ニュースで福井県柏崎市の原発特集を見た。
率直な感想は深刻だなと。東京電力の福井県柏崎市刈場先原発といえば、
日本でも、A級危険装置、高速増殖炉もんじゅが設置してある場所としても有名
だ。そんな危険な場所であるにもかかわらず、市民は暗黙に原発はヨシとする人が
多い。
理由としては大々的に2点、市が原発建設に伴い立地交付金30億、また平成21
年12月に7号機、22年1月に6号機の運転が再開したことに伴い、平成21年度
では柏崎市に2億663万8千円交付され、河川改修、市道・側溝修繕の財源とされ
た事を見て解る通り、市自体が原発に依存する傾向があるのが一点。
もう一点は原発設置に際し、部品の金属など市の町工場等から発注しているのが
2点目で原発と産業が一体化しているというのが理由。市民も共存共栄を考えている
人がいたのも事実。だが、その反面、秘密裏に市に原発は怖い、福島のようになりたくな
いと思う意見もあったのも一つだ。
福島の件もそうだが、原発一基設置するとその恩柄を受ける人間が必ずいる。その人
達からすると原発は爆発さえしなければ仕事を与えてくれる救世主的な存在ともなる。
正直、難しい問題である。人々の中には原発が怖くても仕事が無くなる恐怖がある。
市も経済援助の要を失うので上納金が減って困る。なんというかこの現実は恐ろしいな。
恐らく他の原発設置場所も似た様な傾向があるだろう。現政府も産業の活性化は大事だが、
足元がおぼつかない現実はいかんしがたいのではないか、だがこの依存する人々を助ける
方策は何もかんがえてないんだろうな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます