Buen viaje! よい旅を♪

訪問ありがとうございます。旅をしたのは遥か前…現在は泥臭く土まみれ油まみれになりながら、何かを作り生きてます

ため息交じりの『アルハンブラ』

2011年07月14日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年1月25日

 『アルハンブラ宮殿』メインの観光 王宮=ナスル宮殿

 予約入場の15分前に、ワラワラと人が集まってきたので、傘のない私は列の最後尾に並びます。
            雨に打たれながら。。。(TOT)

 すると、テント内のスタッフさんが、

 『お~い、そこの傘ない姉ちゃん、コッチおいで~。』

 と言ってくださり~、その言葉待ってましたっ!とばかりに、喜び勇んで、
 スタッフさんと二人で、テントの中雨宿り。
 テントから見る、最後尾。

 

 入場時間になり、列が動き始めたので、紳士なスタッフにお礼を言い、王宮目指してダッシュー!

 

 入口を抜けると、

 

 『そこは、イスラム文化の芸術にあふれていた。』

 彫刻、スゴ~イ!!! モザイクタイルスゴ~イ!(☆∀☆)
                   ため息出るほどに、綺麗。
 ひとりで見学するんも良いけど、こうして団体行動で、見ず知らずの人たちと、
 ぶらぶら見学して回るんも楽しいなぁ。

 

 多すぎず、少なすぎないちょうどいい人数。
 それでも、雨は止んでくれないのが、悲しいところ。

 

 アルハンブラ宮殿は、16世紀カルロス5世宮殿が未完に終わったままになり、その後廃墟同然となって、
 人々から忘れ去れていました。 


 こんな素晴らしい、彫刻があるこの宮殿も、同様に忘れられたなんて、驚きです、
 


 その後、再び今日に至る人気の観光名所になったのは、19世紀になってから。

 アメリカ公使館書記官として、スペインに滞在中ワシントン・アーヴィングによって書かれた、『アルハンブラ物語』をきっかけに、世界中の人々に知られるようになりました。

 

 

 

 

 

 



 中庭に移動、
  

 ここは、124本の柱を用いて、柱はすべてアラベスク模様で埋め尽くされてます。
 

 中庭に面した部屋には、『ハーレム宮』なんて部屋もあるんですって。
 

 『アベンセラーヘスの間』は、王朝最後の王ボアディル王の父がアベンセラーヘス一族を惨殺をした場所
 だなんて伝えられてます。
 どんなに時が経っても、確証のない言い伝えだったとしても、実際見ると雰囲気怖くて、
 写真なんて撮ること出来ません。

 『惨殺』と『ハーレム』なら、ハーレム宮から見る風景が良いです。
  

 この中庭で、私が絶対見たい!!!と思っていたのは、 
 12頭のライオンが、時刻になると口から水を出す『水時計』
 

 がっ!!! 2007年からライオン逃亡中!( ̄□ ̄)
 

 えぇぇぇ~、こんなことってあるの~!
 って、もちろん石だから、逃亡してるわけではないけれど、今は2009年1月。
 いったいいつまで、グラナダ観光メインのライオンに修復作業に時間かかってんだか。。。
        サグラダファミリア含め、スペインの技術には驚くけど、焦るってことを知らないのは問題だわ(ーー;)。
       まっ、12頭ものライオンが逃亡中なら時間がかかるのかもしれませんねぇ。 

 帰国後、ガイドブックを読むと、
 『惨殺されたアベンセラーヘス一族の首をこの噴水に積み上げて、見せしめにした』と書いてありました。
 生臭い政権争い、徳川の時代だけじゃないんですね。

 

 ハーレム宮の1角にある『二姉妹の間』へ。
 

 部屋の名前の由来は、天井と床の敷石が、2枚同じ大理石が用いられてることからなんだけど、
 案の定?、床の敷石も只今逃亡中。って、なんでやねん!(失笑)

 床はないので、仕方なく上を見上げると、この部屋の天井がすごい!
 
  
 鍾乳石装飾、見ているだけで、何度もパチパチまぶたを閉じてしまうほど細かすぎる細かさの彫刻。
            凝視したら、目が疲れてしまう~。
 

 この部屋を見て、イスラム教で栄えた当時の宮殿の富を実感しました。
 天井周辺の壁や、窓もすごい。
 

 座ってじっくり見る人もいれば、この天井を写すベストポジションを探す人もいたり
 


 気がつけば、皆さん次の部屋へと移動して、私ひとり『二姉妹の間』で、
 ゆっくりと天井を見上げいたら、警備のスタッフさんが話しかけてきた!
                   スペイン語で!
                          このくだり、デジャブかっ?!  

                          つづく。。。