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D-News au新機能・松下DVD&C・東芝HDD・ニコン通信デジカメ・HGST・ホンダ最新技術

2005-09-05 12:19:09 | Dニュース

KDDIのau携帯電話-今度は道路案内機能を開始-
(2005/09/02 フジサンケイビジネス)

KDDIは9月1日、au携帯電話に専用ソフトをダウンロードするだけで、自動車で高速走行中も含めて普通のカーナビとほぼ変わらない道案内機能を提供するサービス「EZ助手席ナビ」はを8日にスタートすると発表した。
対象となるのは高速データ通信が可能な第3世代携帯電話(3G)「CDMA 1X WIN」で、すでに約500万台が普及している。一部機種を除き1日24時間で157円、使い放題の定額制では月額315円で利用できる。
データ通信料が別途必要だが、定額制のデータ通信サービスを利用しているユーザーはつなぎっ放しででもそれ以上の料金はかからない。
安全のため、運転者以外の人が利用。目的地をフリーワードや電話番号などで検索すると、道案内画面に移行する。今いる現在地が地図上に表示され、走行にともないリアルタイムで移動する。「500メートル先、左方向です」などと目的地へ向けて音声で道案内してくれる。
経路は有料道路を使う場合や使わない場合、渋滞を考慮して所要時間を優先する、などを選択することが可能。目的地までの有料道路の料金や周辺の駐車場情報も提供する。10月からは駐車場が満車か空車かもわかるようにする。
一般のカーナビよりは画面が小さいうえ、地図も詳細な情報はないが、ランドマークになる店舗や駅、ビルなどは表示されるので、使い勝手に問題はない。法定速度内ならば音声案内が遅れることもない。時速100キロ以上で走行する場合でも、地図を表示せずに、右か左かだけを表示する「ターンモード」にすれば遅れないという。
auが提供する歩行者道案内サービス「EZナビウォーク」と連携させることができ、電車と車を含めて最短の経路を比較することが可能。携帯を持って車から降りれば、そのまま目的地までの徒歩ルートを案内してくれるメリットもある。
携帯電話に搭載されたGPS機能を活用して実現した。サービスの運用はナビタイムジャパン(東京都千代田区)が行う。 

松下電器-半導体メモリで記録する車載用デジタルビデオカメラ-
(2005/09/01 日経エレクトロニクス・日刊工業新聞)

松下電器産業は,記録媒体にフラッシュメモリを用いた車載用のデジタルビデオレコーダ「Toughbook-Arbitrator」を開発した。米国のパトロール・カー向けに9月より出荷を開始する。フラッシュメモリを採用することで,従来のテープ媒体,HDD,光ディスクといった駆動系を要する機器と比べ,衝撃や振動に対する信頼性が高まるという。
使用する媒体は,同社が業務用ビデオカメラの記録媒体向けに開発した「P2(professional plug-in)カード」。PCカードと同等の大きさで,現行品の容量は最大4GB。今回のレコーダはP2カード・スロットを2つ備えており,4GB品2枚を挿せば32時間の動画を連続して記録できる(MPEG-4圧縮のQVGA映像を30フレーム/秒で記録した場合)という。同社のノートパソコン「TOUGHBOOK」と組み合わせて,ビデオカ
メラの制御や映像の検索を行うこともできる。
光学22倍のズームが可能なデジタルビデオカメラを備える。モノクロの赤外線撮影モードを搭載し,夜間での撮影も可能。モノクロでの最低被写体照度は0.04ルクスで,同社従来品の0.06ルクスより改善した。
米国のみでの販売で,予想価格は7615米ドル。ただし,価格は納入数などの条件により変動する。初年度の販売計画は2万台。

松下電器-地上デジタル放送対応・簡単操作重視の新DVDレコーダー-
(2005/09/02 フジサンケイビジネス・日経・毎日新聞)

松下電器産業は9月1日、「DIGA」シリーズとして、HDD、DVD、VHSテープ、SDメモリーカードの4種類の記録媒体に対応する「4in1タイプ」で、デジタルハイビジョンチューナー内蔵型DVDレコーダーを世界で初めてラインアップするなど、4機種を10月1日から順次販売すると発表した。
4in1ハイビジョン型の「DMR-EX200V」は、デジタルハイビジョン放送用の地上・BS・110度CSデジタルチューナーを一系統、地上アナログチューナーを2系統搭載。デジタル放送1番組とアナログ放送1番組の合計2番組を同時にHDDに録画できる。加えて、2番組同時録画しながら、VHSにアナログ放送を録画するという使い方も可能。HDD容量は250GBで、BSデジタルハイビジョン放送は約22時間半、長時間モードでは約443時間、それぞれ録画できる。店頭価格は16万円前後を見込む。
「DMR-EH53」、「DMR-EH66」、「DMR-EH73V」の3機種はアナログ放送だけに対応した普及機種。松下では05年度末にDVDレコーダーの世帯普及率が30%に達すると見込んでいる。DVDレコーダーの機能が増えるなか、子供からシニアまで使いやすいように操作を簡略化した。初期設定の画面やダビング時に音声案内を導入したほか、リモコンは使用頻度の高いボタンだけを前面に出すことで使いやすくした。
3機種ともHDDは200GB搭載。電子番組表は従来どおり野球などのスポーツ中継の延長に対応しているほか、ドラマなどで放送時間が変更しても自動的に録画時間を変更する「番組追従」機能を追加した。
「DMR-EH53」は、HDDとDVDを搭載したシンプルなモデル。「DMR-EH66」は「DMR-EH53」の機能に加え、BSアナログチューナーを搭載し、2番組を同時に録画できる。「DMR-EH73V」は「DMR-EH66」の機能を持つVHS一体型モデル。10月1日から順次発売し、店頭価格は「DMR-EH53」で7万円前後、「DMR-EH66」で9万円前後、「DMR-EH73VV」で9万5000円前後を見込む。
松下電器は、新型の4機種で国内向けに月産10万5000台を計画している。
松下電器は、DVDレコーダーの国内市場規模を05年度に510万台、06年度に600万台と堅調な成長を見込む。同社は新機種の投入で、各種ユーザーニーズにこたえられるようにし、「今年度として40%のシェアを確保したい」(藤井正義・商品企画グループマネージャー)とした。同社の販売計画としては、今年度トータルで約200万台(前年度比約60%増)を視野に入れている。

東芝-世界最小のHDD型ビデオカメラをネット直販へ-
(2005/09/02 朝日新聞)

東芝はインターネット直販に限定した受注生産方式で10月にもビデオカメラ市場に参入する。同社が開発した世界最小の0.85インチ型HDDを用いてビデオカメラとしても世界最小サイズを実現する。これまでの同社製品と異なる、在庫を持たない販売方法によって価格を抑える狙い。
同社は現在、ビデオカメラを販売していないが、今回発売する製品を次代の戦略製品と位置づけている。
HDDの容量は4GBで、動画や500万画素の静止画を撮影できるようにする。
HDDを使ったビデオカメラは、テープやDVDを記録媒体にする他のカメラよりも小型化が容易。現在は日本ビクターだけが発売している。日本ビクター製品は1.0インチ型以上のHDDを使っており、東芝は0.85インチ型を採用することでさらに小型化できる。
競合機種の価格は現在、10万円程度だが、東芝はネット直販によってより安く設定する構え。パソコン世界最大手のDellがネット直販に限定した手法で低価格を実現しているが、日本の電機大手が主力製品をネット直販に限定して売るのは初めて。安売り競争が続く家電量販店の価格支配に対抗する狙いもあると見られる。

ニコン-世界初の通信機能内蔵のコンパクト型デジカメ発売へ-
(2005/09/02 朝日新聞・日経)

ニコンは9月1日、ケーブルでつながなくても画像をパソコンなどに転送できる無線LAN通信機能内蔵のコンパクト型デジタルカメラ「COOLPIX P1」を23日に発売すると発表した。プロ向けのデジタル一眼レフ型では、別売りの通信機を使って送る機種があるが、通信機能を内蔵するのは世界初という。
約30メートル以内のパソコンやプリンターに転送できる。800万画素の画像は1枚約8秒かかり、連続で70~80分送れる。利用者が指定した写真を転送する機能のほか、カメラの内蔵メモリーや記録媒体の画像のうちパソコンに保存されていない写真を自動選別したり、撮影日を指定したりする機能がある。
写真を撮影することに1枚ずつパソコンに転送することも可能。
国内のデジカメ市場は、年間出荷台数850万台前後で飽和状態。各社は「手ブレ防止機能」「電池高寿命」などの特長を訴え、シェアを競う。同社は「高画質だけでは通用しなくなった。写真の新しい楽しみ方を提案したい」という。
今後は、デジカメ内の写真をテレビに直接表示したり、2台のカメラで写真を交換して楽しんだり、撮影した写真を駅や空港などの接続拠点から送信できるようにするなどの機能拡張を検討している。
800万画素のCOOLPIX P1は5万円前後、510万画素で10月発売予定のCOOLPIX P2は4万円前後の見込み。当初、月産8万台を目指す。

HGST-1インチ型で8GバイトのHDDを量産へ-
(2005/09/02  日経エレクトロニクス)

米Hitachi Global Storage Technologies(HGST)は,開発コード名「Mikey」として知られる1インチ型HDD「Microdrive 3K8シリーズ」を05年10月から量産すると発表した。既存の1インチ型HDDに比べて,面積にして20%ほど小さい特徴がある。情報家電向けインタフェース仕様「CE-ATA」を採用した業界初の製品であり,携帯型音楽プレーヤや携帯電話機などの内蔵用途に展開する。記録容量が8Gバイトと6Gバイトの2品種を用意する。いずれも今回は長手記録方式を採用した。
携帯機器への搭載を想定して,落下に伴う故障を回避する対策を複数盛り込んだ。落下センサの搭載をオプションで選択できるようにしたほか,耐衝撃性を向上させる技術を投入した。オプションの落下センサは3軸加速度センサで構成したもので,外形寸法は3.4mm×3.7mm×0.9mmと小さい。自由落下が約10cmを超えると落下と判定し,磁気ヘッドを自動的に退避させる。耐衝撃性に向けた技術としては,きょう体の周囲に取り付けて衝撃を緩和する「ドライブバンパ」や,フェムト・スライダを採用。
HGSTは併せて,開発コード名「Slim」として知られる薄型の1.8インチ型HDD「Travelstar C4K60 Slimシリーズ」の出荷時期についても明らかにした。厚さ5mmの30Gバイト品は05年9月末,厚さ8mmの60Gバイト品は06年第1四半期を予定している。

ホンダ-先進安全研究車の4輪車と2輪車を発表-
(2005/09/03 日経Automotive Technology・毎日新聞・朝日新聞)

ホンダは2日、国土交通省が推進している「ASV-3プロジェクト」に対応した先進安全研究車「Honda ASV-3」を発表した。プロジェクトのテーマである車車間通信機能のほか、カメラやレーダによる接近車両や歩行者の検出システム、事故時の緊急通報機能などを搭載した。ASVは4輪車だけでなく、後方カメラなどを備えた2輪車も開発した。
車車間通信システムでは、4輪車同士に加えて、2輪車、歩行者とも位置情報や速度などを交換する。接近してくる車両の動きをナビゲーションシステムに表示し、音声で接近していることを警告することなどにより、カメラやレーダで発見しにくい出会い頭や右折時などの事故を回避する。
また、CCDカメラとレーザレーダ、ミリ波レーダを使った歩行者検知システムを搭載し、道路を横断する歩行者を認識して警報を出す機能も搭載した。
車同士の通信は、200メートル以内にいる最大120台と同時に情報を交換できる。近くにいる車の位置、走っている方向、速度などをカーナビの画面に表示する。
四輪車では、アクセルペダルを振動させたり、シートベルトを自動的に軽く締めたりして注意を促す。二輪車では、ヘルメットに内蔵されたスピーカーを通じて音声で危険を知らせる。
事故時の緊急通報機能では、携帯電話を使って車両の場所や車種、エアバッグの作動状況、運転者の状況などをオペレーションセンターに送信する。運転者に関しては、事故前5秒間の映像と事故後10秒間の映像、シート下にある生体センサによる心拍数や呼吸数のデータも送信できる。
同社は、国土交通省が行う「ASV-3」の検証実験(05年7月4日~10月28日)に参加し、北海道で行われる予定の公開実験(10月12日~13日)にも参加を予定している。
危険情報の伝達方法がメーカーによって異なると効果がないため、規格を統一して国内自動車・二輪メーカー14社の車両でのやりとりを可能にする。無線で得られる危険情報を使って、どのように事故を防ぐかは、各メーカーが独自に技術開発する。