天野たかしのToday's Words

いつも輝いていてほしいあなたに、天野が毎日、ことばのエールを贈ります。

今日のことば・・・牛にひかれて善行にまいりました

2022-07-31 00:00:15 | Today's Words
「牛にひかれて善光寺参り」というと、
人にさそわれて、思いもよらなかったよいところに行くことですが、
「牛にひかれて善行にまいりました」の場合は、
牛に踏みつぶされてとんだ目にあったと嘆いていたところ、
それを助けてくれる善行の人に救われ、よかったあ、
災難にあったときこそ人の善意が身に染みるなあ、ということですね。
さあ、今日も牛にひかれて善行にまいりましたでいきましょう。


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今日のことば・・・少年老いやすく学成りがたし

2022-07-30 00:00:15 | Today's Words
「少年老いやすく学成りがたし」とは、
まだ若いと思っているうちに、
いつの間にか年をとってしまうのに対して、
学問はなかなか進まないものである、
ということですね。
朱子の漢詩「偶成」にある一節で、
「少年老いやすく学成りがたし、一寸の光陰軽んずべからず。」
と続きます。
だから、寸暇を惜しんで勉学に励まなくてはなりません。
英語で言うとこんな感じです。
Art is long, life short. (芸道は長く、人生は短い)
さあ、今日も少年老いやすく学成りがたしでいきましょう。


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今日のことば・・・百花、春至って誰がためにか開く

2022-07-29 00:00:15 | Today's Words
「百花、春至って誰(た)がためにか開く」とは、
春になると百花繚乱で競い合って花が咲きますが、
花はいったい誰のために咲くのか?  という禅の問いかけですね。
花は人に見せるために咲く?
虫や鳥を呼ぶために咲く?
いえいえ、花は他人の評価を気にして咲くのではない、
すべては本来時分にそなわった天分が時節を得て開花するだけのことなのだよ。
人間も同じで、人に評価されないとか理解されないとかくよくよせず、
いずれ来る時機に備えて、
ひたすらいかに自分の天分を発揮するかだけに専心せよ、ということで、
『碧巌録』にあることばですね。
さあ、今日も百花、春至って誰がためにか開くでいきましょう。


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今日のことば・・・長いものにはマカロン

2022-07-28 00:00:15 | Today's Words
「長いものには巻かれよ」といえば、
抵抗しても無駄なそうな力の強いものには、
あきらめて従っておきなさい、という意味ですが、
「長いものにはマカロン」の場合は、
いつまでも終わりそうにない長い話をする人には、
「もういいかげんにやめたら?」
と言ってしまうと角が立つので、
ここはひとつ、マカロンでも差し出して、
「これでも食べてひと息ついたら?」
と、それとなく話の腰を折るのがいい、という意味ですね。
さあ、今日も「長いものにはマカロン」でいきましょう。

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今日のことば・・・てっぺんのてっぺん

2022-07-27 00:00:15 | Today's Words
「てっぺんのてっぺん」とは、ザ・ビートルズの面々が言ったことばですね。
まだ売れなかったころ、ビートルズは小さなクラブを演奏してまわっていましたが、
そんなころ、ジョン・レノンはふと疲れを覚え、
「バンドは沈滞状態だし、楽屋もごみためのようだし」
と身の回りを見渡し、ため息をつくこともあったそうです。
そんなとき彼は、ほかのメンバーたちにこう尋ねるのでした。
「Where are we going, fellas?(おれたちはどこへ行こうとしてるんだい、きょうだい)」
すると、ポール・マッカートニーら同僚たちはこう答えます。
「To the top, Johnny!(てっぺんだよ、ジョニー)」
「And I'd say, "Where's that, fellas?"
And they'd say, "To the toppermost of the toppermost!"
and I'd say, "Right!"
Then we'd all cheer up."
(で、ぼくが訊く「それはどこにあるんだい、きょうだい?」
すると、メンバーが答える「てっぺんのてっぺんさ」
ぼくは返す。「そうだ!」
そうやってみんな元気になったのさ。)」
(ザ・ビートルズ・クラブ『ビートルズの英語』集英社インターナショナル)

さあ、今日もてっぺんのてっぺんさでいきましょう。


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