風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

リュウキュウシロスミレ ’12春沖縄

2012-03-26 | ’12春沖縄
リュウキュウシロスミレはアリアケスミレの南方型といわれ、
主に南西諸島に分布するスミレです。
ということでシロスミレという名がついていても、
本州のシロスミレとの類縁関係はないようです。

沖縄本島では北部に多いようで、
やんばるの道路沿いでよく見かけました。
昨年の沖縄行きでは見ることができなかったスミレです。


リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県東村

唇弁の長い顔はリュウキュウシロスミレの典型?

側弁基部の密生した毛がリュウキュウコスミレとの一番の違い。
距もリュウキュウコスミレに比べれば太く短いですね。


リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県国頭村

      
      リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県国頭村

母種のアリアケスミレと同じように花色に変化があるようで、
こちらは白花に近い個体。


リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県東村

花柄が長く感じるのも特徴で、
儚げなところが何となく「首長族」を連想させます。


リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県東村