風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

記憶

2008-01-05 | Weblog

丹沢主脈(08.1.1)

初めての丹沢は、小学生の弟と表尾根から塔ヶ岳へ上がった中2の時だったか。中3の正月は一人で主脈の縦走をした。高2の夏はユーシン生活と称して、山岳部のNやIとマニラ麻のザイルでザンザ洞や同角沢を登った。他にも丹沢には家族や仲間たちとずいぶん通った。今回はその時々のことを思い出しながら、ちょっと感傷的な気分で登山道をたどった。40年以上前のことで、既に山行の記憶はあやふやで脈絡もないが、それでも私にとって大切な記憶の断片である。


大倉尾根

2008-01-05 | Weblog
元旦は少し風があったものの天気も良く、富士山や伊豆の大島も望むことができました。登りに使った大倉尾根は、変化の無い急登の尾根なので馬鹿尾根と呼んでいたように記憶しています。起点の大倉から塔ヶ岳まで約1200メートルもの標高差が有り、大山(だいせん)の夏山登山道でも標高差900メートルほどでしょうから侮れません。


花立から塔ヶ岳(08.1.1)

高校の山岳部では夏山合宿前にボッカ訓練を行うのですが、私も1年の時、河原の石を詰めた30キロのキスリングを背負ってこの大倉尾根を登りました。確か「ファイト!」とか掛け声をかけながら登ったような、そんなことも思い出しました。

塔ヶ岳

2008-01-05 | Weblog
人間にしか意味が無いのかも知れませんが、年が改まり、2008年。
子供たちも家を離れ、新年を迎えてもすることといえばカレンダーを替えることぐらい。
今年もできる限り、更新していきたいと思います。


塔ヶ岳山頂(08.1.1)

元旦に大倉尾根から塔ヶ岳に上がってきました。帰ってきてから昔のメモを見ると、丹沢に登るのは高校の後輩であったH君の追悼山行以来なので、39年ぶりです。

中学、高校の時には、幾度となく尾根をたどり、沢を詰め山頂まで上がっているはずなのですが、記憶と風景が一致しません。年齢によって見えるもの、見たいものが違うのでしょう。

ところで、塔ヶ岳の山名です。山頂の標柱は「塔の岳」、他の標識は「塔ノ岳」となっていました。私の古い山行メモや記憶では「塔ヶ岳」です。ネットで調べてみると、最近は地元での呼称を尊重して「塔ノ岳」と表記するようです。