音盤工房

活字中毒&ベルボトムガール音楽漂流記

但馬路をゆく 但馬ビーフレストラン楓にて

2006年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム

                                                                      261ぼくたちは予約席に案内される。案内してくれたのは綺麗な女店員で、ぼくが見惚れていると、Yに軽く肘を抓られる。テーブルに腰掛けると、Yはコートを脱いで「込んでるね」と囁く。「人気のあるレストランだからね」とぼくが言うと、「ふーん、そうなの」と返す。店内は音楽も流れていないけど、ぼくのなかでは確かに音楽は鳴っていた。そういう雰囲気を感じさせる空間だ。ふと窓の外を眺めると雨は小降りになっていた。266皿の上で200gのサイコロステーキの山が築かれ、切り口から肉汁が滴っている。 喉を鳴らす。唾が次から次に溢れ出す。 「いただきます」の儀礼の暇もなく、真っ先に肉に喰らいつく。 噛んだ途端、その肉の柔らかさに驚く。「なんだ、これは! 肉が溶けていくぞ!」おもわず感嘆の悲鳴が出そうになる。訳がわからないまま、箸先が肉が盛られた皿とぼくの口腔を行き来し、次第に肉の山は平坦になっていく。 肉を食う。銀シャリを口中に掻きこむ。忙しなく繰り返される一連の動作にYは呆れ顔。「すごーい!」の一言を発したまま沈黙。最後にサラダに梅ドレッシングをバシャバシャ掛けて頂くと、所要時間10分足らずで完食。ご飯おかわり3杯した。満足の極み。暫し至福の余韻を味わいながら、程なくして席を立ち、レジで清算。 小雨がぱらついていたので、傘を差し、駐車場へ。

~謝辞~

 但馬ステーキレストラン楓は会社の同僚の小崎君から紹介してもらって、休日Yを誘って行きました。ありがとう、小崎君! 感謝しているよ。君のお陰でいいBlogが出来ました!

但馬ステーキレストラン楓の問合せ  

〈電話〉 0796-92-2001 

〈住所〉 兵庫県美方郡新温泉町湯1371

〈営業時間〉11:00~14:30、16:00~18:30

〈定休日〉 木曜日