今日のことば・・・さわらぬ髪に立った髪なし

「さわらぬ神にたたりなし」といえば、
関係しなければ、わざわいがおよぶこともないから、
近寄らないのがよろしい、と言う意味ですが、
「さわらぬ髪に立った髪なし」の場合は、
さわろうと手を伸ばしてもさわらない髪、つまり、
はげあがった頭は、美容師がさわることもないし、
ぴょんとはねた髪もありません。
いまさら寝癖を気にする必要もない、気楽なもの。
下手にもっているから心配ごとが増える。
物もお金も心配ごとも、何もない、さっぱりした気持ちで進みなさい、という意味ですね。

さあ、今日もさわらぬ髪に立った髪なしでいきましょう。


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今日のことば・・・利行は一法なり

「利行（りぎょう）は一法（いっぽう）なり」は、
曹洞宗を開いた道元禅師のことばですね。
道元著『正法眼蔵』の「座禅菩提薩?四摂法」にこうあります。

「利行といふは、
貴賤の衆生におきて、利益の善巧（ぜんぎょう）をめぐらすなり。
（中略）
愚人おもはくは、利他をさきとせば、
みづからが利、はぶかれぬべしと。
しかにはあらざるなり。
利行は一法なり。
あまねく自他を利するなり。」

（利行というのは、
身分の高い人に対しても低い人に対しても、
相手の利益になることをすることである。
（中略）
愚かなものたちは、
他人の利益を先にすれば自分の利益は損なわれるだろうと考える。
そうではないのである。
利行は、誰に対しても利なのであって、
それは自分をも他人をも利することなのである。）
（禅文化学院編『現代訳　正法眼蔵』誠信書房）

さあ、今日も利行は一法なりでいきましょう。


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今日のことば・・・虎死留皮

「虎死留皮（とらはししてかわをとどむ）」とは、
虎でさえ、死んで美しい皮を残す、
まして、虎よりすぐれた人であるのなら、
死んで、誉れを残さなくては、ということですね。

さあ、今日も虎死留皮でいきましょう。


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今日のことば・・・流水腐らず

「流水腐らず」とは、
つねに流れているものは、
腐らず、生き生きとしている、ということですね。
英語でいうとこんな感じです。
Running water is better than standing.
（流れる水は、澱んだ水に勝る）

さあ、今日も流水腐らずでいきましょう。


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今日のことば・・・麺には麺をいれ

「念には念をいれ」というと、
注意の上にも注意を重ね、周到に準備することですが、
「麺（めん）には麺をいれ」というと、
とんこつの博多ラーメンを食べているとき、
あまりにおいしいので、つい、
まだ一杯目を食べている最中に、替え玉を頼み、
麺に麺をいれてしまった、ということですね。
おいしかったらもう一杯。調子に乗ってもう一丁。
この勢いが大切。
さあ、今日も麺には麺をいれでいきましょう。


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