マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

名前で呼ぶ

2007-08-17 01:17:23 | 教会の風景
合宿から帰り、かなり日焼けした顔で「今帰りました」という雰囲気を漂わせながら祈祷会に参加。

いつもどおり賛美と聖書朗読。
そして、「いてくれてありがとう」という本を読んでの感想の分かち合い。
昨日は「名前を呼ぶ」という見出しの章だった。
著者である牧師さんが自分と兄弟の名前にまつわるエピソードを紹介した文章だった。

一通り読んだ後、参加者10名がひとりずつ発言。
みんなそれぞれ自分の名前に対する意識やエピソードを分かち合う。
この話題は意外にもかなり盛り上がって、いっぱい面白い話が出てきた。
「旧姓と名前が役所の記入例で使われるような名前だったので、結婚する相手は「早乙女」とか「伊集院」とかが良かったのですが・・・」という話にはみんな笑った。

聖書では、神様がある人々を名指しで読んだという記録が残っている。
イエス様の話にも、「羊飼いは、羊を名指しで呼んで連れ出す」というたとえがある。
名前で呼ぶという関係は、親しみや身近さを感じさせる。

日本の文化では名字や肩書きで呼ぶことが一般的かもしれない。
私自身もそう。
昔からほとんどの人が名字から来た「あまくん」かな。
牧師になってからは「先生」と呼ばれることもある。
名前で呼ぶのは両親や妹くらい。
良し悪しを論じるつもりはないけれど、家族以外の人から名前で呼ばれることってどんな感じだろう?

祈祷会の最後に「これからみなさんのことを名前で呼ぶようにしていこうと思います」と発言したら、そこからまた反響があり、みなさんの面白い発言が続いた。
ちょっとした冒険心から、どんな反応があるのか試しに言ってみたものの、みんなの反応が予想以上に大きいのにはこちらが戸惑ったりもした。
急に無理に形だけを変えることはしないけれど、自然な形で名前で呼び合うような関係を築いていけたらいいかな~。
もちろん失礼のない範囲でのことだけど。

それとともに、神様は私たちを名前で呼ぶような親しい間柄と見てくれていることを心に留めておきたいと祈祷会を締めくくった。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« KING GRACEの合宿 | TOP | 野川公園 »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 教会の風景