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気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

はじめての俳句🖊29~ピラカンサス

2021年10月10日 | 喜代の俳句

季語:ピラカンサス(ピラカンサ)実は(秋)の季語・花は(春)の季語

バラ科常緑低木 和名はトキワサンザシ(常盤山査子)タチバナモドキ(橘擬)。花期=5~6月。生け垣や鉢植えとして栽培される。
秋には美しい果実がたわわに実る。枝に棘があるので注意。※花と植物の俳句歳時記

作品の背景:高い垣根のある家に真っ赤なピラカンサスの実が垂れ下がっていた。
昔実家の庭にも同じようなピラカンサスの木があったのを思い出し、同時に父を思い出した。

提出した句:【仰ぎ見るピラカンサスや父忍ぶ】

先生の添削:情景がよく浮かぶ作品ですね。「仰ぎ見る」の描写が丁寧でいいですね。
季語の「ピラカンサス」ですが、一般の歳時記に載っていないようです。そのため、添削例では、赤い実ということで「いいぎりの実」をかわりに用いました。
「花の歳時記」等にありますので後句もご参照。

例句Ⅰ:【仰ぎ見るいいぎりの実や父偲ぶ】

例句Ⅱ:【仰ぎ見るピラカンサスや父の庭】

             

例句Ⅰの「いいぎりの実」は知りませんでした。

イイギリ(飯桐)の実:季語(晩秋)

※花と植物の俳句歳時記:いいぎり科落葉高木 花期=5月/果期10月~11月。樹高15メートル~20メートルほどになる。

球形の果実は真っ赤に色づいて総状に垂れ下がる。落葉後も枝に残り、人目を引く。

やはりピラカンサスは持っている歳時記には載っていませんでした。

でも思い出は父とピラカンサスが一対で、イイギリとピラカンサスには似て非なるものを感じ、見出しに載せるのは例句Ⅱの方を選びました。

「花の歳時記」等にはあるということなので(作句のうえでも花と植物はとても多く)必須かなと思い購入しました。

先ずはビギナー向け【花と植物の俳句歳時記】

ハンドブックなので旅などにも持って行けそうです。(いつ行けるかが問題ですが?)

そろそろ出かけてもよいのでしょうか?

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はじめての俳句🖊28~金木犀

2021年10月07日 | 喜代の俳句

※ジュビリーマユミさん/写真AC

母の句を思い出させる金木犀

季語:【木犀】金木犀・銀木犀(仲秋)

※俳句歳時記:中国原産のモクセイ科の常緑小高木で、仲秋のころ葉腋に香りの高い小花を多数つける。
橙色の花を開くのが金木犀、白いものは銀木犀という。
高さ3~6メートル、ときには10メートルに達する。枝が多く、葉が密に茂る。

作品の背景:散歩をしていると、あちこちに木犀の匂いがするようになった。
母は木犀を詠った句をいくつか残した。私のなかでこの甘いなんとも言えない香りは母と重なっている。

提出した句:母の句に香り残すや金木犀

先生の添削:「金木犀」からお母さまを思い出されたのが、とてもいい発想だと思います。
愛情が感じられます。いい発想なので、作品の背景にお書きくださった内容がそのまま伝わるようにするといいでしょう。
添削例では、中七を素直に「思い出させる」としました。

【母の句を思い出させる金木犀】

昨年ブログに載せた木犀を詠った母の句

【木犀やふとふり返りふり返り】

OGPイメージ

木犀をお題にした母の句~ふり返る香り - 気がつけば思い出Ⅱ

※サトチさんの写真/写真ACから木犀やふとふり返りふり返り淡い香りにふと振り返るとやっぱり木犀の木だ…と、何故か嬉しくなった。...

木犀をお題にした母の句~ふり返る香り - 気がつけば思い出Ⅱ

 

              

母の句は、木犀と詠っているので、金木犀、銀木犀のどちらだったのか…わかりません。

私は銀木犀というのは見たことが無かったので、単に金木犀として読みました。

そこでいつも写真を頂いている写真ACさんで銀木犀を探してみました。

銀木犀は清楚で可憐な花でした。

 匂いの違い

金木犀は強めの甘い香りでトイレの芳香剤としてよく使われていたため、「トイレの匂い」を思い起こす人も多いようです。

ですが、銀木犀は近くに行かないと香りを感じないような薄いほのかな匂いらしいです。

なので葉に覆われた白い花は咲いていても、気づくことが少ないのかもしれません。

花言葉は「初恋」「高潔」「あなたの気を引く」「謙虚」などで、真っ白で可憐な花姿が由来だそうです。

ちなみに金木犀の花言葉は「謙虚」「気高い人」「真実」「陶酔」「誘惑」なので、
あの独特の甘い香りでつい振り返ってしまうのは「陶酔」「誘惑」というところでしょうか。

やはり母の句は(金木犀)を詠ったようです。

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余談ですが!(^.^)

2021年10月05日 | 日記

いつも読ませていただいているフォロー様のブログ記事に

よく結婚式の祝辞で使われる夫婦を支える言葉として「20代は愛情、30代は努力、40代は忍耐、50代は諦め、60代を過ぎれば感謝」という言葉があった。

直ぐ、私自身の過去を鑑みて(その通りだなぁ~ピンポイントなことを言うなぁ~)と思った。

私はいま感謝の時なのかぁ~お互いにあまり感謝していないようだけれど、どちらかというと諦めッ。

ふと思ったこと

でも女性も働く(賃金を得られる働き)ようになったこの頃、いわゆる晩婚化現象で30代40代の結婚も多くなった。

ということは、結婚は(努力と忍耐)から始まる。

愛情は?(惚れた腫れたは...)の時期が無い?(当然、あったかもしれないがそれだけでは結婚しない、もしくはできない)

だとしたら…努力と忍耐が目の前にあったら…結婚のハードルが高いのではないだろうか...だから未婚も多いのかな?と思ってしまった。

お互いが自立してしまったら(自立…文字通り自分だけで立つ…本当の意味は違うが)やはり共同生活は(努力と忍耐)なのだ。

だったら(しない選択)も(生き方の自由)の選択ができる現代は(有り)だ。

愛情だけで結婚しようとしても、低収入での生活設計とか、家庭の格差とか、親の説得やらなにやらでハードルが高いのも確かなのだけれど、

まぁ惚れた腫れたの熱(エネルギー)の高さなので、反面失敗も多いのかな…愛情って不確かなものだし、ある意味噴火しない火山の様で、デンジャラスです…

今時なのかもしれない

息子さん(40代前半)と、もう20年近く交際をしている娘さんがいるので、お母さんである知人が何故結婚しないのか?と聞くと

最初のうちは「両親が働いているので病気の祖母の面倒を見ながら家事をしているので家を出られない」ということだった。

その時は「そうか、おばあちゃんの介護をしているのでは仕方ない」と納得し、

その後彼女の祖母が亡くなった時に再度聞くと、「彼の収入が少なく生活ができない」と息子の収入が理由とのことだった。

そこで母親である知人は「この家で同居すれば、家賃は要らないし、その辺にパートにでもでれば十分やっていけるし、自分たちも応援する」と提案した。

すると「長い間家庭内生活を送ってきたのでもう外に出て働きたくないので、できれば専業主婦がいい」との返事でどちらかというと同居にも不安を感じているらしかった。

彼女の両親はというと、彼女が結婚し家を出るとなると、家事をする人がいなくなるので結婚にはあまり乗り気ではないらしい。

知人はそれに対してもちょっととなって、その後はそのままになっている(交際はしているけれど結婚はしていない)らしい。

知人は私に「もし、反対に自分がその娘さんの親なら、いままでおばあちゃんの看護で婚期(死語?)を遅らせていたのだから今度は温かく送り出すと思うけど」と聞いてきた。

うんん・・・当然のように同居して、夫の収入を手助けし、子育てしてきた私だったらそれしか選択肢はないけれど、20代の熱の高さでデンジャラスを選んでしまった私としては、

今更「努力や忍耐」はできないという娘を、そこに送り出したくないというのも分からないでもない。

時代が変わったのか?息子しかいないからわからないのか?・・・とにかくよく分からない 

でも世の中はそのような流れにはなっている。やっぱり時代が変わっているのだ。

そう、結局のところ、もう私もじゅうぶん歳をとって古い考えの人間と化しているのだろう・・・か

秋らしくコスモスとコキア(空地の工事前にお隣からいただいたもの…大きくなるかなぁ~)を植えてみた。

 

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はじめての俳句🖊27~秋薔薇

2021年10月03日 | 喜代の俳句

秋薔薇(あきそうび)微笑むごとく雨上がり

季語:秋薔薇(仲秋)-9月8日ごろから10月7日ごろまで-

※俳句歳時記:四季咲きのバラで、夏になって咲いたものが盛夏に散り秋になって再び花をつけたものをいう。

作品の背景:秋になって咲いた薔薇が、雨上がりに散らずに咲いていた。

散ってしまったかと見に行った私に「どう散らなかったでしょう。」とほほ笑んだように見えた。

提出した句:秋薔薇(あきそうび)静かに微笑む雨上がり

先生の添削:美しい表現が魅力的な作品ですね。

「秋薔薇」の雰囲気によく合っています。

「静かに微笑む」が作者のようにも読めてしまうのが、やや気になるでしょうか。

そこで添削例では「秋薔薇」とはっきりわかるように「ごとし」を用いました。

こちらの方がより情景が伝わるでしょう。

【秋薔薇微笑むごとく雨上がり】

             

最近、夫がなにを思ったか?考えたか?

次々と薔薇を購入し、庭をせっせと直し始めました。

狭い庭が、薔薇ばっかりに変っていきます。

薔薇は綺麗で優雅ですが、手入れも大変だと思います。

そんなことを言ったら、今度は土やら、薬やら、いろいろなものを買い込みました。

草取りなどしたことが無い人なのでちゃんと世話ができるのだろうか?とちょっぴり心配です。

でもさっそく俳句の題材になったし、

完成すれば来年の春には綺麗なバラ園(庭?)になるはずなので・・・。

上から目線だけれど…取り敢えず高みの見物をすることに・・・。

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