風薫海航空翔

カゼカオル・ウミワタル・ソラカケル Presented by 柊(syu)

ミーハーも骨の髄まで

2011-12-08 13:57:00 | ハマリもの
週末、行ってきちゃいました。



全日本男子バレーボールW杯観戦。

ええ、また復活したんですよ男子パレーボール熱が。急に。
思い起こせば、2008年世界最終予選で16年ぶりにオリンピック出場を決めたあの試合。
伝説の植田監督大の字倒れのアレですよ、アレ。
あの試合を旅先の屋久島の宿で観てから、あの夏はどっぷりと男子バレーボールにハマったのでした。
しかし妊娠して尋常じゃないつわりに苦しめられて、北京オリンピックの試合はほとんど観れんかったなぁ。

あれから3年。
育児や家事に追われてすっかりバレーボールのことなんて忘れてたのですが。
先日たまたまつけたテレビで観て、再燃とはこのこと!!。
毒食らわば皿まで。ミーハーも骨の髄まで。
とうとう人生初のパレーボール観戦に赴いてしまった訳です。
この節操の無さ、ノーフィアー状態。

んな訳で国立代々木競技場ヘ。
意外なことに初めて行く体育館でして、プロレスもよくやってるんだけど行ったことなかったよなぁ。

若いお嬢さんのお客さんばかりかな?、と思ってたら、お客さんいろいろ。
若い男の子、年配のご夫婦やら子供、果ては赤ちゃん連れ。
対戦相手のブラジルの方々も沢山来てました。
さすがに女子トイレ長蛇の列でしたが。
一時期ジャニーズが試合前に踊ってましたが、あのときはチケットなかっただろーなー。

試合開始1時間前に会場到着。自由席2000円を購入し会場入り。
それでもスタンド2階の前から5列目中央寄りに座れました。
多分ひとり観戦だったから座りやすかったのかも…。
試合開始時にはお客さん9割は入ってたかな。

試合はブラジル相手に頑張ってましたが、ストレート負け。
当たり前の話だけど、テレビでみるほうがよく見えます。
じゃあなんでわざわざ生観戦かというと、やっぱ雰囲気味わいたかったんよね~。

プロレス観戦は数あれど、ナショナルチームの試合ってどのジャンルでも観戦経験がなく。
ましてバレーボールってどんな雰囲気で試合してるのか、気になってました。

試合始まってみると、一番ビックリしたのはテレビで観るよりコートが狭く感じること。
あれだけデカイお兄さんたちがいるせいかな、
こんな狭いコートで闘ってるのかー、と感心しました。

そして、会場来てる人ってやっぱり心底バレーボール好きなんですねぇ。
「キャーッ!!」と奇声をあげて選手をアイドルかのように応援するおねぇちゃんたちもいれば
応援団がガンガン声援を送って盛り上げたり
(一度「ニッポン!!チャチャチャ!!」をやってみたかったのだ…)
いろいろ解説してる人もいたり。
試合前には応援団から選手ひとりひとりの応援の仕方(ひとりひとりお約束がある!)の前説があったり。
(このへんはメジャースポーツならでは?。)

テレビでは放送されないけど、試合前や後には選手たちはこんなことしてるのかー。
といった発見があったり。
コートの上を拭き拭きする人たちの職人のような仕事っぷりに感動してみたり。
そんな驚きや感動がいろいろあって、初の生観戦は行って良かった♪。

全バレーボールファンからタコ殴りにされそうなんですが…。
試合開始前からかなりの時間、植田監督ガン見モードでしたワタシ。
ええ、相変わらずどストライクで好きなんっすよ。
好みが服来て歩いてる、ちゅー感じで (汗)。
双眼鏡片手に穴開くんじゃないかと思うほど、見つめてしまいましたわい。
ナマ監督、カッコよかったよぉぉ♪。


あとこれはプロレスヲタクの戯言↓。
自由席2000円という金額は驚愕でした。
野球もそうだけど、低価で生観戦が出来る席がちゃんとある。
プロレスだって魅力的なジャンルだけど、チケット代が決して安くない。
メジャースポーツと比較すること自体おかしいのかもしれんのだが
もう少し門戸を広げて子供や初心者が観戦に足を運べるようになってくれれば、と。
だって生観戦は説得力あるんよ。どんなジャンルでも。
そうすればファンの裾野も広がりやすくなるのに…。
今のプロレスはいい試合を繰り広げているんだからさ。

わが青春のシャイニン・オン

2010-12-09 17:14:23 | ハマリもの


コレ↑みて泣いちゃいましたよ
だって鈴木トオルがあの頃と変わらない声で「シャイニン・オン君が悲しい」を歌ったんですから

「わが青春の」という枕言葉のつくものは数あれど。
実はLOOKもそのひとつなんだよなぁ
ボーカル・ピアノ・シンセ・サックスという不思議なバンド構成もさながら。
鈴木トオル氏のたっかーーーい声に打ち抜かれたローティーン時代のワタシ。
PVはいつも凝ったつくりで「ミュージックトマトジャパン」でいつも録画。
(実は今も持っている)。
とってもとっても大好きだったのに、たった4枚のアルバムを残してLOOKは消えてしまった。
今でも思い入れがあるバンドなんですわ。

素晴らしい声をもったボーカリストが歳を重ねたとき
TVで久々に現在の歌声を耳にしたら「あ~」とチョットがっかりすることがある。
大友康平しかり、中森明菜しかり…。
キー下げて歌ってる日にゃ、淋しいことこの上ない。
人間ですから、そりゃ仕方ないことなんですけどね。
単なる素人のワガママなんでしょうが
特に高音に優れたボーカリストは、年齢を重ねるとなかなか難しいみたいで。

なもんで、この鈴木トオルの動画を発掘したときにゃ
多少の↓はあれど、ほぼあの頃と同じ歌声で胸が震えました
本当に嬉しかった♪。
髪の毛ツンツンに立ててたあの頃より落ち着いた印象だけど
でも雰囲気は変わってないんよなぁ~。
ん~LIVE行って生で聞いてみたいっす。

とか言いながら、実は鈴木トオル氏以上にピアノの千沢仁氏の歌声にもハート打ち抜かれてました
ビリージョエルを愛するサングラスを外さないピアノマン。
トオル氏と対照的に低く優しい包み込むような歌声が、ローティーンの頃から今でもずーっとずーっと好きで。
ぶっちゃけ「恋しい」と思う歌声だなぁ。
「ロンリーダンサー」という隠れた名曲がLOOKにはあるんだけど
千沢氏メインボーカルにトオル氏の高音コーラスがかぶさるライブバージョン、
これを越える「ワタシ胸ふるえ最強楽曲」はなかなか無いっす!!
(アルバムバージョンではトオル氏コーラスがないんよね、残念)。

その千沢氏の歌声を今一度聞きたくて、ずっと消息を追っていたんですけど
残念ながら音楽業界を引退してしまって、ウワサでは介護の会社やってるとか違うとか…。
願わくばLOOK再結成なんで、一夜限りでもいいから彼の歌声聞きたいなぁ

ニューミュージックと呼んでいた時代

2010-11-09 14:59:14 | ハマリもの
久々更新どす

チビ助が奇跡のように保育所に入れました
認可保育所の申し込みに行ったら役所で門前払いに合い、認証保育所も50人待ちと言われ諦めていたんですが。
4年保育をしている幼稚園に最後の望みをかけて受験→撃沈。
ダメもとで近所の認証保育所に待機をかけたら、1週間前に1歳児に空きが出ましたと
うーん、まさに捨てる神あれば拾う神ありき
今は慣らし保育中で、ワタシの仕事も来月から(の予定)なんでチョットうちでゆっくりひとり時間させてもらえてます。
目下、病児保育の登録にも勤しんでますが。

ところで最近我が家でブームとなっているものがあります。

稲垣潤一「SUPER BEST COLLECTION 」

まだ「Jポップ」という言葉がなく「ニューミュージック」と呼んでいたあの時代。
ワタシも80年代後半から90年代初頭は多感な中学生高校生の真っ最中。
「GB」だの「ベストヒット」だの「シンプジャーナル」だの…音楽雑誌を少ない小遣いから買って読んでましたよ
「PaTi-PaTi」もたまに買ってたなぁ。
「シンプ」は硬派な音楽雑誌で、「ベストヒット」や「PaTi-PaTi」は中高生向けって印象。

今もあの時代のミュージックシーンを鮮やかに思い出せる。
大好きだったアルフィーがTOKYO BAY-AREAで前代未聞の10万人コンサートを成功させて。
チェッカーズが自分たちでオリジナルソングをリリースし始めた。
尾崎豊はまだ生きていて、浜田省吾の「J-BOY」、サザンの「KAMAKURA」、ユーミンの「DADIDA」。
TMネットワークが「GET WILD」でカッコよくヒット飛ばして。
HOUND DOGのPVはいつも凝った創りで楽しかったし。
中村あゆみや渡辺美里が圧倒的な存在感で出てきた頃。
日清カップヌードルのCMソングはいつも素敵な曲ばかり…。

アカン、語りだしたらキリがない(笑)。

そんな当時、稲垣潤一はワタシにとってまだまだ「大人の聴くアーティスト」だった
杉山清貴と同じ位置やったんよね。
だから当時はあまり熱心に聴いた覚えはなかった。
ただ、ドラムを叩きながら歌うというスタイルがかなり衝撃でした
しかもバンドじゃなくソロシンガーで(バンドならCCBがいたので)。

そうそう、あの当時のワタシの衝撃と言えば
・CCBの渡辺クンが弾いてたヘッドのないベース
・布袋ちゃんのギターの奇抜なデザイン
・バビーボーイズのツインボーカルというスタイル
・かつ、ソプラノサックスをボーカルが持っているというスタイル

アカン、これも語りだしたらキリない(笑)。

話をもとに戻して

なもんで、「クリスマスキャロルが流れるころには」ぐらいしかちゃんと聴いたことのなかった稲垣潤一。
たまたま相方が「夏のクラクション」をYouTubeで聴いてからハマり
CDを借りてきて一緒に聴いたら、うーーーーーんっ!!なんかめっちゃええやん!!
ニューミュージックと呼ばれなくなってからン十年、大人になった自分にすごくスイング

「1ダースの言い訳」や「思い出のビーチクラブ」「1969の片思い」みたいなポップな曲も非常に素敵なんですが
個人的には「ドラマティックレイン」のような哀愁漂う雰囲気がツボです
この方ずっとシンガーソングライターだと思っていたけど、ほとんどが提供曲で生粋のシンガーだったのもビックリ。

そしてこのCDについていたライナーノートが読み応えありました!!。
稲垣潤一のそれぞれの曲の背景と共に、ワタシが大人になる前に過ごした時代。
テレフォンカードや留守番電話が登場した話とか「ああそうやったなぁ」とタイムマシーンに乗ったかのような気持ちにさせてくれる。
なんかとってもいい文章やなあ、と思って読んでたら書いてたのが『サエキけんぞう』。
おおーっこの人ってあの頃シンプジャーナルでみたような??。
そんなところでも懐かしい気持ちで溢れた贅沢なCDでした

いつかの恋バナ

2010-04-09 15:09:48 | ハマリもの
某日、何気なく本屋さんをのぞいた

マンガコーナーの前を立ち寄ると、何やら小さな冊子がアチコチに吊るしてある。
手にとってみると、販売してるマンガ単行本のコピー。
最初の数ページをコピーして小冊子とし、立ち読みさせてくれるシステムの様子
へぇ~、ナルホド。
青池保子の新作やら、少年マンガのコピー小冊子をパラパラ手にとって読んでみました。
今の本屋ってマンガは大抵ピニールに包まれてるから、内容なんて見れないもんなぁ。
読んだことのないマンガを買うのって、なかなかないし。
こうやって「立ち読み用」に吊るしてもらってると、実際に読めてすごくいい。
なかなかいいビジネスプランじゃないですか~

そんな立ち読み小冊子を何冊か手にとって読んでいたら、
「おおおっ!!コレは是非続きを読みたい!!」という想いにかられて
久しぶりに衝動買いしてしまったマンガがコレ↓。


「Love,Hate,Love」ヤマシタトモコ・著

まんまと本屋のビジネスプランにやられてしまったワタシだ(笑)。
しかし、これは最初の数ページで思いっきり引きこまれてしまいましたぜ。


貴和子は、ある日同じマンションの隣室ベランダでタバコを吸う男に出会う。
52歳、気だるげな大学教授、縫原。
バレエダンサーの道を諦め、バレエ講師として日々を過ごす貴和子に、彼は誠実な言葉で語りかける。
今まで恋愛を避けてきた貴和子の心に火がともり…BL界の人気作家が描く、28歳・処女の真摯でピュアなラブストーリー!
(Amazon内容紹介より)


読んでてなんだかとっても懐かしい感情が湧き上がってきました。
そうそう、恋が始まった頃ってこんなせつなくてドキドキする感じだった
相手のことを知りたいし、自分のことも知ってもらいたい。
私はどう思われているんだろうか、頭の中から相手のことが離れない。

結婚して子供いて、毎日育児に追われているとすっかり忘れてる感情よなぁ…
学生時代の友人から恋をしていて花柄のワンピース買っちゃった、なんてメールをもらうと嗚呼そうだった、そういう感情あったあったと携帯に向かって頷いている自分。

まぁ結婚してしまえば、恋出来る相手は現実味のない対象になってしまうのでね。
ジャニーズだとか、お笑いだとか、俳優だとか、プロレスラーだとか(←最後のはワタシだけか・笑)。
そういう世界では一方通行なので何も変わりはしない。
でも現実味のある恋は違う。
進行するかしないかの微妙な関係の中で生じる感情が、なんともせつなくて懐かしくていいもんです。むふふっ

そういう感覚を疑似体験したく、リピートして読んでしまってます

エース!

2008-07-13 19:02:51 | ハマリもの
            

佐々木潤子・著「エース!」

りぼん連載時、リアルタイムで読んでました@小学生のワタシ。最近男子バレーボールにドップリ漬かっている日々。ある日ふと「エース!」を急に思い出して読みたくなり、マンガ喫茶へGO。置いてあったよぉ~!!しかも文庫本ではなくて単行本でうひゃ~!。

「エース!」が連載されていたのは1980年代。
バレー部所属の主人公・保科真奈美は飛び抜けたパワーとジャンプ力の持ち主のエースアタッカー。彼女を中心に繰り広出られる試合を縦軸に、コーチ?との恋を横軸に繰り広げられるスポーツラブコメ。

いや~、時代を感じた感じた(笑)。
イキナリ混線電話で告白をされる設定や、絵のタッチが昭和やもんな。今読むと恋愛設定がとほほほ~
しかも主人公たちは中学生!。オイオイ、中学生でこんなプレイ出来たら、全員中田久美だってば!


とイロイロつっこんだものの、全6巻で繰り広げられる試合の数々が結構な迫力でビックリ。読者のほとんどが小中学生の「りぼん」連載にもかかわらず、たくさんの専門用語や解説を織り交ぜてあり。若葉マークバレーボールファンのワタシには、非常にわかりやすく勉強になりました。
そういえば小学生のころ「エース!」を読んで覚えたバレーボール用語が多かったことを思い出したよ。「ひとり時間差」という言葉を知ったのもこのマンガでした。

そんな用語の数々も、時代の流れを感じるもの。
主人公が繰り出す「ライト流れ打ち」なるものは、今でいうブロードのこと??。
「サーブブロック」は今じゃ禁止されているし、「スパイクサーブ(ジャンプサーブ)」の解説には「安全度が低い」となっているけど今ではたくさんの選手が使いこなす時代だもんな~。
北京オリンピックを前に、いい勉強になりましたよ

そう言えばこの作者は昔からスポーツものの作品が多かったよな(「銀河」とか)。最近Vリーグが舞台の「ファイト!」も描いたそうで、ソッチも読んでみたいですな…。またマンガ喫茶に行くか~

ハゲタカ

2007-09-08 18:30:53 | ハマリもの
家事も仕事も起業計画もブログもヨガも腹筋も、全てのことにおいて滞って。ナニも出来ない日々が連日続いている。決して体調が悪い訳ではない、精神的に落ち込んでいる訳でもない。
原因はコレだ↓。

           

NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」。全てこのドラマのせいだ←責任転嫁ですが何か?(開き直り)。

今年2月にNHKで全6回がオンエアー。その評判の良さを後で聞き「見たいな~」と思ってたら、8月下旬に6夜連続再放送。それを見て・・・奈落の底に落ちるがごとくハマッてしまった。このヲタク体質なワタシがここまでハマるのは何年ぶりだろうか、とビビってたじろぐレッドゾーンまで到達目前
そしてついにDVD-BOXまで購入。このヲタクなワタシが今までいろんなドラマやプロレスのDVD-BOXを我慢してきたにもかかわらず、生まれて初めてDVD-BOXに手を染めてしまったドラマだからそのハマり具合は半端ではない
だってNHKときたら、未公開シーンや記者会見・出演者インタビューを特典映像でつけてきたんだから。買わずにいられる訳がない。NHKに「おいっ!ハゲタカのせいで、家事も仕事も手がつかない!どうしてくれるんだ!!萌えぇぇぇっ!(←殴)」と苦情電話?を入れたいぐらいだ(これも責任転嫁)。

ヲタクの戯言は置いといて

ホント面白いドラマである
企業買収を巡る経済ドラマなんだけど、骨太なドラマ設定に加えてスピード感のあるストーリー、演出や音楽の素晴らしさ(光の演出に感動した)、そして一流の役者陣。全てが恐ろしいパワーをもって視聴者を引っ張り込む。こういう人間ドラマをやらせたらNHKは天下一品やのぉ。

ストーリーはエリート銀行員(柴田恭兵)と、「ハゲタカ」と呼ばれる外資系ファンドの代表(大森南朋)の戦いがベース。そこに親を死に追い詰められた過去をもつTVキャスター(栗山千明)と、IT企業社長(松田龍平)が絡む。
この役者のメンツだけでもスゲェー!と思うんだけど、それぞれの演技力がこれまた凄まじい。
柴田恭兵は、「ここまでするか!」と思うほど周囲の人間に苛め責め抜かれるのに、どこまでも立ち上がるタフさを演じた(それがまた萌え…ゲホッゲホッ)。
大森南朋は「えぇぇぇっ!!Dr.コトーで桜井幸子の旦那役やってた人と同一人物なんかいっ!!!」と驚愕するほど、クールな鷲津政彦という役柄にハマりきっていたし(これもまたまた萌え…ゴホッゴホッ)。
栗山千秋は思ってた以上に芝居がうまかったなぁ。
松田龍平の存在感と個性に眩暈を覚えたぐらいだった。もうこの人には「松田優作の息子」という看板はいらんと思われ。ホントは中村獅童がキャスティングされていたらしいが、飲酒運転で降板し松田龍平が起用になったそうだ。しかし今となっては、中村獅童では物足りなかったかも?と思うようになるぐらいの演技力を見せ付けた。
この4メンツに大御所俳優がバンバン絡んで、ドえらい迫力になっている

それと「TOB」「ホワイトナイト」なんて経済用語はニュースで聞いたことある程度だったけど、それがどういうことか?ということをこのドラマで知ることも出来た。「なんだ、TOBって五反田の『東京卸売センター(=TOC)』とは関係なかったのか」とか「あー、村上ファンドやホリエモンがやろうとしてたことは、こういうことだったのか」とか「なんで阪急と阪神が合併するのか、やっとわかったわ~」などと、遅ばせながらも理解した次第である(TOBの件については無知すぎ)。改めて経済って面白いと思わせられたドラマである。

ということでDVDレコーダーの前から離れられない毎日。お友達の皆様、このヲタクのハゲタカ熱が冷めるまで柊は遠くに旅に出たと思ってて下さい(涙)。またスーパーの特売品の前で「豆腐86円を買い叩く!買い叩く!買い叩く!」「誇りでメシが食えますか!」などとホライズンの鷲津さんのごとく叫んでいるヲタクがいたら、そっと遠くから見守ってやって下さい(号泣)。

日曜日の夜は

2007-07-20 08:45:39 | ハマリもの
めっきりドラマを見なくなった
10代後半からハタチ前後の頃って、毎日のようにドラマ見てたのになぁ。当時はトレンディドラマ(死語)全盛期だったし、TVにかじりつける時間も余裕もたっぷりあったからだろうか。
そんなドラマ無し人生になってしまったワタシが、久々にハマっているドラマ。

「パパとムスメの7日間」(TBS系・日曜21時~)

パパ(舘ひろし)と女子高生のムスメ(新垣結衣)が、ひょんなことから中身だけ入れ替わってしまう。というメチャメチャベタな設定のドラマ。ストーリーだけを読んでると、使い古されたものでコレといって魅力はない。

が、しかし

役者の演技力というものは恐るべし。単純なストーリーにリアリズムを加え、実際に見るとこれがかなり面白いのだ!
新垣結衣のオッサン化もなかなかの演技力だが、舘ひろしの女子高生化は一見の価値がある!!。携帯の早打ちはもちろん、言葉遣い・仕草・表情が完璧なイマドキ女子高生。片思いする先輩を前にモジモジする姿や眼差しまでが乙女モード、という徹底ぶり。「気持ち悪い」というハードルを楽々クリアーして、むしろ可愛く見えてきてしまう不思議っぷり。だらしなく着こなしたスーツ姿で、デスクの上にて頬杖をついている格好はかなりツボ。いや~、役者ってスゴイねー。

おかげで毎回大爆笑。床を転がりまわるほどウケてます、ワタシ。「クール&ダンディ」なイメージが強い舘ひろしだからこそ、こういう役はギャップがあって面白いんだろうなー(素顔は「酒が呑めない」「甘いもの大好き」「携帯電話を持ったことが無い」らしいが)。

「あぶない刑事」開始から20年経過。まさかタカが女子高生になる時代が来るとは…。というよりも、舘ひろしが「ムスメに嫌われるパパ」という設定の年齢になってしまったことも、軽~くショックだったりするんだが。(あんなパパンだったら、ワタシは絶対ファザコンだ!!)。
という訳で毎週日曜の夜が楽しみなワタシです。

伝説の学園ドラマ

2007-02-15 09:55:12 | ハマリもの
某日、TSUTAYAをウロウロしていたときのこと。「うおぉぉぉっ!?」と雄たけびを上げそうになってしまったビデオを発見(危うくヘンな人になるところだった)。即全巻レンタルカウンターへ。かさばるビデオテープを抱えながら、嬉しさのあまりスキップしそうになってしまった
そのアブナイ人になりかけたビデオとは?。前回美顔器と最後まで熾烈な戦いを繰り広げ、「肌水分量25%」に敗北したあの伝説の学園ドラマ。

            

「3年B組金八先生・第2シリーズ(昭和55年版)」
(↑キャプチャーが欲しい…)
数ある金八シリーズの中でも珠玉のシリーズとして名高い、『俺は腐ったミカンじゃない!』のあのシリーズですがな~。覚えてるでしょ??。
名作と名高いだけに、何度も再放送されてたなぁ。ワタシの高校時代にちょうど再放送されていて、よくクラスの友達と話題になったもんだ。あのときにすっかり「金八2」にハマってしまい。今回美顔器に負けたので、DVDを購入することは出来なくなりガッカリしていたのだが、TSUTAYAで借りて見れるとは何たるシアワセ~。ありがとう~

改めて全部見たけど、やはり名作!。そしてみんな熱すぎ!
特に中島みゆきの「世情」がBGMで使われた、加藤くんたちの逮捕シーンで有名な『卒業式前の暴力①・②』は涙ナシでは見れませぬ~。何年たってもいいものはいい!。
放送から25年以上たっているので、ものすごく時代を感じる内容(「校内暴力」「受験戦争」「ノイローゼ」なんてワードが飛び交う)。出てくる「ツッパリ」たちも今見ればカワイイもんだ。番長という設定の加藤くんなのに、ちゃんと学ランのカラー(詰襟に入れる芯みたいなやつ)を入れているところが泣けてくる。

            

↑荒谷二中の放送室立てこもり事件『卒業式前の暴力②』。加藤くんがイチバンカッコよかった回じゃのお~。♪シュプレヒコールの波~通り過ぎていく~♪。
加藤くんを演じた直江喜一の当時の年齢は18歳だった、とか、若き日の柳葉敏郎が暴走族・血魅怒呂(チミドロ)の一員として出演している、とかいう話は有名なエピソード。


改めてみると、気づくことがいくつかありまして。
その名作『卒業式前の暴力②』で警察と学校側の話し合いのシーンなんだけど、今見るとコレってひょっとしてワンカットで撮影したの?、と思わせるものだった。ものすごーく長いシーンでカメラは切り替わるけど、そこでカットしてあるように見えない緊張感がずっと続いてる。その証拠に、役者さんがセリフを噛むんよね~。もしカット割りしてたら取り直しすればよかった話なのに、してないということはやっぱりワンカットで撮ったもの?。
そういう「ワンカットで撮ったと思われるロングシーン」が、たくさんこのドラマには使われているように思う。だから迫力あったのかなあ?。役者さんたちも大変だっただろうな。

それと、このときの金八先生の設定が30歳であることが判明。う、うそやろぉぉぉっ!?。今の自分よりも金八っつぁん年下なんかい!?。この時代の30歳というのは、なんでこんなに老けてるのか!?。けっこうショック…
同僚の国井先生(理科担当)は「オールドミス」(←これも死語だなぁ)の設定だけど、設定年齢が気になるところだ。

とか何とか言いながら、かなり楽しんで見た。自分へのプレゼント・パート2まで見ることができて嬉しいので、一曲踊ります

初恋のひと・AGAIN

2006-12-27 21:15:28 | ハマリもの
寺尾聰。じつは初恋のひとです。当時小学生、まわりはみんなジャニーズとかチェッカーズのファンだったのに、ひとりだけこんな渋い人が好きだった。
当時は『西部警察』の全盛期だったし(今でもワタシはちょっとイタイ西部警察ヲタクだが)、名曲「ルビーの指輪」が大ヒットしてたし。とは言え、小学生が恋する相手としては早熟すぎ?。

『西部警察』降板後、初恋の人はメディアから一時期姿を消したかのように見えた。でも数年後、黒澤明の映画で役者としてワタシの前に現れる。黒澤映画を寺尾氏目的だけにレンタルビデオ屋に走ったとは…ワタシのヲタクぶりは昔から変わらん
以後、役者としての彼はどんどんバージョンアップ。毎年必ず映画のCMで姿を見てたし(映画賞も受賞)、ドラマも主役クラスで復活。年を重ねるごとにその渋さに磨きがかかり(彼こそ元祖・チョイわるオヤジだ)、セリフなくとも語ってしまうような演技力にクラクラ。ドラマ「優しい時間」で見せた穏やかなオジサマから、映画「亡国のイージス」の悲しい悪役まで幅広く演じてくれる(でも圧倒的に前者の役柄が多いかも?)。

そんな初恋のひとが、このたびCDを出した。

          

『Re-Cool Reflections』。「ルビーの指輪」が大ヒットした年にリリースされたアルバム『Reflections』、そのセルフカバーアルバム。
この20年以上前にリリースされた『Reflections』、当時我が家にもありました。年の離れた姉が買っていたのだ。暗闇でタバコを吸う寺尾氏のレコードジャケットがとってもとってもカッコよくて、小学生のワタシが文字通り目をハートマークにして眺めていたもんだった。ちなみにこのアルバムは、80年代トップセールスを誇った伝説のアルバムらしい。

20数年の時を経て、寺尾氏の年輪がプラスされて甦った。どんなもんかね~、とネットで『Re-Cool Reflections』さわりを聴いた瞬間、「い、今すぐ買いにいくぅぅぅぅっ!!!」と叫んだ。やられたぁぁぁ!!。
「Re-cool HABANA EXPRESS」のカッコよさも凄かったが、「Re-cool ルビーの指輪」のイントロと♪くぅもぉり~硝子の向こうは風の街~♪の部分だけで、ワタシのハートはズキューン!と打ち抜かれた(古い表現やなぁ)。か、かっこよすぎですぜ!寺尾聰!!

早速CDショップで購入。聴いてたらバターのごとく、ドロドロに溶けちゃいましたワタシ。渋い…渋すぎる!カッコよすぎる!セクシーすぎる!。きっときっとキリンラガビールのCMのように、渋く不良モード・遊び心全開で演奏してちゃってるんだわ~(←妄想系)。低音になればなるほど響く、あの声に眩暈フラフラ
あの当時『Reflections』を聴いていた人には懐かしく、聴いてなかった人には大人の渋さを感じられる、とっても素敵なアルバムですな。ボーナストラックとしてあの当時の音源の「ルビーの指輪1981」も同時収録。聞き比べてみるのも、これまた遊びごころ溢れてていいもんだー
ワタシの稚拙な感想よりも、コッチの立派な総評も読んでみてくだされ→ Neowing。ワタシをCD屋に走らせた「Re-Cool ルビーの指輪」ちょこっとだけ聴けます。『Re-Cool Reflections』、年末年始我が家のヘビーローテーション決定。


うぬぬ、またまた熱く語ってしまった。ちなみに今年ワタシが買ったCD→ ①橋本真也追悼テーマ曲CD ②中村あゆみ「風になれ」(鈴木みのるのテーマ曲・みのるのサインつき) ③寺尾聰「Re-Cool Reflections」
こんな自分は小学生の頃とあんまり変わってない。

喫茶は喫茶でも…

2006-08-16 19:56:30 | ハマリもの
          

グータラ生活加速中の今日この頃。食事の支度を気にせずに帰宅できるんだから、ちょっとは遊んで帰りたいなぁ。と、仕事帰りに行き着けのマンガ喫茶へ(普通はそんなところに「行き着け」があるのだろうか?)。
何を隠そう、ここ数年のワタシのストレス発散方法は「マンガ喫茶」か「てもみん30分コース」のどちらかになってきた。…とか言っても最近はあんまりストレスもないのだが。とにかくストレスあってもなくても、通ってしまうマンガ喫茶なのである
ここで読破したマンガ数知れず…。ワタシが子供の頃「りぼん」に連載されていた懐かしいマンガから、イマドキの高校生に人気のモノ、「東京大学物語」から果ては梶原一騎まで。う~ん、雑食系になってしまったぞー

今回読んだのは、吉田秋生の「イヴの眠り」。
吉田秋生の描く『ナイフのように美しい男性(というか少年)』が、昔から大好きだった。それに「ナナメ読み」を許さないような、じっくり読まないとこんがらがってしまう練りこまれたストーリー構成も匠らしくて好きだ。

その「イヴの眠り」を何の情報もなく読み始めて…ビックリ
舞台がハワイからイキナリ沖縄にぶっ飛んできたのだ。シビアなサスペンスに散りばめられた、沖縄の言葉(「まぶや」「キジムナー」やら「ウタキ」やら)と沖縄の風習、そして見慣れた沖縄建築の数々…。

何よりも驚いたのが、「奥神島」と名前は違えど聖地・久高島が登場するのだ!。しかも久高島のあの港や診療所が、リアルに描写されている。久高島に行ったことのある人であれば、「アーッ!」と叫ぶものばかり。
ついでに「コレは絶対、ナカグスク城址の横にある廃墟だ!」と思われる建物が登場したり、沖縄病重症患者には堪らん作品だった。かなりマニアックな取材をしたんだろうなぁ~。

調べてみたら、この作品は「夜叉」の続編だそうで。それは是非とも「夜叉」と合わせて読まねば~。と理由をつけて、近日中にマンガ喫茶へ行くであろうオホホホ