12月31日・月とすっぴん

「月とすっぽん」というと、丸いのは同じでもだいぶちがうことのたとえですが、この場合は、闇夜ならまだなんとかごまかせるが、月の明るい夜に化粧なしで出てくるのはまずいだろう、とひと目を気にするよう、うながすことばですね。
さあ、今年最後の日も体裁を整えつついきましょう。よいお年を。



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12月30日・人生、一分(いちぶ)を減省(げんせい)せば、すなわち一分を超脱す

これは「人生では、何かを減らせば、その分、俗世間から抜け出すことができますよ」という意味ですね。中国の明の時代の古典「菜根譚」にあることばで、
「交際を減らせば、もめごとからまぬかれる。口数を減らせば、非難を受けることがすくなくなる。分別を減らせば、心の疲れがすくなくなる。知恵を減らせば、本性をまっとうできる」
と、減らすことの効用を説いています。
さあ、今日もやるべきことをしぼっていきましょう。

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12月29日・飛んで気に入る夏の紙飛行機

「飛んで火に入る夏の虫」というと、自分から進んで出てわざわいをこうむってしまうことですが、この場合は、夏の青空に投げた白い紙飛行機がすいすいとよく飛んで、この景色、気に入った、といういい気分をあらわすことばですね。
さあ、今日もよく飛ぶ紙飛行機の気分でいきましょう。

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12月28日・二つよいことはない

これは、いいことがあったからといって、またいいことが続くとはかぎらないよ、ということで、英語で言うとこんな感じです。
You can't eat your cake and have your cake.(お菓子を食べて、なおそのお菓子をもっているというわけにはいかない)
さあ、今日も食べるのかとっておくのは、はっきりさせていきましょう。

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12月27日・のどからレが出る

「のどから手が出る」というと、ひじょうに欲しくてたまらないたとえですが、この場合は、ふだんは「ドレミファソラシド」までしか出なかったのに、今日はのどの奥からそのつぎの「レ」が出て、調子がいいぞ、ということですね。
さあ、今日もレが出るノリでいきましょう。

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