Buen viaje! よい旅を♪

訪問ありがとうございます。旅をしたのは遥か前…現在は泥臭く土まみれ油まみれになりながら、何かを作り生きてます

【オリャンタイタンボ】期待してないと、期待以上のものを得る!

2010年04月02日 | '10 ペルー(中南米3カ国・16日間)
【オリャンタイタンボ】

 日が落ちて、昨夜から本降りになった雨が降り続く中、朝を迎えます。

 宿をチェックアウトして、宿の受付に荷物を預け、遺跡に向かう朝9時半。


 なんと言うことでしょう!

 雨が止みました。

            雨女疑惑、払拭だっ!
            小、中の修学旅行雨降ったけど、
            やっぱり私のせいじゃないんだよ~(笑)。


 クスコから、オリャンタイタンボにかけての一帯は【聖なる谷】と呼ばれ、
 
 インカ道が続いてると共に、周辺に遺跡が点在しています。



 チケットを買って、いざ遺跡の中へ。
 
          チケット代高いっ!(汗)


 斜度45度はありそうな斜面に段々畑があり、
 




 階段は300段(150m)。
 
       これが結構キツイ!



 オリャンタイタンボは、インカ時代の宿とも要塞とも言われ、【タンボ】とは
 ケチュア語(インカの公用語)で旅籠の意味だそうです。 


 ゆっくり階段を上りながら、目の前の素晴らしい石組みに感動。
 
      カーブしてるのに、きっちり組み合ってすごいっ!



 ただ石組みも、いろいろあって、きっちりしてるものもあれば、
 雑に見えるものもあるから、見てて面白い。
 
     う~ん、この石の薄さは驚くけど、なんか微妙だ。
           雑なんだか、細かいんだか。。。


 インカ時代とは紀元1200年頃中央アンデスで誕生し、わずか数百年の間に北は現コロンビアから
 南はチリの中央部まで南北4000Kmを支配下に置いた、インカ帝国の時代を言います。

 

 ハイシーズンなら、もっとたくさんの観光客が訪れると思うけど、
 この時期は、多くもなく少なくもなく、ちょうどいい感じ。
 
  


 みんな、急な階段に息切れしてしんどそうです。
 もちろん、私は『そう』じゃなく、しんどい上等で息切れしまくってます(笑)。
 オリャンタイタンボ


 標高3399mのクスコから標高が低い場所へ移動といっても、オリャンタイタンボの標高2750m。
 富士山五合目(2305m)より高い。
 さらに、薬とサプリは摂ったけど、昨日からまともなご飯食べてない身ですから、
 フラフラの息切れ状態。


 『一人旅』で、見るものすべてに感動して、アドレナリンでてるから、
 空腹でも歩いていられるんだと思えるほど、実はかなり腹減ってる。

 
 『腹は減っても、ダイエット!』と、日頃まったく運動しないので、
 やってはいけない、旅先での急激ダイエットをしながら、

 えっちら、おっちら階段を上り振り返ると、眼下に村が。
 
         下、酸素多そう。。。



 文字をもたなかったインカ帝国は、正確な記録は残っておらず、マチュピチュを含め
 初代王は誰か? 
 石材の技術、運搬はどのようにしたのか??
 空中都市マチュピチュはなぜ建設されたのか???
 詳しいことは、今も謎に包まれたままです。



 積み上げられている石の雰囲気が少し変わり、
 



 階段を上がりきった先に、広場が。
 

 

 番人?
 

 


 守っている先に、6枚の巨石を並べた建造物があり、
 




 太陽の神殿の作りかけだとか、鏡とか言われてるらしいですが、真相は不明。
 




 高さ4m、幅10m、奥行き1m。
 



 石の重さは180~240トン、川を挟んだ対岸の石切り場から運ばれてきたとも言われ、
 斜面をどのように運び、持ち上げたのか不思議は増すばかり。
 




 石と石との接合部分には、細長い石がはさまれ崩れないように工夫されてます。
 
        石挟んだ方が崩れやすいと思うんだけど、違うのか~。
                            不思議だ。





 広場から、遺跡をさらに進み
 




 東向きの10個の窓の神殿を見たり、
 


 

 水路を見たり、
 




 はまってみたり(笑)。
 
   相当細い水路、どうやって石削ったんだろう?




 気がつけば、結構、上のほうまで来ました。 
 


 視線は自然と再び下を見るようになり、オリャンタイの村。
 
  写真左奥の山肌に、チラッと遺跡があります。




 川岸のほうへ目を向けると、青い車体のペルーレイル(列車)が走っているのが見え、
 




 立ってる場所から見下ろした石段にびびりつつ、下ります。
 
         

  
 
 急な石段ばかりが印象的な、オリャンタイタンボですが、
 もちろん年配の方もたくさん来てます。
 
   やっぱり、日頃運動してると、いつまでも元気に旅できるんじゃな~。



 健康って大切だと、改めて思いつつ、【オリャンタイタンボ遺跡観光】の記念に、
 遺跡の石をゲットォ~!
 
     貧乏だからとかじゃないです。
      えぇ、決してお金がないからでは。。。(汗)
                    ん?





 さぁ、遺跡観光が終わった後は、いよいよマチュピチュ向けて、
 ペルーレイル(列車)に乗りますぞぉ~。