王立軍事件を軸に日中の関連項目を羅列してみる。
１月3１日 東シナ海のガス田で、採掘施設から炎が出ているのが、ＮＨＫが 上空から撮影した映像で確認。専門家は
「天然ガスを燃やしているとみられ、中国側が単独で開発を続けていると指摘」。藤村官房長官は、午後の
記者会見で、「政府としては、一方的な開発は認められないという立場で、常に抗議や申し入れを してき
たと発表する。しかし、中国は全面無視し今も開発は続いているようだ。
2月6日 王立軍は女性に扮して成都の米領事館に入り、一日滞在。薄煕来書記は王立軍の反逆を知ると、
黄奇帆市長に命じ、70台近くの警察車両を動員して米領事館を包囲し、米領事館と交渉。
中央政府の介入で、王立軍は北京に連れて行かれます
王立軍
2月9日 米国務院がこの事件を認め、これより中国共産党の内輪もめが国際舞台に登る
3月5日 全人代が開幕。重慶市代表団は警備の厳しい人民大会堂ホテルに割り振られます。
3月9日 薄煕来は事件後はじめて、公の場で王立軍事件に関する質問に応じ、“誤った人を使ってしまった“
と認めたものの、重慶モデルのためだと言い訳しました。
3月11日 台湾の陳冲行政院長が国会質疑で、日本政府が11日主催した「東日本 大震災1周年追悼式」で、
中華民国（台湾）の代表に「外交団」として献花する機会が与えられなかった ことについて
「非常に遺憾だ」と述べた。
（陳冲氏）
野田首相
3月12日 3月11日の台湾冷遇について野田佳彦首相は１２日の参院予算委員会で「本当に申し訳ない。
深く反省したい」と陳謝
3月13日 日本外務省は中国による原材料3品目の輸出規制についてWTO協定に基づく協議を要請
３月14日 全人代の最終日、恒例の総理記者会見で温家宝首相は、名指しで重慶市を批判
温家宝
3月15日 薄煕来重慶市書記の更迭
3月１６日 ロシア科学アカデミー東洋学研究所所長のセルゲイ・ルジャニン教授は指摘する。薄氏の更迭は、中国の政治的エリート層における対立の激化に端を発してい る。中国の政治的エリート層は、小平により導入された市場経済化を支持する派閥と「新左派」と呼ばれる中国共産党における保守派閥に別れ対立を深めてい る。「新左派」は、経済の自由化は党と国家にとり有害であるという考えを標榜している。「新左派」は、大規模社会デモの原因を自由主義者らによる時代遅れ の政策に求めている。
まさかBBCでも報道されるとは思わなかった。 薄煕来に関しては日本のメディアは所詮、世界に目を向けてない
ので永遠にゴシップ記事程度なんだと再認識した。このニュースに関しては、中国共産党内で左派（薄煕来派閥）、右派
（温家宝）派閥の分裂が本気で起こっているのかも。ただ間違いないのはこれから中国総選挙に向けて、温首相側に
よる反勢力への粛正が始まるのだけは確かだ。まあー少しでもうちのHP見てる人は薄々感づいているだろうが。
現に行方不明者が出ているし、中国共産党による、ウィーグル、内蒙古、チベットへの弾圧を見れば一目瞭然だろう。
次に日本政府による3.11の台湾使節団の献花拒否は、民主及び、政治家の大半に心ない在日が多いことに端を発している
のが問題。今は台湾政府には申し訳ないという他ない。しかし、この連中を駆逐した後は必ず台湾政府およびタレントの
ジャッキーチェンさん達には改めてお礼を出来る様にしたいと思っている。少なくともいまの私はそう思う。