留学生サポートセンターが入るアクロス福岡
9月ごろの話
福岡市に住む中山さんはフルスのことで、いろいろとお世話をしたり、いろいろなアイディアを出してくださる。おかげで、私は昨年末から各地の春節の行事や会合で、幾度となくフルスを吹く機会を得た。
その、中山さんがまた、一つの情報をもたらしてくれた。日中友好協会福岡支部60周年記念式で留学生がフルスを吹くというので、私が載った新聞記事やフルス会員募集のチラシを持って行って下さったそうだ。演奏が終わった後、その留学生に会い、会の情報を渡し、その留学生が「フルスを吹いて、日本に普及させたい。」という意志を持っていることを確認したというのだ。
身近にフルスを吹ける中国人はいなかったので、私たちと一緒に活動してくれるなら、幸いだと思い、この留学生を記念式の会場に引率していただいた福岡県留学生サポートセンターに出向き、趣旨を話した。サポートセンターでは私の申し出を理解していただき、劉さんを紹介してくれることになった。
あらためて出直し、天神アクロスのサポートセンターで会った。彼女は大柄の明るい子で、瀋陽大学音楽学部卒業で現在九州大学芸術工学部の大学院生だということが分かった。ピアノが専門だが、二胡も弾け、中国歌曲も歌えるという。これなら、申し分ない。いつも私がフルスを教えている天神の二胡ショップに行って紹介した。劉さんは日中の文化の交流に興味を持っているそうなので、劉さん自身がフルスを通して交流をし、福岡を拠点にフルスの普及が広まることを期待している。