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世界のPC・覗き見防止・モバイルG4・iPhoneシェア・80GのPS3・車インパネ・携帯新サービス

2008-10-14 13:30:29 | Dニュース

08年Q2のパソコン世界出荷台数-前年比14.5%増-
(2008/10/10  日経エレクトロニクス)

米iSuppliは08年第2四半期におけるパソコンの世界市場調査の結果を発表した。景気の低迷やサブプライム・ローン問題にも関わらず,パソコンの出荷台数は対前年同期比14.5%増の7019万3000台と2ケタ成長を遂げた。この出荷台数は,同社の予想を上回るという。
メーカー別出荷台数では,上位5社の順位に変動はなかった。首位は米Hewlett-Packard(HP)。出荷台数は対前年同期比19.6%増の1339万7000台で,シェアは19.1%だった。2位は米Dellで,対前年同期比21.0%増の1122万4000台を出荷した。シェアは対直前期比0.9ポイント増の16.0%。同社は,4四半期連続でシェアを拡大している。小売店や販売チャネルの開拓および改善などが,出荷台数の増加につながっているという。08年第2四半期のノートパソコン市場では,台湾Acerから2位を奪い返した。
3位はAcerで,出荷台数は対前年同期比17.0%増の665万3000台。シェアは9.5%。4位は中国LenovoGroupで,同14.4%増の557万台を出荷した。シェアは7.9%。5位は東芝で,出荷台数は同23.9%増の318万5000台,シェアは4.5%だった。
08年通期については,景気の低迷は続くものの,パソコン市場は堅調を維持し,前年比で12.5%増加するとiSuppliは予測する。

LG Display-のぞき見防止機能を搭載した14.1型液晶パネルを開発-
(2008/10/10  日経マイクロデバイス)

韓国LG Displayは,視野角を175度から60度にワンタッチで切り替える機能を持ったノートPC向け14.1型液晶パネルを開発した。電車の中などモバイル環境でノートPCを使用する時の他人ののぞき見を防止する。08年10月に量産を開始する。
同パネルは,「VIC(Viewing-angle Image Control Display)」技術と呼ぶ視野角調整機能を持つ。液晶パネルの輝度を変えることなく,視野角をボタン1つで切り替えられる。従来,こうしたのぞき見防止のためには50~100米ドル程度のプライバシー・シートを購入して張る必要があったが,輝度が犠牲になったり,視野角が固定されてしまうという不都合があった。新パネルでは,1人で使用する場合は狭い視野角に,複数の人と見る場合は広い視野角にと簡単に切り替えられる。

PC各社-モバイル4Gサービス対応ノートPCを米国で発売-
(2008/10/10  Itmedia)

米Intel、米Sprintおよびパートナー各社は10月8日、4G(注:日本における「第4世代」規格とは定義が異なります)モバイルサービスに対応するノートPCを発表した。
これら製品は、Sprint傘下のXOHMが9月末にボルティモアで開始したモバイル4Gサービスに対応する。
このサービスはモバイルWiMAX技術を使って下り2~4Mbpsのデータ通信を提供し、ボルティモア全市をカバーする。
Intelは、このサービスに対応したWiMAX/Wi-Fiモジュール(コードネーム「Eco Peak」)をCentrino 2のコンポーネントとして提供開始。Acer、ASUS、Lenovo、東芝などPCメーカー各社が8日、このモジュールを搭載したCentrino 2ノートPCを発売した。例えば、LenovoはWiMAX対応の「ThinkPad X301」「ThinkPadT400」などを提供する。
Dell、パナソニック、Samsung、ソニーも09年に同様の製品を提供する予定。またNokiaが今月中にN810インターネットタブレットのWiMAX版を、Sprintが年内に3Gと4Gに両対応したデュアルモードデバイスを投入する。

米スマートフォン市場-iPhone 3Gがシェア17%に-
(2008/10/10  Itmedia)

6月から8月にかけてAppleのスマートフォン「iPhone 3G」の米国での購入者の30%が、携帯電話会社をAT&Tへと切り替えている。調査会社の米NPD Groupは10月6日、報告書をまとめた。AT&Tは米国でのiPhoneの販売権を独占している携帯電話企業。
AT&Tに乗り換えたiPhoneユーザーのうち、47%はVerizon Wirelessから、24%はT-Mobileから、19%はSprintからの移行だった。ちなみに6月から8月の間に、携帯電話ユーザー全体で携帯電話会社を乗り換えた人の割合は約23%だったという。
NPDは、値下げしたiPhone 3Gの登場で、一般ユーザー向けスマートフォンの売り上げが全体的に伸びたとしている。またiPhoneの販売台数はiPhone 3G発売前はスマートフォン全体の11%だったが、発売後、17%に上昇している。
6月から8月に販売されたスマートフォンの平均価格は174ドルで、前年同期の236ドルから26%下がっている。6月から8月における台数ベースの売り上げ順位は、1位がAppleのiPhone 3Gで、以下Research InMotion(RIM)のBlackBerry Curve、Blackberry Pearl、Palm Centroと続く。

ソニー-HDD容量倍増のゲーム機「PS3」を国内でも発売へ-
(2008/10/10  日経エレクトロニクス・日経・Itmedia)

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は,年末商戦に向けてHDD容量を80Gバイトにした「プレイステーション 3(PS3)」を国内でも発売すると発表した。発売日は08年10月30日。希望小売価格は税込み3万9980円。ネットワーク・サービス「PLAYSTATION Network」などのサービスに対応するため,HDD容量を現行機種の40Gバイトから倍増させた。
HDD容量以外の仕様は,40Gバイト機と同等。ただし,これまで別売りだった振動機能付きPS3専用コントローラ「DUALSHOCK 3」を1個,標準で同梱する。また,期間限定で同日に発売予定のPS3専用ソフトウエア「グランツーリスモ5プロローグ Spec III」のBlu-ray Disc版を同梱する。
なお,今回の新機種発売に伴って,現行の40Gバイト機は08年10月10日からオープン価格に改定する。
SCEは,既にHDD容量が80GバイトのPS3を北米や欧州で販売している。

車のインパネ-航空機のコックピットのようになるのか?-
(2008/10/10  日経エレクトロニクス)

クルマに搭載される機器の電子化が進み、運転中にドライバーが認識しなければならない情報が増えている。クルマの速度やエンジンの回転数だけでなく、ナビゲーションの地図情報や予防安全に関する各種警告情報、車両の状態を示す情報など、数え上げれば切がない。今後、自動車メーカーにとって、こうした情報を運転中のドライバーにいかに安全・確実に伝えるかが重要になる。その中で、いま注目を集めているのがインスツルメント・パネル(インパネ)である。
これまでのインパネは、クルマの速度やエンジンの回転数、ガソリンの残量、エンジン冷却水の温度など、メーターやLEDで表示できる比較的単純な情報を取り扱っていた。ところが今後、インパネは、電子ミラーから送られてくる死角の映像情報や、後方から追い越しをかけてくる車の警告情報、クルマの走行状態の情報など、映像や画像に関する情報を取り扱う必要性が出てきている。従来のメーターやLEDだけでは、こうした情報を扱うことは難しい。
そこで自動車メーカーが注目しているのが液晶ディスプレイである。インパネを全面的に液晶ディスプレイに変えることによって、ドライバーが認識すべき映像・画像を含む各種情報を提供するという考え方。インパネに液晶ディスプレイを採用することによって、メーター類では不可能だった、次のことが可能になる。
(1)安全運転に必要な映像や画像情報を表示できる。
(2)画面を切り替えることによって、1つの液晶パネルで数多くの情報を表示できる。
(3)計器の種類や数を大幅に減らせる。
(4)運転状況に応じて、必要な情報だけを表示できる。
(5)クルマのステータス情報のカラー表示や点滅表示が容易になる。
(6)インパネの表示画面を運転者の好みに応じてカスタマイズできる。
すでにトヨタ自動車が、08年2月に発表したクラウン・ハイブリッドでインパネ全面に液晶ディスプレイを採用した。液晶ディスプレイの採用によって、クラウン・ハイブリッドはインパネに次のような情報を表示している。まず挙げられるのがナイトビューによる映像情報。夜間に肉眼では見えにくいクルマ前方の歩行者や障害物に赤外線を照射し、その反射光を映像化してインパネに表示する。レーン・キーピング機能の作動時には、クルマと車線の関係を画像でインパネに表示させている。このほか、電子システムなどの異常を知らせる各種警告もインパネに表示する。こうした動きは、今後ますます加速するものと考えられる。
クルマのインパネに液晶ディスプレイを採用し、運転者に予防安全情報などを提供する動きは、いま始まったばかりだが、高度な安全運行が求められる航空機のコックピットには、すでに表示機能別に複数の液晶ディスプレイが採用されている。例えば、「Airbus A380-841」のコックピットには、8台の液晶ディススプレイが使われている。
航空機のコックピットに液晶ディスプレイを採用するきっかけも、パイロットに提供する情報の増大だった。
航空機の発達に伴いシステムが複雑化し、コックピットの計器類が増大し、表示方法も複雑化した。そこで、登場したのがMFD(Multi Function Display)を使ったコックピットである。MFDの登場によって飛行予定コースに気象レーダーの情報を重ね合わせて表示するなど、メーター類では表示できない情報を表示できるようになった。現在、外界情報を可視ビデオとして表示したり、3次元画像として表示したりするなどの研究が行われている。こうした航空機のコックピットの進化は、クルマのインパネが進化する方向を示唆するものとなろう。今後、クルマのインパネが、どこまで航空機のコックピットに迫っていくのか、注目される。

ウィルコム・バッファロー・三洋の3社-家庭用の小型アクセスポイント開発-
(2008/10/10  日経エレクトロニクス・Itmedia)

ウィルコムとバッファロー,三洋電機の3社は,PHS通信網を経由して無線LAN接続を可能にする,携帯可能な家庭用アクセス・ポイント「どこでもWi-Fi」を共同開発したと発表した。09年春をメドに,ウィルコムから発売する。
どこでもWi-Fiは,ウィルコムのPHS通信網を経由して,無線LANを提供する機器。ウィルコムのPHSエリア内なら無線LANスポットがない場所でも,さまざまな無線LAN対応機器をインターネットに接続できるようになる。通信モジュールとして,ウィルコムの「W-SIM」を搭載する。PHSの高速通信規格「W-OAM」に対応する。
バッファローが開発した無線LANの自動設定システム「AOSS(AirStation One-touch Secure System)」搭載しており,AOSSに対応する機器であれば,AOSSのボタンを押すだけで接続設定ができる。
無線LANの規格は,IEEE802.11g/IEEE802.11b,ARIB STD-T66に対応する。周波数範囲は,2412~2472MHz(1~13ch)。データ転送速度(規格値)は,IEEE802.11gが6/9/12/18/24/36/48/54Mビット/秒,IEEE802.11bが1/2/5.5/11Mビット/秒。PHS側の通信速度は最大204kビット/秒である。
電源として,三洋電機のニッケル水素2次電池「eneloop」の単3形を同梱する。外形寸法は幅70×高さ110×奥行き30mm。重さは単3形のeneloop4本を含めて約270g。

NTTコム-会員証・ポイントカード100枚を携帯電話に集約できるシステム-
(2008/10/10  日経)

NTTコミュニケーションズは9日、100枚以上の会員証やポイントカードを携帯電話にひとまとめにできるシステムを開発したと発表した。09年2月からビックカメラなど3社と実証実験を始め、早期の商用化を目指す。実現すれば多くのカードを持ち歩かずにすみそうだ。
NTTコムが開発した「キーシャトル」という携帯電話用ソフトを利用する。利用者が店舗で読み取り・書き込み用端末に携帯電話をかざすと、キーシャトルに登録した複数のカードからその店舗で使えるものが自動的に適用される仕組み。利用者は、従来のようにカードごとに携帯電話に個別のソフトを導入したり、立ち上げたりせずにすむという。
顔写真などの画像情報も入れられるため、スポーツクラブなどの会員証にも適用できるという。バーコードを携帯画面に表示させ、読み取ることも可能。


世界のPC・覗き見防止・モバイルG4・iPhoneシェア・80GのPS3・車インパネ・携帯新サービス

2008-10-14 13:30:28 | Dニュース

08年Q2のパソコン世界出荷台数-前年比14.5%増-
(2008/10/10  日経エレクトロニクス)

米iSuppliは08年第2四半期におけるパソコンの世界市場調査の結果を発表した。景気の低迷やサブプライム・ローン問題にも関わらず,パソコンの出荷台数は対前年同期比14.5%増の7019万3000台と2ケタ成長を遂げた。この出荷台数は,同社の予想を上回るという。
メーカー別出荷台数では,上位5社の順位に変動はなかった。首位は米Hewlett-Packard(HP)。出荷台数は対前年同期比19.6%増の1339万7000台で,シェアは19.1%だった。2位は米Dellで,対前年同期比21.0%増の1122万4000台を出荷した。シェアは対直前期比0.9ポイント増の16.0%。同社は,4四半期連続でシェアを拡大している。小売店や販売チャネルの開拓および改善などが,出荷台数の増加につながっているという。08年第2四半期のノートパソコン市場では,台湾Acerから2位を奪い返した。
3位はAcerで,出荷台数は対前年同期比17.0%増の665万3000台。シェアは9.5%。4位は中国LenovoGroupで,同14.4%増の557万台を出荷した。シェアは7.9%。5位は東芝で,出荷台数は同23.9%増の318万5000台,シェアは4.5%だった。
08年通期については,景気の低迷は続くものの,パソコン市場は堅調を維持し,前年比で12.5%増加するとiSuppliは予測する。

LG Display-のぞき見防止機能を搭載した14.1型液晶パネルを開発-
(2008/10/10  日経マイクロデバイス)

韓国LG Displayは,視野角を175度から60度にワンタッチで切り替える機能を持ったノートPC向け14.1型液晶パネルを開発した。電車の中などモバイル環境でノートPCを使用する時の他人ののぞき見を防止する。08年10月に量産を開始する。
同パネルは,「VIC(Viewing-angle Image Control Display)」技術と呼ぶ視野角調整機能を持つ。液晶パネルの輝度を変えることなく,視野角をボタン1つで切り替えられる。従来,こうしたのぞき見防止のためには50~100米ドル程度のプライバシー・シートを購入して張る必要があったが,輝度が犠牲になったり,視野角が固定されてしまうという不都合があった。新パネルでは,1人で使用する場合は狭い視野角に,複数の人と見る場合は広い視野角にと簡単に切り替えられる。

PC各社-モバイル4Gサービス対応ノートPCを米国で発売-
(2008/10/10  Itmedia)

米Intel、米Sprintおよびパートナー各社は10月8日、4G(注:日本における「第4世代」規格とは定義が異なります)モバイルサービスに対応するノートPCを発表した。
これら製品は、Sprint傘下のXOHMが9月末にボルティモアで開始したモバイル4Gサービスに対応する。
このサービスはモバイルWiMAX技術を使って下り2~4Mbpsのデータ通信を提供し、ボルティモア全市をカバーする。
Intelは、このサービスに対応したWiMAX/Wi-Fiモジュール(コードネーム「Eco Peak」)をCentrino 2のコンポーネントとして提供開始。Acer、ASUS、Lenovo、東芝などPCメーカー各社が8日、このモジュールを搭載したCentrino 2ノートPCを発売した。例えば、LenovoはWiMAX対応の「ThinkPad X301」「ThinkPadT400」などを提供する。
Dell、パナソニック、Samsung、ソニーも09年に同様の製品を提供する予定。またNokiaが今月中にN810インターネットタブレットのWiMAX版を、Sprintが年内に3Gと4Gに両対応したデュアルモードデバイスを投入する。

米スマートフォン市場-iPhone 3Gがシェア17%に-
(2008/10/10  Itmedia)

6月から8月にかけてAppleのスマートフォン「iPhone 3G」の米国での購入者の30%が、携帯電話会社をAT&Tへと切り替えている。調査会社の米NPD Groupは10月6日、報告書をまとめた。AT&Tは米国でのiPhoneの販売権を独占している携帯電話企業。
AT&Tに乗り換えたiPhoneユーザーのうち、47%はVerizon Wirelessから、24%はT-Mobileから、19%はSprintからの移行だった。ちなみに6月から8月の間に、携帯電話ユーザー全体で携帯電話会社を乗り換えた人の割合は約23%だったという。
NPDは、値下げしたiPhone 3Gの登場で、一般ユーザー向けスマートフォンの売り上げが全体的に伸びたとしている。またiPhoneの販売台数はiPhone 3G発売前はスマートフォン全体の11%だったが、発売後、17%に上昇している。
6月から8月に販売されたスマートフォンの平均価格は174ドルで、前年同期の236ドルから26%下がっている。6月から8月における台数ベースの売り上げ順位は、1位がAppleのiPhone 3Gで、以下Research InMotion(RIM)のBlackBerry Curve、Blackberry Pearl、Palm Centroと続く。

ソニー-HDD容量倍増のゲーム機「PS3」を国内でも発売へ-
(2008/10/10  日経エレクトロニクス・日経・Itmedia)

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は,年末商戦に向けてHDD容量を80Gバイトにした「プレイステーション 3(PS3)」を国内でも発売すると発表した。発売日は08年10月30日。希望小売価格は税込み3万9980円。ネットワーク・サービス「PLAYSTATION Network」などのサービスに対応するため,HDD容量を現行機種の40Gバイトから倍増させた。
HDD容量以外の仕様は,40Gバイト機と同等。ただし,これまで別売りだった振動機能付きPS3専用コントローラ「DUALSHOCK 3」を1個,標準で同梱する。また,期間限定で同日に発売予定のPS3専用ソフトウエア「グランツーリスモ5プロローグ Spec III」のBlu-ray Disc版を同梱する。
なお,今回の新機種発売に伴って,現行の40Gバイト機は08年10月10日からオープン価格に改定する。
SCEは,既にHDD容量が80GバイトのPS3を北米や欧州で販売している。

車のインパネ-航空機のコックピットのようになるのか?-
(2008/10/10  日経エレクトロニクス)

クルマに搭載される機器の電子化が進み、運転中にドライバーが認識しなければならない情報が増えている。クルマの速度やエンジンの回転数だけでなく、ナビゲーションの地図情報や予防安全に関する各種警告情報、車両の状態を示す情報など、数え上げれば切がない。今後、自動車メーカーにとって、こうした情報を運転中のドライバーにいかに安全・確実に伝えるかが重要になる。その中で、いま注目を集めているのがインスツルメント・パネル(インパネ)である。
これまでのインパネは、クルマの速度やエンジンの回転数、ガソリンの残量、エンジン冷却水の温度など、メーターやLEDで表示できる比較的単純な情報を取り扱っていた。ところが今後、インパネは、電子ミラーから送られてくる死角の映像情報や、後方から追い越しをかけてくる車の警告情報、クルマの走行状態の情報など、映像や画像に関する情報を取り扱う必要性が出てきている。従来のメーターやLEDだけでは、こうした情報を扱うことは難しい。
そこで自動車メーカーが注目しているのが液晶ディスプレイである。インパネを全面的に液晶ディスプレイに変えることによって、ドライバーが認識すべき映像・画像を含む各種情報を提供するという考え方。インパネに液晶ディスプレイを採用することによって、メーター類では不可能だった、次のことが可能になる。
(1)安全運転に必要な映像や画像情報を表示できる。
(2)画面を切り替えることによって、1つの液晶パネルで数多くの情報を表示できる。
(3)計器の種類や数を大幅に減らせる。
(4)運転状況に応じて、必要な情報だけを表示できる。
(5)クルマのステータス情報のカラー表示や点滅表示が容易になる。
(6)インパネの表示画面を運転者の好みに応じてカスタマイズできる。
すでにトヨタ自動車が、08年2月に発表したクラウン・ハイブリッドでインパネ全面に液晶ディスプレイを採用した。液晶ディスプレイの採用によって、クラウン・ハイブリッドはインパネに次のような情報を表示している。まず挙げられるのがナイトビューによる映像情報。夜間に肉眼では見えにくいクルマ前方の歩行者や障害物に赤外線を照射し、その反射光を映像化してインパネに表示する。レーン・キーピング機能の作動時には、クルマと車線の関係を画像でインパネに表示させている。このほか、電子システムなどの異常を知らせる各種警告もインパネに表示する。こうした動きは、今後ますます加速するものと考えられる。
クルマのインパネに液晶ディスプレイを採用し、運転者に予防安全情報などを提供する動きは、いま始まったばかりだが、高度な安全運行が求められる航空機のコックピットには、すでに表示機能別に複数の液晶ディスプレイが採用されている。例えば、「Airbus A380-841」のコックピットには、8台の液晶ディススプレイが使われている。
航空機のコックピットに液晶ディスプレイを採用するきっかけも、パイロットに提供する情報の増大だった。
航空機の発達に伴いシステムが複雑化し、コックピットの計器類が増大し、表示方法も複雑化した。そこで、登場したのがMFD(Multi Function Display)を使ったコックピットである。MFDの登場によって飛行予定コースに気象レーダーの情報を重ね合わせて表示するなど、メーター類では表示できない情報を表示できるようになった。現在、外界情報を可視ビデオとして表示したり、3次元画像として表示したりするなどの研究が行われている。こうした航空機のコックピットの進化は、クルマのインパネが進化する方向を示唆するものとなろう。今後、クルマのインパネが、どこまで航空機のコックピットに迫っていくのか、注目される。

ウィルコム・バッファロー・三洋の3社-家庭用の小型アクセスポイント開発-
(2008/10/10  日経エレクトロニクス・Itmedia)

ウィルコムとバッファロー,三洋電機の3社は,PHS通信網を経由して無線LAN接続を可能にする,携帯可能な家庭用アクセス・ポイント「どこでもWi-Fi」を共同開発したと発表した。09年春をメドに,ウィルコムから発売する。
どこでもWi-Fiは,ウィルコムのPHS通信網を経由して,無線LANを提供する機器。ウィルコムのPHSエリア内なら無線LANスポットがない場所でも,さまざまな無線LAN対応機器をインターネットに接続できるようになる。通信モジュールとして,ウィルコムの「W-SIM」を搭載する。PHSの高速通信規格「W-OAM」に対応する。
バッファローが開発した無線LANの自動設定システム「AOSS(AirStation One-touch Secure System)」搭載しており,AOSSに対応する機器であれば,AOSSのボタンを押すだけで接続設定ができる。
無線LANの規格は,IEEE802.11g/IEEE802.11b,ARIB STD-T66に対応する。周波数範囲は,2412~2472MHz(1~13ch)。データ転送速度(規格値)は,IEEE802.11gが6/9/12/18/24/36/48/54Mビット/秒,IEEE802.11bが1/2/5.5/11Mビット/秒。PHS側の通信速度は最大204kビット/秒である。
電源として,三洋電機のニッケル水素2次電池「eneloop」の単3形を同梱する。外形寸法は幅70×高さ110×奥行き30mm。重さは単3形のeneloop4本を含めて約270g。

NTTコム-会員証・ポイントカード100枚を携帯電話に集約できるシステム-
(2008/10/10  日経)

NTTコミュニケーションズは9日、100枚以上の会員証やポイントカードを携帯電話にひとまとめにできるシステムを開発したと発表した。09年2月からビックカメラなど3社と実証実験を始め、早期の商用化を目指す。実現すれば多くのカードを持ち歩かずにすみそうだ。
NTTコムが開発した「キーシャトル」という携帯電話用ソフトを利用する。利用者が店舗で読み取り・書き込み用端末に携帯電話をかざすと、キーシャトルに登録した複数のカードからその店舗で使えるものが自動的に適用される仕組み。利用者は、従来のようにカードごとに携帯電話に個別のソフトを導入したり、立ち上げたりせずにすむという。
顔写真などの画像情報も入れられるため、スポーツクラブなどの会員証にも適用できるという。バーコードを携帯画面に表示させ、読み取ることも可能。


新タッチスクリーン携帯各種・指でめくれる電子書籍リーダー・Panasonic太陽電池事業

2008-10-07 22:07:57 | Dニュース

Nokia-新タッチスクリーン携帯電話「Nokia 5800 XpressMusic」発表-
(2008/10/04  Itmedia)

フィンランドのNokiaは2日、音楽機能を重視した新しいタッチスクリーン式携帯電話「Nokia 5800 XpressMusic」を発表した。Nokiaが16日から英国で開始する音楽ダウンロードサービス「Comes With Music」に対応する。
3.2インチのタッチスクリーン、320万画素のカメラ、ステレオスピーカー、A-GPSを搭載し、8GバイトmicroSD、ステレオヘッドセット、スタイラスが付属する。
ドロップダウン式のメニュー「Media Bar」を採用。指で触れて操作することで、音楽やビデオ、写真、Webブラウザ、オンライン共有などを選択できる。また「Contacts Bar」には頻繁にやりとりする連絡先4件をホームの画面に設定でき、最近送受信したテキストメッセージやメール、電話、写真、ブログの更新などを簡単に確認できる。

LG-タッチスクリーン携帯電話「Renoir」を発表-
(2008/10/05  Itmedia)

韓国のLG Electronicsは3日、タッチスクリーン式の携帯電話「Renoir(LG-KC910)」を発表した。今月中に欧州で発売し、アジア、中南米、CIS諸国では11月、中東とアフリカでは12月、中国では来年1月に発売する計画。
Renoirは800万画素のカメラを搭載。画面に触れるとピントが合い、指を画面から離すと自動的にシャッターが切れる。手ブレ防止の「Touch Shot」のほか、人物の顔からシミなどを取り除いたり、明度を調整できる「Beauty Shot」、モノクロやセピアなどのモードに設定してから撮影できる「Art Shot」などの機能を装備する。またGPSを利用して、写真を撮影した場所のジオタグ情報(緯度経度情報)を簡単に追加できる。動画撮影は毎秒120フレームの撮影が可能で、DivXとXvidをサポートする。
タッチスクリーンのスタート画面は、ユーザーが好みのウィジェットを選んで配置し、カスタマイズできる。
文字入力はQWERTYキーパッドか、一般的な携帯電話と同じ形式のキーパッドを選択して行う。

米SONY-指でめくれる電子書籍リーダーを発表-
(2008/10/05  Itmedia)

米Sony Electronicsは2日、電子書籍リーダーの最新モデル「PRS-700」を発表した。PRS-700は電子ペーパー技術を使った6インチのタッチスクリーンを搭載し、画面上で指をスライドさせることでページをめくることができる。書籍内を検索したり、バーチャルキーボードでメモを付けたり、付属のスタイラスで文章を強調表示することも可能。文字サイズは5段階で切り替えられ、さらに画面をタップしてズーム表示することもできる。
大きさはペーパーバックサイズで、重さは約10オンス(283.5グラム)。周囲が暗いときのためのLED読書灯も搭載している。従来モデルよりも内蔵ストレージを拡大しており、約350冊の電子書籍を格納可能。メモリースティックDuoやSDカードにも対応する。
PRS-700は11月発売で、価格はUSBケーブル、eBook Library PCソフト込みで約400ドル。
www.sonystyle.comや米国のSony Styleストア、認定小売店で販売する。

パナソニック-太陽電池については現段階で「事業化しない」-
(2008/10/06  日刊工業新聞)

パナソニックは太陽電池の開発を大幅に縮小した。今後の創エネルギー事業は家庭用燃料電池に経営資源を集中する。同社は太陽電池で有力な特許を多く保有しているとみられ同事業参入が注目されていたが、現段階で「事業化しない」(同社首脳)選択をした。太陽光発電市場はグローバルで市場が急成長しているが、内外で新興企業が相次ぎ参入、競争環境も厳しい。多額の設備投資を必要とするセルの自社生産は得策ではない、と判断したもよう。
パナソニックは古くから化合物型と呼ばれるシリコンを使用しない方式の研究開発を続けてきた。研究開発チームは解散していないが、今後もまとまった人数を配置しない方針。
一方で太陽電池を外部から購入し、家庭用燃料電池などを組み合わせ、住宅向けのコジェネレーション(熱電併給)システムを提案するビジネスモデルを展開する可能性はある。東芝も米国の太陽電池メーカーからセルを調達し、発電装置事業への参入を検討中。
太陽電池の世界生産量は07年が3.7ギガワットだったのに対し、2010年には10ギガワット超と急成長する見通し。国内ではシャープを筆頭に三洋電機、京セラなど電機メーカーがこれまで市場をけん引してきたが、最近はホンダ、昭和シェル石油、三菱重工業などあらゆる業種の企業が事業化に乗り出している。
海外では欧米のほか中国やインドでも新興メーカーが続々登場。現在、世界で200社以上が参入(計画を含む)しているといわれ、過当競争による事業の収益性を問題視する声も上がっている。国内ではキヤノンがすでに「研究開発を中止した」(国内太陽電池メーカー幹部)
今後、太陽光発電ビジネスは、どのように収益モデルを構築するかが大きな焦点になる。シャープは太陽電池のセル・モジュール生産を中核に、川上のシリコン生産から川下の発電事業までを手がける垂直統合型を志向。一方、投資がかかるセルや原料の生産を避け、ほかの技術と組み合わせ家庭や産業向けのシステム販売に特化するケースも出てきそうだ。


任天堂Dsi・薄型テレビの省エネ・16GBマイクロSDHCカード・デジタルフォトフレーム

2008-10-07 22:04:56 | Dニュース

任天堂-携帯型ゲーム機DSシリーズの第3弾「Dsi(アイ)」を発表-
(2008/10/03  CNET・日経・朝日新聞)

任天堂は10月2日、「ニンテンドーDS Lite」に続く携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズ第3弾として、「ニンテンドーDsi(アイ)」を08年11月1日に発売すると発表した。希望小売価格は1万8900円(税込み)
ニンテンドーDSiはニンテンドーDS LIteとほぼ同じサイズで、厚さは2.6mm(約12%)薄くした。液晶画面は3.0型から3.25型へと面積比で約17%拡大した。カラーバリエーションは、ホワイトとブラックの2色を用意する。
本体には新たに30万画素カメラとSDメモリーカードスロットを搭載。カメラを使って遊べるソフト「ニンテンドーDSiカメラ」と、音楽プレーヤーソフト「ニンテンドーDSiサウンド」を本体保存メモリーに格納している。
また、オンラインショップ「ニンテンドーDSiショップ」を開設し、Operaベースのウェブブラウザ「ニンテンドーDSiブラウザー」を無償配布する。これを使ってニンテンドーDSiでウェブサイトが閲覧可能。ニンテンドーDSiショップではゲームや電卓などのソフトを「ニンテンドーDSiウェア」として販売する計画。
外側のカメラは上蓋の部分に、内側のカメラはちょうつがいの部分に搭載。撮影した写真に11種類の特殊効果を加えることができる。タッチした場所の色を変えたり、顔にひげや眼鏡を付けたり、2人の顔が似ている度合いを測定したりできるようにした。岩田聡社長は東京都内で開催した「任天堂カンファレンス2008.秋」で「カメラ機能を思い切り遊びの方向に振ったと考えてもらえばいい」と説明した。写真は日付順に整理できる。
音楽プレーヤー機能もゲーム的要素を高めた。音の高さや再生スピードを自由に変えられるほか、歌声を「さんにんハーモニー」に変換するなどの特殊効果を付けられる。「音を触って楽しむ道具としても宴会の一発芸としても使ってもらえる」という。スピーカーの音質や音量も高めている。
本体サイズ(折りたたみ時)は、横137.0×縦74.9×厚さ18.9mm(タッチペンの長さ は約92mm)で、重さ は約214g(バッテリーパック・タッチペン含む)。
充電時間は約2時間30分、駆動時間(使用するソフトにより異なる)は、最低輝度で約9~14時間、最高輝度で約3~4時間。
また、ニンテンドーDS向けのソフトとして、11月1日に発売される「歩いてわかる 生活リズムDS」。歩数計のような「生活リズム計」という小型端末を身につけ、1分ごとの歩数を測定する。ニンテンドーDSと通信して、どの時間にどの程度歩いているのかを図り、生活リズムを表示するというものも発売する。
ニンテンドーDSおよびニンテンドーDS Liteの販売台数は08年6月末時点で国内が2297万台、世界全体では7754万台と、これまでのゲーム機で最も速く普及しているという。国内のゲーム機は2000万台を超えると飽和状態にあるとも言われるが、任天堂取締役社長の岩田聡氏は「家族で共有しているニンテンドーDSを、自分専用にしてもらいたい」とし、それぞれの端末に好きなソフトをダウンロードすることで「マイDS」を作ってもらい、「1家に1台」から「1人1台」への流れを作りたいとした。
なお、ニンテンドーDSiではゲームボーイアドバンスソフト用のスロットがなくなっている。これは薄型化を追求した結果といい、ゲームボーイアドバンスソフトを遊びたいユーザーのためにニンテンドーDS Liteも引き続き販売していく考えを示した。
ニンテンドーDSiは日本で先行して販売される。海外は09年発売予定。

国内テレビ各社-CEATECで薄型テレビの省エネをアピール-
(2008/10/03  BCN)

9月30日に開幕した国内最大の電機/ITの総合見本市「CEATEC JAPAN 2008」。薄型テレビは、超薄型化や高画質化、ワイヤレス化を中心に各社の最先端技術が披露されている。こうした技術革新に加え、「省エネ」への取り組みも目立つ。主要テレビメーカーの各ブースでは、テレビの省エネをアピールするコーナーが設けられ、今後は差別化策として重視していく方針を垣間見ることができる。各社が参考展示した製品や取り組みを紹介する。
シャープは、ソーラーエネルギーを使ってテレビをみることで二酸化炭素(CO2)を増やさないというコンセプトもとに「超省エネ液晶テレビ」を展示。現段階では、家屋全体の配電や蓄電池の技術が必要になるなどの課題があるため、実現時期は未定。
パナソニックは、参考展示したプラズマテレビの「高発光効率化技術」により、発光効率を2倍にした上で、消費電力を07年モデル比で約半分にできるという。09年春以降をメドに商品化する予定。プラズマテレビは従来、「毎年10%程度の消費電力削減に努めてきた」(説明員)ことから、今回展示した高発光効率化技術は画期的といえる。
日立製作所は、液晶テレビ「Wooo UT」シリーズのエコへの取り組みとして、07~08年は薄型・軽量化、09年以降は省電力化に推進していく方針。消費電力モードをONにした製品とOFFにした製品を並べ、消費電力を削減しても画質のクオリティは落とさないことを強調した。09年中をメドに現行の37V型に比べ、消費電力を50%削減する予定。そのほか、今回参考展示したLEDバックライト技術による省電力や軽量化を実現することでエコを推進していく。
東芝は、液晶パネルに「高効率光学フィルム」を採用することで低消費電力化を目指す。現行の32V型に比べて34%、37V型で24%、42V型で24%の消費電力を削減できるという。商品化時期は未定。
商品化されている製品では、ソニーが「省エネNo.1」と銘打ち、今年7月に発売した液晶テレビ「BRAVIAKDL-32JE1(JE1)」を展示。同社の3年前のモデルに比べ消費電力を40%削減したことをアピールしている。シャープは、今回メインで展示している10月15日発売「AQUOS」最上位モデル65V型「LC-65XS1」、52V型「LC-52XS1」が、年間消費電力量を07年モデル比で約26%削減(65V型モデル)している。

米サンディスク-携帯向け世界最大容量の16GBマイクロSDHCカード-
(2008/10/02  電波新聞)

米サンディスクは、携帯電話向けのメモリーカードとしては世界最大容量となる16GBの「マイクロSDHC」および「メモリー・スティック・マイクロ(M2)」を発表した。米国では米ベストバイ・モバイルが10月から、ベライゾン・ワイヤレスの小売店舗が11月から販売する。
今や携帯電話は、単なる電話ではなくモバイル音楽プレーヤー、モバイル映画館、モバイル・オフィスの役割も担っている。だが、これまで最大容量とされた8GBのメモリーカードでは、GPS地図情報や数本の映画、ゲームなどを持ち運ぶためには十分でなく、より大容量のカードに対するニーズが高まっている。
サンディスクの新製品は、こうしたニーズに対応するもので携帯電話だけでなく、「マイクロSD」スロットを搭載するビデオカメラやGPS受信機、MP3プレーヤーでも使用できる。
16GBの「マイクロSDHC」カードのメーカー希望小売価格は、99.99ドル。ソニー・エリクソンの携帯電話向けに設計された「M2」カード16GB版の希望小売価格は、129.99ドル。

LG-業界初のメッセージ機能も搭載したデジタルフォトフレーム-
(2008/10/03  BCN)

LGエレクトロニクス・ジャパンは10月1日、背面のデザインにもこだわったスタイリッシュなデジタルフォトフレーム4機種を、10月中旬に発売すると発表した。価格はすべてオープン。
ラインアップは7インチの「F7000S」「F7000N」、8.4インチの「F8400N」、10.4インチの「F1040N」の3サイズで、「F7000S」はブラック、「F7000N」「F8400N」「F1040N」はブラックとホワイトの2色を用意する。解像度は「F7000S」が480×234、「F7000N」が800×480、「F8400N」「F1040N」が800×600。
丸みを帯びたシンプルなデザインのデジタルフォトフレーム。電源アダプターコネクターや2つのメモリーカードスロット、PC接続用のUSBコネクターを底面に配置するなど、通常は凹凸になっている背面のデザインにもこだわった。
電源を入れた時にメッセージを映し出す業界初の「ギフトメッセージ機能」を搭載し、「結婚おめでとう!」「お母さんありがとう!」など41種類のメッセージを収録した。8種類のフレームデザインを内蔵し、好みに合わせて選択可能。
記録メディアはCFカード、メモリースティック、SDカード、メモリースティック PRO、MMCカード、USBフラッシュメモリー、xDピクチャーカードに対応。「F7000S」以外はPC接続用USBスロットも備える。写真の縦・横表示に対応。日本語のほか数か国語に対応し、ジョイスティックで簡単に操作が行える。「F7000S」以外は動画や音楽ファイルの再生が可能。再生フォーマットは静止画がJPEG/BMP、動画はMotion JPEG、MPEG4、音楽はMP3に対応。


新型携帯電話・タッチセンサー付リモコン・超小型PJ・電子ペーパー・新速度計・新型ハイブリッド車

2008-10-07 22:03:01 | Dニュース

NTTドコモ-ディスプレイと数字キーに分離できる新型携帯電話?-
(2008/10/02  CNET)

NTTドコモは家電展示会「CEATEC JAPAN 2008」において、端末が2つに分離できる携帯電話「セパレートケータイ」を展示している。
セパレートケータイは、NTTドコモと富士通が共同で開発したコンセプトモデル。ただし、モックアップだけではなく実機を用意し、来場者が実際に触れられるなど、かなり商用化を意識した端末。試作機を見た来場者にアンケートを取ってニーズを探っていることからも、NTTドコモの本気度が伝わってくる。
端末はディスプレイ側と数字キー側に分かれ、両者はBluetoothで通信する。このため、ディスプレイを離れた場所に置き、操作キー部分をリモコンのように使うことも可能。10m程度離しても使えるという。ディスプレイ側と数字キー側は起動時にBluetoothのペアリング機能を使って認証しあうため、ほかの人の端末と干渉することはないという。
ディスプレイ側と数字キー側は、磁石でくっつくようになっており、折りたたみ端末のような形状にもなる。
このため、片方で電話をしながら、もう片方でメールを見るといった使い方も可能。端末を分離させた状態でもネット接続が可能。iモードのポータルサイト「iメニュー」も閲覧できる。
数字キー側には、SIMカードをはじめとする通信モジュールが内蔵されている。一方、ディスプレイ側にはアプリケーションモジュールが搭載されており、単独で音楽プレーヤーとして使うこともできる。
バッテリーはそれぞれ内蔵している。数字キー側の充電口はFOMAで一般的に採用されている形。これに対し、ディスプレイ側はminiUSBの形状。ただし来場者からは「両方を充電しないといけないのは不便」という声も寄せられており、2つのデバイスをつないだ場合には、片方からもう片方に給電するようにしたいと説明員は話していた。
今回の試作機には端末の傾きを検知するセンサーが搭載されていないため、ディスプレイを縦横に変えても画面の向きは切り替わらない。そこで端末横に切り替えボタンを設置し、使い方に応じて見やすい表示に変える工夫をしていた。

パナソニック-タッチセンサー付きのリモコン・iPhoneのテレビ版?-
(2008/10/01  日経エレクトロニクス)

パナソニックは,タッチセンサーを搭載するリモコンを使った,テレビ向けのGUIを開発し「CEATEC JAPAN2008」で参考出展した。ユーザーがリモコンを持つと,リモコンを模したGUIを画面上に表示する。ユーザザーは,このGUIを見ながらリモコン上のタッチセンサーをなぞって操作する。指2つを使って画像の拡大・縮小するといった操作も行える。
同社が試作したリモコンは,前面の上部,下部にそれぞれタッチセンサーを搭載する。センサー面の直下にはボタン機構が備えてある。ユーザーは,手元のリモコンのタッチセンサーを親指でなぞってカーソルを操作しながら,センサー面を親指で押してGUIのアイコンを選択できる。
リモコンの底面にもタッチセンサーを備えており,ユーザーがリモコンを握るとセンサーが感知してテレビ上にボタン付きリモコンの画像が透過表示される。リモコンを持つ手が右手か左手かを判別でき,それに応じてアイコンの配置を最適化できる。
リモコンを横にして持つすることで,両手の親指で操作することもできる。SDメモリーカードや家庭内ネットワークにある写真を閲覧する際には,2つの親指を使って写真を引き伸ばしたり,縮小したりできる。
今回のデモでみせたGUIソフトウエアはパソコン上で動作させたもの。リモコンにはBluetooth通信機能があり,パソコンと接続しているという。

コニカミノルタ-マッチ箱大に小型化したカラープロジェクター-
(2008/10/02  日経マイクロデバイス)

コニカミノルタオプトは,マッチ箱大に小型化した解像度XGA(1024×768画素)の小型カラープロジェクター用モジュールを「CEATEC JAPAN 2008」に参考出品した。このモジュールは,レーザー光源とMEMSスキャナーを内蔵したもの。今回の試作品は,小型化とともに,ノートPCから斜めに画像を投影する用途を想定した画像補正機能を用意するなど実用化が近いことを感じさせる。同社では,09年春からサンプル品の出荷を開始する予定。
同社では,前回も同じ解像度の試作品を出展していたが,レーザー光源の外形寸法が自動販売機大という実験段階の試作品だった。今回出展したモジュールの寸法はマッチ箱大であり,同社が目標に掲げている20mm×20mm×7mmに近づきつつある。MEMSスキャナーチップの寸法は11mm×9mm。2次元方向に走査できるMEMSミラーを2枚で構成し,水平方向に30KHz,垂直方向に60Hzで駆動する。ドライバーICなどは,モジュールを搭載する機器に内蔵する。
また,今回は,ノートPCに外付けして斜め方向に投影した場合でも,歪みがなく大画面に投影できる画像補正機能を公開した。マッチ箱大に収めたレーザーとMEMSスキャナーに加えて,レンズなどの光学部品を独自に設計したミラー光学モジュールを追加して実現する。

日立マクセル-使用容量などが確認できる電子ペーパー搭載iVDR-
(2008/10/01  BCN)

日立マクセルは9月30日、日立製作所と共同でカートリッジに搭載した電子ペーパーにより、記録内容や使用容量、残量を瞬時に確認できる「電子ペーパー搭載iVDR」を開発したと発表した。
iVDRは、著作権保護技術を搭載した初めてのカセット型リムーバブルHDD。ハイビジョン映像を長時間録画できるほか、自在に増設したり、着脱することが可能。07年4月に発表した日立のデジタルハイビジョンテレビ「Wooo」シリーズから、専用スロットが搭載されている。
日立マクセルでは、5月に「iVDRコンソーシアム」で、インターフェイス規格を拡張し、従来のSATAサポート部(Port A)にUSBサポート部(Port B)を加えたiVDR-i/O規格を新たに策定した。「電子ペーパー搭載iVDR」は、このiVDR-i/O規格に準拠しており、USBサポート部を介した信号処理を行うことで、これまでの記録メディアとしてのリード/ライト機能に加え、電子ペーパーの動作制御が一体的に行えるようになったという。
両社は今回、文字や記号などの表示に適したセグメントタイプの電子ペーパーを使用した残量表示タイプと、より高精細な文字や写真などの表示が可能なドットマトリックスタイプの電子ペーパーを使った内容表示タイプの2種類を試作。ドットマトリックスタイプでは、iVDRに記録されたファイル名やサムネール画像のほか、2次元バーコード(QRコード)などを表示することができ、大量のiVDR検索システムなどに応用することも可能。
日立マクセルでは、「電子ペーパー搭載iVDR」に対するユーザーニーズを反映させ、早期の製品化に向けて検討を進める。また、iVDRはコンシューマ用途だけでなく、業務用途へも採用が広がりつつあることから、業務用iVDRとして耐衝撃性を高めた「iVDRエクストリーム」も12月に商品化する予定。

積水化学工業-フロントガラスに速度計を表示-
(2008/10/02  日経・日経Automotive Technology)

積水化学工業は10月1日、自動車のフロントガラスに速度計などを表示できる新タイプの樹脂膜を開発したと発表した。速度計などの画像をガラスに投射し、運転手が視線を動かさずに確認できるようにする。
交通事故の軽減につながるとみており、日本と欧州の自動車メーカー2社が09年以降発売の新車種への採用を決めた。
積水化学工業は断面が楔(くさび)状の前ガラス用中間膜を開発した。HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)の光を照射するとき、反射膜を使わずガラス面に直接光を当てられる。このためガラス面のどこでも自由にHUDを置ける。また遮音、遮熱の機能も持たせた。既に日・欧の高級車2車種で採用が決まっている。
HUDでは、プロジェクターからの光を前のガラスに照射して反射させ、表示する。従来は光が当たる場所だけに反射膜を貼る、塗る、または蒸着することが多い。周囲のガラスより色が濃くなるなど、目立つものだった。HUDを視野のもっと中心寄りに置いたり、面積を大きくするなど今後のニーズに応えるためには、この反射膜が邪魔になる。
実は入射角さえ選べば、反射膜を使わず、ガラスに直接反射させることができる。問題は画質だった。ガラスには表裏両面があるため、表で反射した像と裏で反射した像が目に入り、像が二重に見える。これを 解決するために、中間膜を側面図で見て楔状にした。上端の厚みは下端の厚みの約2倍。角度で表現するとmradオーダーのわずかな角度。こうするとガラスの表と裏が平行でなく、角度がつくため、表で反射した像と裏で反射した像が一致し、画像がはっきり見える。厳密には、運転者の目の位置によって多少ずれるが、ディスプレイの取り付けアライメントで微調整できる。
同時に、遮音、遮熱の機能も持たせた。楔状の中間膜は前例があり、既に一部の米国車で実績があるが、遮音、遮熱機能との両立が難しかった。商品名は遮音・遮熱の両機能を持つものが「S-LEC SSF-W」、遮音だけの機能を持つのが「同SAF-W」

トヨタ-2010年にも欧州に新型ハイブリッド車を投入へ-
(2008/10/02  日経)

トヨタ自動車は、2010年にも欧州で新型ハイブリッド車を発売する。欧州戦略車と位置付ける小型車「オーリス」のハイブリッド版を開発する計画で、英国やトルコでの生産も検討する。欧州の自動車市場は現在、ガソリン車より二酸化炭素(CO2)排出量が少ないディーゼル車が主流だが、燃料の価格上昇でハイブリッド車の競争力が高まると判断。車種を増やして約5%にとどまっている欧州シェアを高める。
オーリスは排気量1500~1800ccの5ドア車で、価格は160万~230万円(日本仕様)。06年10月以降、日本と欧州で発売し、トヨタの07年の欧州販売台数の1割強(15万5000台)を占める主力車種の1つ。
ハイブリッド版は日本からの輸出のほか、英国やトルコの工場で造ることも検討している。初年度2万~3万台の販売を想定しているもよう。


パナソニック誕生・世界最小/最軽量ノートPC・後部座席エアバッグ・Dellの不具合

2008-10-07 22:01:21 | Dニュース

10月1日「パナソニック」誕生-松下電器産業が社名変更へ -
(2008/10/01  日経・日刊工業新聞・CNET/朝日新聞・毎日新聞・産経新聞)

松下電器産業は10月1日、パナソニックに社名を変更する。家電製品を中心に約80年使ってきた「ナショナル」ブランドも09年度末までに廃止、「パナソニック」に統一する。30日夕、大阪府門真市の本社正門前で、石碑に記した松下電器産業の文字をパナソニックに取り換えた。
帰宅する社員のなかには、作業をのぞき込む姿も。「寂しいですね」「新たに気持ちを引き締めます」といった声が聞かれた。
10月1日朝には大坪文雄社長が全世界の約30万人の社員に向け、社名変更を機にグローバル化を加速させる考えを改めて伝える。
子会社の松下電工も、10月1日に「パナソニック電工」に社名を変更する。
松下電工も5年前から海外でパナソニックブランドを展開していたが、国内もパナソニックになる。世界に通用するブランドを堂々と使用できるのは大きな価値がある。社員の意識をグローバルで統一しやすくなるのがメリット。
社名、ブランドが変わって、パナソニックグループの中で埋没してしまうようでは困る。7月に発足した「CC(コーポレートコミュニケーション)委員会」で企業価値の“見える化”を進めている。広報と宣伝、IR(投資家向け情報提供)、経営企画、デザイン、研究開発の若手スタッフによる委員会で、パナソニック電工の存在を世間に明確に打ち出す。「寄らば大樹の陰」ではなく、グループの中でもキラリと光る存在になる。
パナソニックはすでに、主にAV機器のブランド名として国内・海外で浸透しており、03年には同社のグローバルブランドに位置づけられていた。今回の社名変更は、社名とグローバルブランドを一本化するとともに、国内ブランドも統一することで、パナソニックブランド自体の価値向上につなげるのが狙い。
9月16日に開かれた白物家電の新製品説明会で同社の大坪文雄社長は「松下、パナソニック、ナショナルに分散した価値を結集する。日本国内で松下、ナショナルと呼ばれるときに消費者がイメージすることを、パナソニックで世界中の国々でも理解されるように取り組む」とブランド統一の狙いを明らかにした。
確かに米コンサルティング会社、インターブランドの調べによると、パナソニックのブランド価値は08年で78位。サムスン電子(21位)やソニー(25位)に大きく水を空けられているというのが現状。
同社の課題は、海外売上比率の向上。08年3月期の全売上高に占める海外比率は50%弱にとどまり、ソニーの83%(08年3月期のエレクトロニクス部門)やサムスン電子の85%(07年度)に比べ出遅れが目立つ。今期はBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)にベトナムを加えた5カ国で売上高を前年比25%増の5000億円以上に引き上げることを目標としている。
しかし、地域別売上高で14%を占める米州は主力の米国市場が金融危機に直面する事態となり、米国はもちろん、欧州や中国など新興国でも景気後退は避けられない状況が想定され、同社の海外売上比率向上の計画が滑り出しから向かい風にさらされることになりそうだ。

ソニー-Blu-rayドライブ搭載で世界最小・最軽量のノートPCを発売へ-
(2008/10/01  CNET)

ソニーは9月30日、VAIO秋モデル第2弾として、Blu-ray Discドライブ搭載ノートPC「type T」を発表した。
10月4日より順次発売を開始する。
type Tは、本体重量が約1.25kg、サイズが幅279mm×高さ23.5mm×奥行199.8mmのコンパクトモデル。
ソニーによれば、Blu-ray Discドライブ搭載PCとして世界最小、最軽量という。
高色純度の11.1型ワイドWXGA(1366×768)クリアソリッド液晶を搭載し、従来機種に比べ応答速度や階調表現を大幅に向上させた。
また、高音質サウンドチップ 「Sound Reality」の搭載により、ノイズレベルを従来比約10分の1に抑えた。
ウォークマンと同等のノイズキャンセリング機能を本体に内蔵することで、外出先などでも快適な音楽、動画鑑賞を可能としたという。
省電力設計と低消費電力デバイスの組み合わせにより、最長約17時間の長時間駆動を達成。「急速充電」と「バッテリーいたわり充電」による制御で、バッテリーセルの劣化も防ぐとしている。
ボディカラーは、店頭販売モデルの場合「シルキーブラック」1色のみ。ただし、VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルでは、「プレミアムカーボン」「バーガンディーレッド」「グレースゴールド」も選択可能。また、柄をあしらったプレミアムデザインとして「ロイヤルオーナメント」「フレグラントフラワー」「ノーブルテキスタイル」も用意した。10月末からは、レーザー刻印によるオリジナルメッセージをVAIO本体に刻む「メッセージ刻印サービス」を開始する予定。

トヨタ-世界初の後部座席エアバッグを開発-
(2008/10/01  産経新聞・毎日新聞)

トヨタ自動車は9月30日、自動車が追突された際に、後部窓の上部から膨らんで後部座席の人の頭部を保護する「後方衝突用エアバッグ」を開発したと発表した。このようなエアバッグは世界初といい、近く発売する超小型車「iQ」に搭載する。
エアバッグは後部窓の上部に内蔵されており、衝突時には後部座席の人の頭上から背中にかけてカーテンのように広がる。追突してきた車両の衝撃や、ガラスの破片による被害を緩和できるとしている。
iQは全長が軽乗用車より約40センチメートル短い3メートル弱で、4人乗り乗用車では世界最小クラス。
iQに搭載するエアバッグ数は前方の座席用や側面からの衝突用などと合わせて9つとなる。

Dell製のデスクトップPC-2機種で発煙・焼損事故13件-
(2008/10/01  Itmedia・朝日新聞・毎日新聞・日経)

経済産業省は9月30日、Dell製のデスクトップPCから発煙する事故が今月までに13件起きていたと発表
した。人的被害はないという。
経済産業省によると、東京都で07年10月、2400cの電源を入れた直後、後方が一瞬明るくなり、中から煙が出て一部の部品が焼けた。同じ中国メーカーの部品を使っている4600cと合わせ、06年9月~08年9月に12件の事故が起きているという。
該当する製品は03年5月~04年8月に出荷した「Dimension 2400c」6万台と、03年5月~04年11月に出荷した「Dimension 4600c」8万7000台。電源ユニットのコネクターのはんだ付け工程でばらつきが生じ、はんだ付けが不十分な部分で電気抵抗が大きくなったのが原因と推定している。
ただ、発煙の可能性はあるが、熱や火花の影響は電源ユニットのケース内にとどまり、外部への熱による被害が生じる可能性は小さいとしている。
Dellは「製品の安全性に影響はない」として、不具合が発生した場合は故障した部品を無償交換する。


各社スマートフォン・WiMAX無線LANルーター・低価格ミニノートPC・フィルムアンテナ

2008-10-02 00:19:36 | Dニュース

NTTドコモ-RIMとスマートフォン「BlackBerry Bold」発売で基本合意-
(2008/09/30  CNET・Itmedia)

NTTドコモとResearch In Motion(RIM)は29日、スマートフォンBlackBerryの新モデル「BlackBerry Bold」の発売について基本合意したを発表した。発売時期は08年度第4四半期で、価格は市場情勢を見ながら慎重に決めたいとしている。
BlackBerry Boldは全世界で1900万台以上を出荷するBlackBerryの最上位機種。光沢のある黒い外装、背面には革のような質感のカバーがされており、高級感がある。HVGAの高画質液晶を搭載し、入力方式には、QWERTY配列のキーボードに加え、指先でボールを転がすように操作するトラックボールを採用している。サイズは114×66×15mmの手のひらサイズで、重さは136g
これまでのBlackBerryは、セキュリティの高さや専用コールセンターなど、ビジネス向けの機能をセールスポイントとしてきた。BlackBerry Boldではさらに個人向けの用途も視野に入れ、iモードメールの対応やiTunesと連携して楽曲やプレイリストの管理、ビデオ録画、カメラ機能などエンターテインメントにも力を入れている。なお、カメラ機能は法人向けに搭載しないモデルも販売する方針。
iモードメールにも対応するが、最初はユーザーがサーバーに取りに行くところから始め、数カ月以内には自動配信にも対応するとしている。
この他、日本向けモデルでは、NTTドコモのFOMAハイスピード(HSDPA)3.6Mbps、無線LAN機能(802.11a/b/g)に対応。1Gバイトオンボードメモリーと128Mバイトのフラッシュメモリーを搭載。GPSやBluetoothにも対応し、待ち受け時間は約13日。通話時間は約5時間。海外ローミングサービスWORLD WING(3G+GSM)により、海外でも利用できる。
NTTドコモでは、これまでに「BlackBerry 8707h」「F1100」「HT1100」といったスマートフォンをリリースしている。BlackBerry Boldに加え、09年までに10機種にまで増やしていくことを明らかにした。
Boldのターゲットも法人向けが中心だが、個人向け販売も従来より強化する考え。山田社長は「軸足は法人向けだが、まず法人7に対し個人3、これが6対4くらいになっていければ」と話し、現在はネット中心の販売を今後、ドコモショップや量販店にも広げる計画。iモードメールにも「来年のできるだけ早い時期」に対応する方針を明らかにした。
07年度の国内携帯電話出荷が5200万台だったのに対し、スマートフォンはそのうち2%程度と少数にとどまっているが、米国では今年第1四半期にスマートフォン比率が17%にまで高まっている。NTTドコモは国内市場でも普及が進むと予測し、09年度のスマートフォン出荷は150万~200万台程度に拡大すると見ている。今後、BlackBerryとWindows Mobile端末に加え、Android端末も投入するなどしてラインアップを充実させていく。

ソフトバンクモバイル-スマートフォン サムスン端末年内にも発売-
(2008/09/30  フジサンケイビジネス)

パソコン機能を取り込んだ高性能携帯端末「スマートフォン」の新製品開発競争に拍車がかかっている。
ソフトバンクモバイルは韓国サムスン電子製の最新端末を年内にも発売する。
今年7月に米Apple「iPhone 3G」を発売したソフトバンクモバイルは、年内に韓国Samsung製「OMNIA」を発売する方向で調整中。OMNIAはタッチパネル式のスマートフォンで、米国などで人気を集めている。日本ではメール用の「絵文字」機能も搭載する予定。
ソフトバンクモバイルは、台湾HTC製の端末を年内にも発売する計画だが、iPhoneに加え、海外の主力メーカーの端末を揃えることで、幅広いユーザー層への浸透を図りたい考え。
携帯電話の普及台数が国内で1億台を超え、市場はほぼ飽和状態。ネット接続やソフトウエアの運用機能に優れたスマートフォンは、法人やネットサービスを多く利用したい個人の需要を喚起できるとみられれており、PHSのウィルコムのほか、KDDI(au)やイー・モバイルも端末投入を明らかにしている。 

OKI-WAN側にモバイルWiMAXを利用する無線LANルーターを開発-
(2008/09/30  日経エレクトロニクス)

OKI(沖電気工業)の,WAN側の回線にモバイルWiMAXを利用する無線LANルーター。無線LAN機能を備えたパソコンやゲーム機などを,モバイルWiMAXネットワークへ接続するゲートウェイ装置として利用できる。
WiMAX接続モジュールを,USBコネクターで無線ルーター部と接続する形状になっている。WiMA接続モジュールは,無線LANルーター部から分離して,単独でパソコン用WiMAX-USBアダプターとしての利用も可能。別売の2次電池パックで駆動できる。09年度の販売開始を予定する。
WiMAX-USBアダプター部は,IEEE 802.16e-2005に準拠。最大送信電力は+23dBmで,MIMO Matrix A/Bに対応する。コネクター収容時の外形寸法は63mm×35mm×15mmで,質量は30g以下。対応OSはWindows VistaとWindows XP
無線ルーター部は,WPA-PSK(TKIP/AES),WPA2-PSK(TKIP/AES)に対応。機器との接続およびセキュリティ設定を簡単に行えるWi-Fi Protected Setup(WPS)機能を備える。10BASE-T/100BASE-TXに対応するRJ-45端子も1個備える。突起物を除く外形寸法は120mm×90mm×35mmで,質量は400g以下。

東芝-低価格ミニノート(Netbook)を国内PCメーカーで初投入へ-
(2008/09/30  Itmedia・日経)

東芝は29日、小型ノートPC「NB100」を10月下旬に発売すると発表した。オープン価格で、実売予想価格は7万円台半ば。国内大手PCメーカーが低価格ミニノート(Netbook)を投入するのは初。
8.9インチ(1024×600ピクセル)のワイド液晶ディスプレイを採用した。Atom N270(1.60GHz)、1Gバイトメモリー、120GバイトHDDを搭載。IEEE 802.11b/g対応無線LAN機能とBluetooth通信機能、USBポート×3を備えた。OSはWindows XP Home Edition。
サイズは225(幅)×190.5(高さ)×29.5(厚さ)mm(最厚部33mm)で、重さは約1.05kg。キーピッチは15.9mm確保し、ファンクションキーも備えている。連続駆動時間は約2.9時間。
これまであったノートPCブランド「dynabook」やモバイルノートシリーズ「Libretto」には属さない独立したモデルになる。
既に発売されている台湾メーカーの低価格ミニノートと比較するとやや高めの価格設定だが、Bluetoothに対応し30万画素のWebカメラを搭載するなど機能が充実している。
NB100は、主に2台目需要を見込んだ低価格ミニノートで、Netebookとも呼ばれる。Netobookは、Intelの提唱する規格の1つで「主にインターネットを利用」「画面サイズが10型以下」「45nmプロセスで製造されたAtomプロセッサを搭載」「OSにWindowsまたはLinuxを搭載」の4つの条件を満たしたモバイル製品を言う。

TDK-透明フィルムのTVアンテナを開発・将来は窓ガラスがアンテナ?-
(2008/09/30  産経新聞)

電子部品大手のTDKは、酸化インジウムすず(ITO)を原料とする透明な導電フィルムを使い、地上デジタル放送が受信できる「アンテナ」を開発した。TDK独自のフィルム製造法で、アンテナとしての機能に足りる水準までフィルムの導電性を高めることに成功。将来的には自動車の窓にフィルムを張り付けた「窓ガラス型アンテナ」などとして応用が可能という。
アンテナは導電フィルムをA4判サイズのプラスチック板に張り付けたもの。導電フィルムは、電気抵抗を示す抵抗値を1平方センチ当たり100~200Ωにまで低減させた。抵抗値が低く電気を通しやすい素材は、電波を吸収してアンテナとしての機能を果たすという。
アンテナの試作品では、おおまかに電波塔の方向にアンテナの面を向けると、鮮明なテレビ映像を映し出すことができた。
ITOは光を透過する導電材料で、薄型テレビの電極などに使われている。これまで高温でガラスなど耐熱性の高い基板に材料を焼き付ける製造法「スパッタ方式」が主流だったが、TDKは低温で基板に素材を転写する方式を開発。熱に弱いプラスチックを基板にした柔軟なフィルムを製品化させた。
TDKの方式は電気抵抗の低減が課題だったが、このほど抵抗値を50Ωにまで下げる製造技術を確立、今回は100~200Ωにして開発した。極薄で光の透過率が90%台後半の高い透明度を維持したまま、「スパッタ方式にも見劣りしない性能が出せるようになった」(開発担当者)という。
そのため、視認性が要求される車両の窓ガラスにフィルムを張り付け、車内のカーナビゲーションシステムなどの情報端末のアンテナとして使う用途も可能になる。この他、丸めてコンパクトに収納できる「曲がる電子ペーパー」の部材として利用できるほか、ITO材がすでに実用化されているタッチパネルの部材として軽量化や耐久性アップにつなげられる。


新DS・BDソフト・PCバックLEDライト・デジタルポスター・タワー型加湿器・太陽光発電補助制度

2008-10-01 00:01:10 | Dニュース

任天堂-年内にDSの新型機を投入・カメラや音楽再生機能も搭載?-
(2008/09/28  日経)

任天堂は年内に携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」新型機を投入する。ゲーム機では初めてカメラを標準装備し、音楽再生もできる。無線通信機能を強化し情報端末としての利用も促す。DSは発売から4年で、全世界の販売台数が7700万台に達した。新型機はゲーム業界の枠を超え、携帯電話機などとも競合することになりそうだ。
カメラで撮影した画像をゲームに活用するなど使い方を広げる。音楽再生について、CDなどから楽曲を記録装置に取り込んで聞くことができるようにする見通し。
価格は現行の1万6800円とほぼ同程度の2万円以下とするもよう。まず国内で数十万台規模を先行販売し、海外での発売も検討する。
米Appleの「iPhone」に代表されるように最近、携帯電話機や携帯音楽プレーヤーなどの多機能化も進んでいる。携帯型の情報機器を巡る販売競争が激しくなる。

ソニー-Bru-ray Disc対応ソフトを国内で5割増産へ-
(2008/09/29  日経)

ソニーは大容量DVD「Blu-ray Disc(BD)」に対応したパッケージソフトの国内での生産能力を2010年3月までに5割増強する。中国など海外の生産拠点数も増やす。日本ビクターやメモリーテック(東京・港)も生産を始める。大容量DVD規格が事実上一本化されたことで、BDの再生機の普及が加速。ソフトの需要も急速に拡大している。
ソニーは、映画会社などコンテンツを保有する企業から委託を受けるなどしてパッケージソフトを生産する。
グループ会社のソニー・ミュージックマニュファクチュアリング(静岡県吉田町)の工場で、ディスクにソフトのデータを書き込んでおり、同工場の設備を増強する。生産能力は現在の1.5倍にあたる月540万枚になる。
海外では現在、米国とオーストリアでBD用のソフトを生産しているが、来年初めまでに新たに中国とオーストラリアでも生産を開始する方針。

米Dell-2010年には全てのノートPCをLEDバックライトに-
(2008/09/27  日経エレクトロニクス)

米Dellは,今後12カ月の間に新機種のノートPCのディスプレイを全て,LEDをバックライトに採用したディスプレイに移行するという計画を発表した。この計画は,同社の環境配慮への取り組みの一環。このディスプレイへの移行によって,水銀の使用をなくし,リサイクルを容易にするほか,CCFL(冷陰極管)採用のディスプレイに比べて消費エネルギーを削減する。例えば,LEDをバックライトに採用した同社の15型のディスプレイは,最大輝度にした場合に約43%の電力を削減できるという。
Dellは,08年12月15日からノートPC「Dell Latitude E-Family」 の2/3に,標準装備としてLEDをバックライトに採用したディスプレイを搭載し,出荷する。同シリーズは,「Latitude E4200」,「Latitude E4300」,「Latitude E6400」,「Latitude E6400 ATG」,「Latitude E6500」を含む。またノートPC「Precision M2400」と「Precision M4400」にも,標準装備としてLEDをバックライトに採用したディスプレイを搭載する予定。
さらに,09年末までには,同社のノートPCの全出荷台数の少なくとも80%に,LEDをバックライトに採用したディスプレイを搭載する見込みという。2010には100%の搭載率を目指す。
これらの取り組みによって,2010年と2011年の2年間に約2億2000万kWhの消費電力を削減できると同社は推定する。

ヨーロッパ-紙のポスターが消えていく?-
(2008/09/26  デジタルサイネージ総研)

9月半ばに10日間ほどヨーロッパを取材してきました。今回はロンドン,アムステルダムの2都市を見てきたのですが,街中の広告が密かに大きく変わろうとしていることに気付く。
従来からある街中の広告メディアとしては,紙(または印刷フィルム)のポスター,内照式看板(いわゆるコルトン),機械式スクロール看板などがありますが,これらのポスターや看板類が次々とフラットパネルディスプレイを用いたデジタル表示装置(デジタル・サイネージ)に置き換えられている。
ほとんどの一般通行者にとっては,照明入り看板とデジタル・サイネージとの見分けはほとんど付かないでしょう。例えば,ロンドンの地下鉄構内ではデジタル・サイネージと,内照式看板が設置されている。
内照式看板とデジタル・サイネージとの間に,見た目の違いはほとんどない。しかし,機能的には大きな差がある。内照式看板では内容が不変である一方,デジタル・サイネージでは30秒ほどの間隔で次々と表示内容が切り替わる。先述の機械式スクロール看板はもともと表示内容を切り替える目的で登場したが,多いものでも10画面ほどを切り替えられるにとどまる。デジタル・サイネージではこういった制限はな
い。
さらに,デジタル・サイネージの場合は動きのある表現が可能で,見た目に心地よい視覚効果を与えることができる。また,入稿されたデジタル・データをそのまま画面に送って表示させることができるため,印刷・搬送・張り替えにかかるコストも削減される。
08年3月に完成したばかりのロンドン・ヒースロー空港のターミナル5では,広告枠がすべてデジタル・サイネージ化されており,紙やフィルムによる広告は見当たりません。
街中のショップでは,さすがにデジタル・オンリーにはなっていませんが,デジタル表示式の広告が盛んに導入されている。
さて,ここまでは広告媒体の話ばかりでしたが,ヨーロッパでフラットパネル・ディスプレイの利用が増えているもう一つのジャンルが「情報キオスク」と呼ばれる各種情報端末です。これはキーボードやタッチ・パネル,印字装置などの入出力装置を備えた小型の端末で,日本ではATM などがこれに該当する。ヨーロッパでは ATM に限らずいろいろな種類のものが利用されており,大きな市場を形成している。

シャープ-広い部屋でも使える「タワー型」加湿器-
(2008/09/27  日経)

シャープは、円筒形の「タワー型」で置き場所をとらない加湿器「HV-800」を10月1日に発売する。2つのファンで強い風を送ることで、1時間に最大780ミリリットルの水蒸気を出し、22畳程度の部屋まで加湿できる。給水タンクは簡単に引き出せて掃除もしやすいよう工夫した。
底部の直径が27cm、高さ65cmのタワー型で、加湿器としては珍しいデザイン。加湿フィルターの上に2つのファンを重ねて配置した。
空気中に浮遊するカビや菌を分解するイオンの発生装置を搭載しており、梅雨時などにはこの装置だけ動かすこともできる。価格はオープンだが、店頭実勢は4万3000円程度と見込んでいる。
寝室での利用を想定して作動音を抑えた「HV-300」も同時に発売する。加湿量は1時間に最大300ミリリットル。価格はオープンで店頭実勢見込みは2万円前後としている。

経済産業省-08年度にも一般住宅向け太陽光発電補助制度を導入-
(2008/09/28  日経)

経済産業省が08年度にも導入する住宅向け太陽光発電補助制度の内容が明らかになった。太陽光発電機器を購入する世帯に約20万円を補助し、標準的な機器(約200万円)を約1割安く買えるようにする。
補助制度をテコに家庭での普及を促し、家庭の温暖化ガス排出量の削減を進めるとともに、機器の量産と価格低下にもつなげる狙い。
29日に政府が国会に提出する08年度補正予算案に90億円を計上する。補正予算が成立すれば、08年度中に個人が補助制度を利用できるようになる。09年度予算でも約240億円を概算要求しており、経済産業省は08年度で数万戸、09年度で約10万戸の利用を見込んでいる。
太陽光発電システムは太陽の光エネルギーを太陽電池で直接電気に変換する発電方法。一般家庭向け機器の出力はおよそ3キロワット。家庭内の消費電力をほぼまかなえる水準で、導入すれば電気代がその分かからなくなる。
現在、日本の家庭の太陽光発電は合計でおよそ140万キロワット。政府は今年6月、「低炭素社会」づくりに向けて太陽光発電の導入量を2020年までに現在の10倍、2030年には40倍に引き上げる目標を決めた。これは新築持ち家住宅の約8割が機器を採用する状態に相当するという。
今回の補助制度は目標達成に向けた第1弾。購入世帯が増えればメーカーは大量生産によって価格を下げやすくなり、さらに購入世帯が増えるという好循環をつくりやすくなる。