ある日、本屋でパラパラ立ち読みしてたら意外に面白そうで購入してしまった、北斗晶(ほくとあきら)・著「鬼嫁薬局」(フィールドワイ発行・933円)。
「旦那の2度の無職状態を乗り越えた鬼嫁・北斗晶による言葉の薬がここに!」
「リストラや失業で落ち込む旦那を持つ奥様の悩み解消」
というコピーつき。なかなか読みやすい文章で1時間ぐらいで読み終えた。
北斗晶は、元女子プロレスラー。最近バラエティー番組に引っ張りダコなので、見たことのある人も多いかもしれない。派手な格好とプロレスラーの旦那に対する鬼嫁ぶりと裏腹に、人の良さそうなタレ目がなんとも愛嬌のある人。でも現役時代は、「女・猪木」と呼ばれるぐらいカリスマ性のある一時代を築いたレスラーだった。女子プロレスを見ない私でも、その存在は知ってたし人気のあるレスラーだった。なので、その絶頂期に現在の夫・佐々木健介と結婚したときにゃ~驚いた(@o@)。
佐々木健介というレスラーは、その当時私の中では「強いけど本当の強さはない、どっか野暮ったい垢抜けない一流になれないレスラー」という存在だった。なので超がつくほど一流の北斗晶との日本初・現役レスラー同士の結婚にはビックリしたなあ。(ボロクソ言うて・・・ごめんね健介)。
その後健介は当時所属していた新日本プロレスでチャンピオンの座まで登りつめ頂点を極めたものの、色々な事情で表舞台から姿を消す。「鬼嫁薬局」はその不遇の時代の夫を妻として・マネージャーとして支え、最終的には夫・健介の表舞台へ復帰・プロレス大賞受賞という復活までの舞台裏を描いた夫婦愛のドキュメント。「内助の功」なんて甘ったるい話ではない。むしろ「鬼嫁」となった妻のスパルタな夫再生計画である!。
とは言え、特別な夫婦の話ではない。どこの夫婦でも起こりうる、「ダンナのリストラ」「転職」「金銭的危機」に対して北斗晶が嫁の立場でどのように工夫して成功したかが述べられている。旦那がいかに生き生きと過ごしているか、それが家庭の幸せなんだ、と北斗晶は言う。その旦那を支えてあげるのは嫁である自分しかいない。
旦那には「好きな仕事を楽しくやってもらう」、それが鬼嫁から伝授する亭主改造計画の基本です。
お金のために旦那を働かせるんじゃなくて、家族の幸せのために旦那に元気になったもらうことが、結局お金につながるんです。
(「鬼嫁薬局」より抜粋)
なんかとても古典的な夫婦の姿で、今の若い世代の夫婦観とはちょっと違うように思う。でも邪心のある損得勘定すれば、北斗晶のいうところは正論やなあ、と思った。それと・・・世間では「鬼嫁」と呼ばれる北斗晶。元レスラーらしく竹刀で旦那を追いたてたり、旦那に「だからオメェはダメなんだよ!」と怒鳴ってみたり。でも、この本を読み終わると、その行動が全て感情的ではなく旦那・健介への愛情でいっぱいなんだなあ~、と見方が変った。ただ優しいだけでは乗り越えられない危機もある。旦那が生き生きと仕事をするために、あえて自分が鬼になる。どれほどこの夫婦がお互いを大切に考えているか、とってもよくわかる。
あと4ケ月もすれば、私も「嫁」という肩書きがつく身。とても参考になる1冊でした。
「旦那の2度の無職状態を乗り越えた鬼嫁・北斗晶による言葉の薬がここに!」
「リストラや失業で落ち込む旦那を持つ奥様の悩み解消」
というコピーつき。なかなか読みやすい文章で1時間ぐらいで読み終えた。
北斗晶は、元女子プロレスラー。最近バラエティー番組に引っ張りダコなので、見たことのある人も多いかもしれない。派手な格好とプロレスラーの旦那に対する鬼嫁ぶりと裏腹に、人の良さそうなタレ目がなんとも愛嬌のある人。でも現役時代は、「女・猪木」と呼ばれるぐらいカリスマ性のある一時代を築いたレスラーだった。女子プロレスを見ない私でも、その存在は知ってたし人気のあるレスラーだった。なので、その絶頂期に現在の夫・佐々木健介と結婚したときにゃ~驚いた(@o@)。
佐々木健介というレスラーは、その当時私の中では「強いけど本当の強さはない、どっか野暮ったい垢抜けない一流になれないレスラー」という存在だった。なので超がつくほど一流の北斗晶との日本初・現役レスラー同士の結婚にはビックリしたなあ。(ボロクソ言うて・・・ごめんね健介)。
その後健介は当時所属していた新日本プロレスでチャンピオンの座まで登りつめ頂点を極めたものの、色々な事情で表舞台から姿を消す。「鬼嫁薬局」はその不遇の時代の夫を妻として・マネージャーとして支え、最終的には夫・健介の表舞台へ復帰・プロレス大賞受賞という復活までの舞台裏を描いた夫婦愛のドキュメント。「内助の功」なんて甘ったるい話ではない。むしろ「鬼嫁」となった妻のスパルタな夫再生計画である!。
とは言え、特別な夫婦の話ではない。どこの夫婦でも起こりうる、「ダンナのリストラ」「転職」「金銭的危機」に対して北斗晶が嫁の立場でどのように工夫して成功したかが述べられている。旦那がいかに生き生きと過ごしているか、それが家庭の幸せなんだ、と北斗晶は言う。その旦那を支えてあげるのは嫁である自分しかいない。
旦那には「好きな仕事を楽しくやってもらう」、それが鬼嫁から伝授する亭主改造計画の基本です。
お金のために旦那を働かせるんじゃなくて、家族の幸せのために旦那に元気になったもらうことが、結局お金につながるんです。
(「鬼嫁薬局」より抜粋)
なんかとても古典的な夫婦の姿で、今の若い世代の夫婦観とはちょっと違うように思う。でも邪心のある損得勘定すれば、北斗晶のいうところは正論やなあ、と思った。それと・・・世間では「鬼嫁」と呼ばれる北斗晶。元レスラーらしく竹刀で旦那を追いたてたり、旦那に「だからオメェはダメなんだよ!」と怒鳴ってみたり。でも、この本を読み終わると、その行動が全て感情的ではなく旦那・健介への愛情でいっぱいなんだなあ~、と見方が変った。ただ優しいだけでは乗り越えられない危機もある。旦那が生き生きと仕事をするために、あえて自分が鬼になる。どれほどこの夫婦がお互いを大切に考えているか、とってもよくわかる。
あと4ケ月もすれば、私も「嫁」という肩書きがつく身。とても参考になる1冊でした。