ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

輸入ワイン試飲会

2008年02月22日 | 楽時々益


輸入ワインの試飲会(展示会)へ行ってきました。





会場は溢れんばかりの来客で埋め尽くされていました。
数年前、近所の酒屋の大将が配達途中に前掛けをしたまま顔を出し、“うちでは
ワインは売れへんでぇ~” と、こうした試飲会そのものを半信半疑で見つめて
いた方が大半だった頃からすれば、今の状態は想像を遥かに超えています。
今では小売店(酒屋さん)も業務店(レストランさん)も真剣そのものです。

ふた昔前、
日本酒では地酒バブルがあり、ここ数年の本格焼酎の勢いもバブルであるという
声が大半です。そして、ワインも ・・・ という領域に入ってしまうのではないかという
危惧があることも事実です。ただ、地酒や焼酎とは様相が違うように感じます。
たぶん、ワインという飲物が、まだまだ日本人には手が付け難く、ジャッジしづらい
お酒であったことが、色んな意味で時間を必要としてきたように感じます。一方で
需要と供給のバランスと消費者ニーズや小売店・業務店からの提案に関しても、
その時間的な幅(融通)がクッション役となり、良い作用を施したかもしれません。

まだまだ先は判りませんが、
飲食シーンではもちろんのこと、生活の中での存在の一つとしても、「ワイン」 という
カテゴリーが、確実に浸透し始めていることは否定できません。日本酒が神仏への
お供えやハレの日(正月やお祭など)に珍重される特殊で特別な存在要素である
のに対し、もちろん、ワインはそうした文化的な要素も持ち併せつつ、日本酒よりも
デイリーな(“普段や身近” にすることのカッコ良さも含めた)飲物としてのパートを
担ってほしいお酒だと若い世代を中心に感じ始めているとしたら ・・・

私自身、仕事上であれこれワインを飲むことは、ある意味 「日常」 ですが、
仕事を離れたプライベートでも、ワインを飲む機会が確実に増えています。
数年前まで 「非日常」 だったワインが今は日常の飲物です。嘘のような話です。
しかし、それは “お洒落” や “ええカッコ” している訳ではありません。最近、
スパークリングや白ワインが幅を利かせている訳ではありませんが、冷蔵庫に
ビールが入ってないことがあります。カロリーの高いビール3本飲むのなら、
1本ワインを飲む方が良い年齢なのです。(今後、私世代はこれに気づくはず)

「外めし」 に出たなら、気軽にワインをオーダーしてみてください!
「家めし」 なら、街の酒屋さんでデイリーワインを買って帰りましょう!
もっと、もっと 「ワイン」 を気軽に楽しんでほしいものです。