中野の駅前、電車から見えるお蕎麦屋さんがある・・・いっつも、サラリーマンでいっぱいだ・・・若旦那もサラリーマンの端くれであるからして是非参戦したいと常々思っていたのだ(だから、おまえは風呂屋だって言ってるだろ!)
しかし、見るところ、あそこはとってもこじんまりとした完全な立ち食いなんだよなあ・・・実は若旦那は混雑している完全な立ち食いなんて行ったことがないサラリーマンだからしてちょっとびびっているだ!(だ・か・ら・・・おまえは、風呂屋!)
でもね、今日は中野で乗り換え、時間もたっぷり・・・時刻は中途半端な10時・・・行くっきゃない、行くっきゃないよぉ!!
先客あり、しかし、空きスペースもある・・・突入じゃ!
いきなり、目の前に店員さん、いかん、券売機のないスタイルだ!すぐにオーダーを決めなければ・・・えっと、何にしよう?何にしよう?メニューは壁に貼ってあるだけ、あそこから選ばないといけない・・・どれも、当たり前のものしかない、上から田舎そば・・・たぬき・・・わかめ・・・月見・・・変わったところだとアジ天ぐらいかなぁ・・・いかん、優柔不断が出まくって、まったく決められない!
おまえ、いい加減に何か注文しろよという店員さんの厳しい視線が突き刺さる!動揺した若旦那、思わず質問で乗り切る作戦に!
「すいません、田舎そばってなんですか?」
「ああ、かけそばのことです!」元気よく店員さんが答えてくださった
ああ・・・やってしまった、一番上に書いてあってもっとも安いんだから、かけそばに決まってる・・・なんという愚かな質問・・・これはもう、風呂屋で「シャンプーって頭洗うものですか?」って聞いてるぐらいチンプンカンプンな質問だ、まったく恥ずかしい(涙)
先客たちかわも、おいおい、この素人サラリーマン、変な質問してるぜ!みたいな冷たい視線を送ってくる・・・なんて嫌な人たちだ!(勝手に、想像で人を恨んでいくんじゃない!)
「コロッケそば、ください」
きゃ~~~、なんでよりによってコロッケそばなんだ?それは、常連になってから頼むやつでしょうが!(そうなのか?)・・・ほどなく、目の前にあった、ものすごく小さなコロッケを一つ乗せた蕎麦が出てきた!
「コロッケそば(380円)」
えっ?このそば、ふとっ!こんなに太いそばは、若旦那のそば人生史上はじめてじゃないかなあ?^^うどんとまでは言わないけど、通常のそばの倍以上はあるなぁ^^
それだけに、かなり噛み応えがある・・・なるほど、これは田舎蕎麦だ!
つゆは色が濃く見えるけど、まったく塩からいとかってことはない、あっさりとしていて食べやすい・・・楽しくなってきた・・・口に入った瞬間はちょっと食べにくさを感じるんだけど、噛めば噛むほど、味わいがあがっていく不思議な麺だ・・・さすがにいつも混んでるだけあって、これは他では味わえないものだなあ・・・これで春菊天とかあったらなぁ・・・いやね、とにかく、メニューがシンプルなんだよなあ・・・次に来たら何を頼むかもう決めとかないと、逆に決められない・・・よぉし、次は「かき揚げそば(390円)」にします!(別に今決めなくても!)