主を慕い求めていた」とある。敗戦、神の箱の喪失と回復を経て、民全体が主なる神を切実に求めるようになるまで二十年という月日を要した。一方、サムエルは、『心のすべてをもって主に立ち返る』ようにと民に悔い改めを勧める。具体的には、異国の神々を取り除きなさい、心を主に向けなさい、ただ主に仕えなさい、と教えている(7:3)。これは、それまでのイスラエルの人々の信仰、霊的状態を踏まえて、明確な方向転換を促す指導だ。民はサムエルの指導に従い、サムエルもまた民のために祈ると、主はイスラエルを助けてペリシテ人の攻撃から救われた(7:4-14)。神は心から悔い改める者を蔑まれず、深く憐れんで救ってくださる。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



写真は、日曜の礼拝時、講壇脇に飾られていた生花です。




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