今日のことば・・・ちょうちんに釣銭

「ちょうちんに釣鐘（つりがね）」といえば、
軽いものと重いもの、で、
ついあいがとれないことのたとえですが、
「ちょうちんに釣銭（つりせん）」の場合は、
夜、暗いところで買い物をして、
わずかな釣銭をもらうにも、
ちょうちんをかざして、明るくし、
ちゃんと金額があるかたしかめましょう、
ということですね。

さあ、今日もちょうちんに釣銭でいきましょう。


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今日のことば・・・呉越同舟

「呉越同舟（ごえつどうしゅう）」は、
中国古典の『孫子』にあることばですね。
呉という国と、越という国は仲が悪かったのですが、
あるとき、呉の人と、越の人が同じ舟に乗りあわせた。
このことを指して、仲が悪い人たちがいっしょにいることを
「呉越同舟」と読んだりします。
が、ほんとうは、そういう意味ではないらしい。

たとえ、そういう嫌いあっている人同士でも、
同じ舟に乗ったら一蓮托生、もしも舟が難破しそうになったりしたら、
助かるため、一致協力しなくてはいけない。
集団や組織を活性化するのも同じ要領である、
と、もともとはそういう意味らしいのです。

今日も呉越同舟でいきましょう。



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今日のことば・・・魚心あれば水木しげる

「魚心あれば水心」といえば、
相手に好意があれば、こちらも好意をもって応じるところがある、
という意味ですが、
「魚心あれば水木しげる」の場合は、
相手がこちらに好意をもってくれるなら、
もうこちらは水木しげるになって、
この世にあるものはもちろん、この世にないものまで、
それこそゲゲゲの鬼太郎でもお化けでもなんでも出してサービスしますよ、
という意味ですね。
好意に対しては、倍返しのサービス精神で応える、という決意ですね。

さあ、今日も魚心あれば水木しげるでいきましょう。



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今日のことば・・・世間を知った上で、軽蔑しない。

これは『ファウスト』を書いたドイツの文豪、ゲーテのことばですね。
ゲーテは言っています。
「われわれは結局何を目指すべきか。
世の中を知り、これを軽蔑しないことだ。」(「温順なクセーニエン」第一集)
これ、すごいことばだと思いません?
前提条件として、世の中をよく知れば、
チンケで、バカバカしいことが山ほどある、こんなものを軽蔑したくなるのは当たり前だ、
ということがあるのでしょうが、
そこをあえて、それを軽蔑しないこと。
これが人生の目標である、と。深いものがあります。

さあ、今日も、世間を知った上で、軽蔑しない、でいきましょう。



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今日のことば・・・直指人心

「直指人心（じきしにんしん）」は禅のことばですね。
「直指」は、ただちに指すこと。
つまり、ことばや文字を経由するのでなく、直接理解・把握することです。
「人心」は、人の心ではなく、人の存在の根本にある仏になる可能性、本性、仏性のことです。
というわけで、
「直指人心」は、
自身の底にあるそうした霊性をまっすぐにつかめ、といった意味になります。

さあ、今日も直指人心でいきましょう。


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