今日のことば・・・進め百までおっとり刀

「雀(すずめ)百まで踊り忘れず」といえば、
小さいころに習ったことは、年をとっても忘れないものだ、
という意味ですが、
「進め百までおっとり刀」の場合は、
年をとるとだんだん動くのが億劫になりやすいが、
それは気の持ちようでいかようにもなるもので、
百歳になってもなお進みつづける気力があればいける、
おっとり刀(勢いよくつかんだ刀)で、
すぐに駆けつける気構えをもって生きましょう、
いつまでも気持ちを若くもって進め、ということですね。
さあ、今日も進め百までおっとり刀でいきましょう。


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今日のことば・・・成蹊

「成蹊(せいけい)」は、『史記』のにあることばで、
「蹊(こみち)を成す」
と訓読みできますね。
桃や李(すもも)は花が咲き実がなるので、
人々がその下を訪ね、自然とこみち(蹊・小道)ができる。
それと同じように、徳のある人はべつに宣伝しなくても、
その徳を慕って自然に人が集まる、という意味ですね。
さあ、今日も成蹊でいきましょう。


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今日のことば・・・さわらぬ髪にタタミあり

「さわらぬ神にたたりなし」と言えば、
めんどうなことには関わるな、という意味ですが、
「さわらぬ髪にタタミあり」の場合は、
美容院にでも行って髪をさわてもらおうかと思ったけど、
ええい、めんどうだ、寝てしまえ、と、
たたみにごろりと横になる意味ですね。
どうするか迷ったら、まずひと休み。
案外、必要なかったりするから、と。
さあ、今日もさわらぬ髪にタタミありでいきましょう。


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今日のことば・・・丹漆かざらず

「丹漆(たんしつ)かざらず」の、
「丹漆」とは、美しい赤いうるしのこと。
で、本来の美しさをもっているものは、
それ以上飾り立てる必要がないですよ、という意味ですね。
さあ、今日も丹漆かざらずでいきましょう。


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今日のことば・・・ひょうたんからコンマ

「ひょうたんから駒が出る」と言えば、
小さなひょうたんの口から馬が出てくるようなもので、
あり得ないようなことが起こるたとえですが、
「ひょうたんからコンマ」の場合は、
コンマ(,)が出てきたわけで、
ふつうはひょうたんからコンマなど出て来ない、
もう何がなんだかわからないけれど、
出てきてしまったものは仕方がない、
そういうものなんだ、と割り切ろう、
という前向きな態度ですね。
アリストテレス的な現実尊重を奨励することばです。
さあ、今日もひょうたんからコンマでいきましょう。


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