音盤工房

活字中毒&ベルボトムガール音楽漂流記

雪乞いの但馬に恵みの雪

2007年02月02日 | インポート

 但馬に今朝、雪が降った。降雪量は18cm程度なので、例年と比べるとたいした量ではないけど、雪乞いのスキー場にしてみたら、まさに待望の雪といえるだろう。普段なら雪と聞くだけでうんざりなんだけど、今年みたいな暖冬(というより異常気象といったほうがいいかな)だと、話は別だ。やはり冬は冬らしく雪は適度に降ったほうが良いと思う。雪深い豪雪地域に暮らして毎年の如く雪掻きに明け暮れておられる皆さん、生意気言ってごめんなさい。ぽかぽか陽気の日が続いたから、季節感の薄れている昨今の気象状態に「地球の危機」を文字通り肌で感じている活字中毒です。ようやく但馬も雪化粧をして冬らしくなった事でぼくのBlogにも熱が入る。今朝は胃潰瘍の痛み止めの点滴を射ちに診療所に行く。たびたび積雪でハンドルを取られる。 スピードを落として、そろそろ行く。雪の轍を逆らってアクセルを踏み込むと途端に横滑りを起こして、厭な汗を掻く。ワイパーで掻き切れない程の雪塊がフロントガラスを埋め尽くす。車が尻を振る。通行人が迷惑そうに路脇に逃れる。ごめんね運転下手で。左手にぼくが利用させて頂いている、豊岡市立図書館のモダンな外壁が。ウインカーを左に出して、車を停止。デジカメで撮影する。撮影状態を確かめる間もなく、後方確認をして先を進む。 診療所の駐車場に車を乗り入れ、財布と携帯電話を尻ポケットに捩じ込み車を出る。石段を登り自動扉の前に立つと、普段なら爺婆(老人の皆さんごめんなさいね)で混みあう待合室がガラガラ。やっぱ雪の影響なんだね。路線バスもタクシーも遅れたんだね、きっと。さもなくば、雪道をてこてこ歩くのが億劫だったか、のどちらかだ。だって、診療所の待合室ってさしずめ井戸端会議場化してるから、「あら、○○さん、お元気」「あら△△のほうこそ、お変わりありませんか」とか言葉を交わしあい、時折、病気でもないのに□□さんを尋ねて病院を行き来する老人がいたりして、ぼくみたいなプチ病人でも(ごめんなさいね)ムカッと来るときがあるのね、だって、ほんとは病気だって病院なんか行きたくないと思っているのに、診療所が和気藹々仲良しクラブみたいになっているのが許せない! まあ、それくらいのことで目くじら立てるなといわれそうだけど、迷惑だと思っているぼくみたいな人間もいるって事もわかってほしいよ。病院はもっと神妙な面持ちで訪れてほしいものです。辛いのねって…傍から見ても病人然としてたら共感するもの。健康な人は別のコミニケーションの仕方を考えてみてください。話は変わるけど、今朝はちょうどほかの患者の胃カメラの検査があったみたいでドアのむこうからげーげー嘔吐する声が聞こえる。「あの気持ちはやったものしかわからないよね」とぼくが呟くと、それを聞いていた看護婦さんが「そうねぇ」と笑い「でも最近はいいものが出来ているから検査も楽になったのよ」と答えたのでぼくが訊ねると、「カプセルの外からリモコンで操作できるような便利なものがあるのよ」

な、なんですと!! そ、それはぼくが発想した未来の胃カメラではないですか! そのときぼくの心境は自身の特許権を奪取されたような口惜しい気持ちで胸が焼かれた。_390_3


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