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WBC第1ラウンド終了

2009年03月10日 | 虎視淡々




「やられてしまいました。」

本大会が始まる前に、イチローの打順を簡単に触る(変える)ような采配をして
ほしくないと私は思ったのですが、1戦、2戦は何とか勝っていたのですが、昨夜は
まんまと韓国にやられてしまいました ・・・ 。

折角、木曜日(初戦の中国戦)に勝ち、土曜日(韓国戦)は大勝したのに、昨夜は
第1ラウンド(東京ラウンド)1位通過をかけて、再度、韓国と対戦してロースコアの
0-1 で敗れました。確かに、第2ラウンド進出は決定していたのですが、やはり、
アジアの1位を勝ち取る、また、北京オリンピックの雪辱を果たすという意味が
大いにあったのではないかと思いますが ・・・ “やられてしまいました。”

1番 青木、2番 中島、3番 イチロー、4番 稲葉 という、イチロー中心に繋ぐ野球を
目指したと思うのですが、イチローの調子が上がってこないということで、いとも簡単
にイチローを定位置の1番に戻してしまいました。そうなれば、稲葉か青木を3番に
置くオーダーに変えざるを得ません。ただ、稲葉を3番に据えれば、青木の打順が
組めなくなります。青木の2番や5番は魅力がありません。で、結局、青木を3番に
して村田を4番、稲葉5番というジグザグでオーソドックスなオーダーになったのでは
ないかと思います。

と言いながら、中国戦ではイチローに当たりは出なかったものの、2番 中島、3番
青木、そして、4番の村田が大活躍し、結果オーライとなりました。土曜日の韓国戦
でも、この打順が機能しているように見えました。イチローにもヒットが出て ・・・

しかし、昨日の決戦では、初回から覇気がなく、韓国選手との目の色の違いは歴然
でした。特に、先発岩隈のピッチングに強い気持ちが見えず、試合後のインタビュー
でも “いいピッチングができた” といったニュアンスのコメントがありました。昨夜の
試合はオープン戦ではありません。どんな形であれ、けっして、先発投手が先に点を
与えてはいけない試合だったと思います。そして、4回にあった両軍の好機には、
韓国の4番 金泰均(キム・テギュン)が、3塁線を破るタイムリーを放った一方、日本
の4番 村田はファーストファウルフライに倒れました。結果として、4番バッターが
明暗を分けた恰好となりました。


「やってしまいました!」

当然、私が一番危惧していた “采配” にも疑問点が ・・・
4回以降、両軍とも巧みな継投で相手の攻撃を喰い止め凌いでいました。特に、
日本は幾度となく素晴らしい守りで韓国の追加点を防ぎ、徐々に反撃体制へ ・・・
そして8回、それまで無安打だったイチローが1アウトからヒットで1塁に出ました。
ここで原監督の采配は ・・・ 2番中島にまさかのバント。 “やってしまいました!”

この大会初めてといえる攻撃面での采配です。それが 2アウトになっても 2塁に
ランナーを進めるという超々消極的戦法 !? 今時、高校野球でも少なくなった戦法
です。世界一を目指すチーム、しかも、ランナーは足の速いメジャーリーガーの
イチロー、バッターはこの大会、侍ジャパンで一番当たっている中島です。もちろん、
3番の青木も当たっていますので、悪くない戦法なのかもしれませんが ・・・ 。

話をチーム編成に戻します。
元々、ブンブン振り回して三振をするタイプの4番バッターばかり揃えてチームを
作るのではなく、俊足好打の選手を集めて日本らしい闘いを ・・・ という意図だと
私は選ばれた選手(チーム編成)を見ていました。イチローを筆頭に、中島、青木、
岩村、福留、そして、(控えに回っている)川崎や片岡といった選手は、足も使える
“俊足好打” の日本を代表する選手たちです。

ただし、
2番 中島は昨シーズン、犠打(送りバント)が 1本も無かったはすです。ちなみに、
3番の青木は 1本で、川崎(6)も多くはありません。片岡は犠打19、盗塁50でした。
なぜ、イチローに盗塁のサインが出せなかったのか ・・・ なぜ、昨シーズン犠打0の
中島にバントだったのか ・・・ イチローの足が信用できないのなら代走片岡です!
まあ、それはそれで問題になるでしょうが ・・・ 。そしてバントさせるなら、それこそ
片岡や川崎で良かったはず!( 片岡や川崎はいつ使うのか?守備固めかぁ ??? )

付け加えるなら、中継ぎの山口の使い方もそうです。打者一人にフォアボールを
出してすぐに交代でした。確かに、4番5番の右打者の前の3番左バッターへの
ワンポイントリリーフだったかもしれませんが、山口を代表に選んだのが、監督の
所属チームの選手への依怙贔屓や温情でないのなら、一度、コーチをマウンドへ
行かせてから交代させるとか、もう少し大人な扱い方や配慮があってもよかった
はずです。首を傾げる姿が、どうも公私混同(代表監督とジャイアンツの監督)に
見えてしまいました。( その表情、選手やファンは見ていますよ! )


「気分を新たに」

試合後、私服に着替えたイチロー選手が険しい顔で、負けたという結果と自分に
“腹が立つ” と言い残し球場をあとにする姿がスポーツニュースで流れていました。
プロであっても、いや、プロであれば余計に悔しさは必要です。ヘラヘラした選手や
悔しさが伝わってこない選手が多い中で、このイチロー選手の表情は、この大会で
一番良い顔つきだったと私は思います。もう、終わったことをあれこれ言っても仕方
ありませんので、選手には気持ちを切り替えてもらい、アメリカで悔いのないプレー
をしてほしいと思います。




■ 虎視淡々■

いつの間にか、
日本野球と韓国野球が
「永遠のライバル」 と
報道されているようだ

昔のアマチュア中心の
大会なら仕方ないところだろう
しかし、プロが参加している今、
まだまだ差があることを
見せつけなければならない

そのためには、
熱い韓国の選手や国民を
見習うべきかもしれない ・・・

第五大成丸

  
(Ⅰ) WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)’09
(Ⅱ) WBC第1ラウンド終了
(Ⅲ) WBC第2ラウンド終了
(Ⅳ) WBC侍ジャパンが連覇!



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