「播州室津の生牡蠣」
実家の弟から生牡蠣が届きました。
先日、実家へ帰った時、弟が生牡蠣を 「室津(むろつ)港」 で買ってきていて、
私も腹一杯食べて “今年のカキはそこそこええんちゃう!” と言ってましたので、
また、わざわざ買いに行って送ってくれたようです。実家では、殻付きのまま 「生」
「焼き」 「蒸し」 「土手鍋」 ・・・ と食べたのですが、“生の殻むくの面倒くさいわ” と
言っておきましたので、むき身にしてロケットに入れたものを送ってくれました。ただ、
下処理は楽でいいのですが、やはり殻付きでないと、ちょっと寂しい気も ・・・ 。
「牡蠣は海のミルク」
牡蠣は、イタボガキ科の二枚貝で、脂肪、グリコーゲン、ビタミン類、鉄、銅、
ヨード、マンガンが豊富で消化もよく、栄養の塊です。病人食にも適しています。
貝類の中で最も肉質が軟らかく、特に鉄分が多いので貧血病には適食です。
( あるHPより抜粋 ・・・ “血の気の多い人は食べ過ぎ注意!” とはありませんでした )
まあ、鉄分などの栄養素が多く含まれていることから、“海のミルク” と呼ばれている
のだと思いますが、自身が動き回って餌を取るパターンではないことを考えれば、
牡蠣は 「海の力(自然の力)」 の賜物ですよね。
「播磨灘産」
能登や松島あたりの夏の天然の岩がきも美味しいと言われますが、
私はやはり、冬の牡蠣が好きです。しかも、播磨灘産が ・・・ 。
この 「室津」 から 「相生」 「赤穂」 にかけての湾で育まれた牡蠣の味が好きです。
通常、天然の牡蠣は内海の塩分の低い岩礁に付着棲息するのですが、この一帯
の内海は、湾になっていてそこそこ水温が低いので、身の締まった美味しい牡蠣を
育てるのに適しているのかもしれません。ただ、塩分は他地域より多いような気が
するのは私の勘違いでしょうか ・・・ 。
「かき酢」
昔は、仕事(港湾の海中工事)で漁師の方々との付き合いも多かったので、
“兄ちゃん、カキ焼けたから食べていけや!” と、よく声を掛けてもらいました。
浜で、殻付きのままの牡蠣を(天板を開けた)ドラム缶に網をのせ薪をくべて、
漁師のおっちゃんが豪快に焼いてくれた 「焼きカキ」 が一番美味しいと、今でも
私は思っています。まあ、マンションでは無理な話ですが ・・・
むき身は、やはり、「かき酢」 です。シンプルな食べ方が素材本来の味を教えて
くれる気がします。あっさり塩で ・・・ レモンや柚子を搾って ・・・ 色々、好みはあるで
しょうが、私は “上品なポン酢” で食べるのが好きですねぇ。( 下品はダメです!? )
「味噌バター鍋」
「土手鍋」 も悪くないですが、味噌が強すぎるのは苦手です。薄目のちゃんこ味に
味噌とバター(その他諸々)を加えて仕上げるオリジナル鍋です。(ついつい写真を
撮るのを忘れていました ・・・ 食べ終わり寸前の残骸的写真でスミマセン )
「岩津ねぎ」
この時期の鍋具材ベストマッチとしては(写真でも少し見えているネギなのですが)、
「岩津ねぎ」(兵庫県朝来市一帯の特産品) がおすすめです。この岩津ねぎは、
日本三大葱(下仁田ネギ、博多万能ねぎ、岩津ねぎ)の一つと言われています。
特に、個人的には根元の白い部分と先の青い部分の中間、いわゆる黄緑地帯の
微妙なところ辺りが美味しいと思っています( ちょっとマニアックですが ・・・ )。
機会があればお試しくださいな!
「造形憧憬」
歳月をかけてじっくり育まれたものや
長年、自然の力で根気強く育ったものには
それ相等の魅力があり、パワーを感じる
インスタントで済む時代だからこそ
手造りや職人技が持て囃される現状がある
ただ、
それも一時的な上辺の評価に過ぎない
何故なら、
評価する者に評価できるだけの力量がない
この現状を
じっくり、根気強く、見守るしかないのか ・・・
第五大成丸
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