ソニー-携帯電話予約・PSPとの連携のHDD搭載DVDレコーダー-
(2006/04/11 CNET・日経エレクトロニクス)
ソニーは10日、デジタルハイビジョンチューナー内蔵のHDD搭載DVDレコーダー「スゴ録」シリーズ3機種を、5月19日より発売すると発表した。
今回発売されたのは、地上、BS、110度CSデジタルおよび地上アナログチューナーを内蔵したHDD搭載DVDレコーダー「RDZ-D97A」「RDZ-D77A」「RDZ-D87」の3機種。HDD容量は400Gバイト、250Gバイト、400Gバイトとなっており、録画した番組の見どころを中心に視聴できる「ダイジェスト再生」、携帯電話からの録画予約が可能な「携帯電話録画予約」といった新機能が採用されている。
携帯電話機から録画予約できる機能を使うためには、スゴ録はインターネットの常時接続回線につなぎ、携帯電話機には電子番組表(EPG)アプリケーション・ソフトウエアの「Gガイド番組表リモコン」をダウンロードする必要がある。Gガイド番組表リモコンは、インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG)とディーツー コミュニケーションズが共同で開発し提供している。対応する携帯電話機は、現時点ではNTTドコモが発売する「SO902i」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)だけという。
RDZ-D97AとRDZ-D77Aに関しては、HDDに録画した番組をメモリースティック PROデュオ経由で、同社の携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」へ転送できる「おでかけ・スゴ録」機能を装備。
1時間番組を約3分で高速転送できる。
さらに、DLNA対応のホームサーバ機能が搭載されているのも大きな特徴といえる。著作権保護技術「DTCP-IP」(digital transmission content protection over internet protocol)規格に対応しており、HDDに録画したデジタル放送のハイビジョン番組を家庭内LAN経由で、他の部屋にあるテレビやパソコンから視聴できる。
このほか、高画質化技術として雑音除去機能、高音質化技術として波形成形回路や電源安定化回路、無酸素銅電源ケーブル、防振設計機構、高音質コンデンサなどを搭載。
希望小売価格についてはオープン価格だが、同社によると市場推定価格はRDZ-D97Aが17万円前後、RDZ-D77Aが14万円前後、RDZ-D87が13万円前後になるという。
東芝-世界初のHD DVD対応ノートパソコンを5月中旬に国内発売へ-
(2006/04/11 朝日新聞・毎日新聞・日経)
東芝は10日、次世代DVD「HD DVD(HD)」に対応するノートパソコン「Qosmio」を、世界に先駆けて5月中旬に国内で発売すると発表した。先月末にHD方式のDVD再生専用機を発売したばかりで、パソコンとの両輪でHD方式を早く普及させ、製品発売が遅れているBlu-ray Disc(BD)陣営との規格争いで優位に立ちたい考え。HD向けのソフトは今月中に映画など8タイトルが発売される。
新型Qosmioの店頭価格は40万円程度の見通し。17インチフルハイビジョン液晶画面を搭載。現行DVDの再生も可能。6月までに北米でも発売する。
調査会社ガートナーによると、東芝は05年のパソコン国内出荷台数シェアでNECなどに次いで4位、BD陣営を主導するソニーは5位。東芝は「市場規模ではDVD再生機・録画再生機よりパソコンの方が大きく、早めに対応機種を出すことで普及が進む」と判断。パソコン業界に大きな影響力を持つ米マイクロソフトとインテルがHD支持を表明していることも、追い風になるとみている。
一方、BD陣営は、ソニーがデスクトップパソコンとノートパソコンを今年の初夏までに国内外で発売する予定。
Compal-NECとLenovoからもノートパソコンの大型注文を獲得-
(台湾 2006/04/07 経済日報)
Compal(仁宝)は今年、米Dellからビジネス仕様ノートパソコンの大型注文を獲得したのに続いて、第2四半期にはNECとLenovo(聯想)からも大型注文を獲得する見通し。機関投資家はCompalの第2四半期ノートパソコン出荷台数が300万台に達すると予測している。
Compalは昨年からNECとの交渉を開始し、試験的に6万台を発注したが、今年からは本格的にNECの発注先となっている。LenovoもThinkPadの生産をCompalに委託する計画。
インドの二輪車市場-700万台に拡大-
(ニューデリー 2006/04/11 日経)
インドの二輪車市場が拡大している。ホンダが出資するヒーローホンダなど3大メーカーの販売台数(輸出含む)は、06年3月期に前の期比18.1%増加、国内市場全体で初めて700万台に達したもよう。07年3月期は同国の四輪車市場で首位のスズキが4年ぶりに二輪車に再参入し、販売競争が一段と激しくなりそうだ。
インドは中国に次ぐ世界第2位の二輪車市場。ヒーローホンダの06年3月期の販売台数は14.5%増の300万751台と、初めて300万台を達成。2位のバジャジ・オートは26.4%増の202万8000台、3位のTVSモーターも15.0%増の134万2000台と2ケタの伸びを確保した。