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デジタル家電需要・デジタルTV&ビデオ・iPhone対抗・ダビング10・カーナビ向けOS

2008-06-20 21:22:28 | Dニュース

国内デジタル家電-オリンピック需要がようやくスタート?-
(2008/06/19  BCN)

8月に開催される北京オリンピックの効果が、特に影響が大きいと思われる薄型テレビとDVDやBlu-rayDisc(BD)レコーダーで表れ始めた。BCNランキングで6月1~15日の動向を集計した6月速報値では、販売台数・金額ともに前年同期を上回った。例年なら需要の谷間にあたる4~6月期だが、今年は4月を底に好調に推移している。「BCNランキング」で、08年1月1日~6月中旬までのデジタル製品の販売動向をまとめた。
テレビ、パソコンなどデジタル家電の販売金額で、前年同期比を指数化した「BCN指数」では、4月を底に5月100.1%、6月速報値が105.1%と上昇。この時期は例年、夏のボーナス商戦を前に需要の谷間を迎えることが多いが、今年は逆の動きを示しており、特に薄型テレビとレコーダーが好調に推移している。
薄型テレビの販売金額では、液晶が好調に伸びている一方、プラズマも今年に入って初めてプラス成長に転じた。液晶の販売金額は、5月の前年同月比で118.1%、6月速報値でも124.6%と大きく伸びている。
プラズマも6月速報値が114.6%と今年初めてプラス圏に突入したうえ、2ケタ成長をみせている。また、5月の時点で、販売台数・金額の伸び率が07年12月の年末商戦期を上回り、オリンピック需要はすでに立ち上がっているとみてよさそうだ。
画面サイズ別の動向を台数の前年同月比でみると、液晶で50型以上221.3%と倍増、40型台でも189.4%と倍増に迫る勢いだ。プラズマも40型台が216.7%と、やはり倍増の勢いを示している。一方で、50型以上では92.6%と前年割れの水準に留まっており、40型台の存在感が増している。
なかでも液晶では特に46型の伸びが目立ち、構成比で3割を占めるまでに拡大。従来中心サイズだった42型からシフトしつつある。今後しばらくは、液晶・プラズマともに46型を中心に大型化をけん引していくものとみられる。
メーカー別の動向をみると、液晶・プラズマテレビを合わせた薄型テレビ全体の販売台数シェアは、シャープが6月速報値で48.7%と依然としてダントツ。4月以降、さらにシェアを伸ばしてきた。一方、2位を争う松下電器とソニーは、ほぼ互角の戦いを展開している。春商戦では、ソニーが小型・中型サイズを中心にシェアを伸ばしたが、5月以降、松下電器が急激に巻き返した。同社は北京オリンピックの公式スポンサーで、CM展開などの効果が表れているとも考えられる。
薄型テレビのオリンピック需要は、7月後半にピークを迎える見通し。家族で相談して購入することが多い高額商品のため、開催期間中の大きな需要はあまり期待できない。7月の販売動向についてBCNでは、台数ベースでは前年同月比140%程度、金額では同130%程度の伸びを予測している。
DVDレコーダーは、新製品が出揃った5月を境にBDレコーダーが本格的な普及期に入った。このところ台数の前年割れが続いていたが、BDレコーダーが需要拡大をけん引する形で5月、プラスに転じた。台数で前年同月比106.9%、金額で前年同月比118.6%を記録し、順調に伸びている。6月の速報値ではこの流れに加速度がついてきた。
DVDレコーダーに占めるBDレコーダーの比率は、6月速報値では台数が35.1%、金額で53.9%に拡大している。このまま推移すれば7月には、BDレコーダーが金額で6割を超えてきそうだ。
BDレコーダーのメーカー別シェアでは、4月以降、ソニーと松下電器のトップシェア争いが激化している。ソニーは、08年初頭には6割を超えるシェアを確保していたが、4月に松下電器が投入した低価格機の影響でシェアを3割台まで落とした。逆に松下電器は45.8%でトップシェアを獲得。しかし5月には両社の差が縮まり、6月速報値ではにはソニーが再びトップに返り咲いた。
レコーダーは、家族に相談せず1人で購入を決めることが多いといわれており、北京オリンピックが開催される8月直前まで駆け込み需要が期待できる。BCNでは7月、DVDレコーダー全体で、台数で前年同月比120%、金額で同125%前後の伸びを予測している。06年の冬季オリンピックやサッカーのW杯特需では、会期中も販売が急伸した実績があるだけに、日本選手の活躍次第では8月中旬まで需要のピークが続く可能性も十分にある。

東芝-LCDドライバ事業を再編・小型は撤退し薄型テレビ用を増強-
(2008/06/20   日刊工業新聞)

東芝は液晶表示(LCD)ドライバ事業を再編する。携帯電話向けなどの小型LCDドライバの新規開発を止めて同分野から撤退する。一方、薄型テレビ向けの大型LCDドライバーに生産能力や開発人員などを振り向けて事業強化する。
LCDドライバは数量は増えているが、年10%以上も価格が下落し半導体各社の収益状況に影響を与えている。ルネサステクノロジとシャープが事業統合して新会社を発足したほか、NECエレクトロニクスも生産委託を検討しており、半導体業界では今後もLCDドライバ事業の改革が続きそうだ。
東芝はLCDドライバを大分工場(大分市)のほか、岩手東芝エレクトロニクス(岩手県北上市)の直径200mmウエハーラインで生産。需要が低迷し採算が厳しい小型LCDドライバから、今後も薄型テレビ向けに需要増加が見込める大型LCDドライバに経営資源を振り向ける。
大型LCDドライバは生産能力を増強する。増強では小型LCDドライバに充てていた能力を使う。また、NAND型フラッシュメモリが主力の四日市工場(三重県四日市市)に敷設している直径200mmラインを大分や岩手に移管して利用する。
液晶を動かす役割のLCDドライバは携帯電話や薄型テレビ向けに需要が急増。だが、これらの販売価格が下がるに連れ、LCDドライバの価格も年10~20%下落している。このためルネサスとシャープ、台湾の力晶半導体(PSC)の3社はLCDドライバの合弁会社、ルネサスエスピードライバ(東京都小平市)を設立。NECエレクトロニクスも収益改善を図るためファウンドリーへの製造委託を検討している。

松下-3MOS搭載デジタルビデオカメラでSDカード/HDDタイプを発売-
(2008/06/19  BCN・日経)

松下電器産業は18日、世界で初めて「3MOS(スリーモス)」を搭載したデジタルハイビジョンビデオカメラに、SDメモリーカードタイプの「HDC-SD100」、ハイブリッドタイプの「HDC-HS100」を7月12日に発売すると発表した。価格はともにオープン。
「HDC-SD100」は、SD/SDHCメモリカードに記録ができるコンパクトタイプ。一方、「HDC-HS100」は60GBのHDDを内蔵し、HDDとSD/SDHCメモリカードに記録ができる。
2機種とも、デジタルビデオカメラとしては世界で初めてMOSセンサーを3つ使用した「3MOS」を搭載。センサー受光部を拡大し、最低照度2ルクスでの撮影を実現した。また、オプティカル特性制御や、各種のノイズリダクションを搭載した「新HDクリスタルエンジン」採用により、忠実な階調再現が可能になった。
画素数は1920×1080のフルハイビジョン(フルHD)撮影に対応。レンズは、光学12倍ズームを採用した。このほか、顔、明るさ、コントラスト、距離の情報から、5つのシーンを自動で認識し、光の露出やコントラストを自動的に制御する「おまかせiA」機能を搭載する。モニタは2.7型ワイド液晶を採用する。
本体サイズは「HDC-SD100」が幅65×高さ72×奥行き138mm、重さ約320g。「HDC-HS100」が幅74×高さ76×奥行き138mm、重さ約420g。実勢価格は「HDC-SD100」が13万円前後「HDC-HS100」が15万円前後の見込み。
価格はオープンだが、店頭想定はそれぞれ15万円、13万円前後。合計で月に2万6000台を生産する計画。

サムスン電子-iPhone対抗機種「OMNIA」を年内にも日本で発売?-
(2008/06/18  日経)

世界第2位の携帯電話端末メーカーである韓国のサムスン電子は17日、シンガポールで開催中の国際通信見本市で、米Appleの「iPhone(アイフォーン)」の対抗機種となるタッチパネル式の多機能携帯端末を年内にも日本で販売する意向を明らかにした。今週から世界市場に投入する新型端末をもとに日本仕様を開発中で、販売元になるソフトバンクモバイルと最終交渉に入った。
新型端末「OMNIA(オムニア)」は3.2インチ画面で、第3世代(3G)携帯電話機能のほか、メールやインターネット閲覧、携帯音楽プレーヤー、文書作成、表計算、GPS(全地球測位システム)機能などを搭載。タッチパネル方式で簡単に操作できる。
20日にシンガポールで1098シンガポールドル(約8万4000円)で発売。7月末までに欧州市場に投入し、8月には中国を含め計約40カ国で販売する計画。

ダビング10-7月5日前後にスタート?-
(2008/06/20  産経新聞)

情報通信審議会(総務相の諮問機関)のデジタル・コンテンツ流通促進検討委員会は19日開いた会合で、地上デジタル放送番組の記録を録画1回と複製9回まで認める新制度「ダビング10」の運用を、7月5日ごろをメドに開始することで合意した。詳細は今後、放送事業者の団体「デジタル放送推進協会(Dpa)」と、家電メーカーなどが話し合って決める。
ダビング10の導入は昨年8月の同審議会答申に盛りこまれ、Dpaは08年6月2日に開始すると発表。しかし、新制度の前提とされた、私的録音録画補償金制度の適用範囲拡大をめぐって、著作権者の団体とメーカー側が対立したため延期された。
ただ、デジタルテレビや録画機器の商戦となる8月の北京五輪開幕前に開始すべきとの声が強く、増田寛也総務相らが五輪前の決着に向けて仲裁に動いていた。

米Microsoft-カーナビ向けOS「Windows embedded NavReady 2009」-
(2008/06/18  Itmedia)

米Microsoftは16日、携帯ナビゲーション端末(PND)向けに最適化した組み込みOS「Windows embeddedNavReady 2009」を発表した。同社の組み込みOS「Windows embedded CE」をベースに、オンラインサービスや携帯電話、WindowsベースのPCとの接続機能などを搭載。メーカーや開発者は、こうした機能を持つPNDを迅速に市場に投入できるようになるという。MicrosoftのWebサイトからダウンロードできる。
Windows embedded NavReady 2009は、同社のインターネットサービス「Live Search」やワイヤレス情報サービス「MSN Direct」などに対応。最新の交通状況や原油価格、目的地に関する最新情報などをPNDで入手できるようになる。Bluetooth技術もサポートしており、Bluetooth経由で携帯電話と組み合わせれば、ハンズフリーで電話をかけたりデータ通信を利用できる。また、Windows Vistaの「Windows SideShow」機能への対応により、PNDをVista搭載PCの「補助スクリーン」として活用できる。
Microsoftは、特定用途の端末に特化した組み込みOSとして、POS端末対応OS「Windows embeddedPOSReady」を既に発表している。POSReadyは、2009年中に出荷開始予定。