だんなっちょんのブログ

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都知事選。常識を覆すには多くの反発と戦わないといけない。

2016-07-25 23:08:27 | 生活漫談
私は都民ではないが今回の都知事選で、桜井誠さんに注目をしている。
ネットアンケートなどでは、いかに右派やマスコミ嫌いが多いとはいえ
小池候補と匹敵する評価をもらっており、半ば順風に見えるが
現実は厳しい。

昨日の産経新聞の調査によると、桜井さんは3強に次ぐ
第4・5番手を1~2ポイント差で争っている結果が出た。
産経新聞といえば唯一桜井候補にインタビューをし
彼の存在を比較的寛容に認めている右寄りの新聞であり、その結果をもってしても
マック赤坂氏や上杉隆さんとどっこいだと言うのだ。
数多くの街宣で多くの人たちを引きつけた桜井さんも
ツイキャスで「さすがにショックを受けた」と言っていた。
現実は実に厳しい。

桜井さんがなぜメディアに一切取り扱われないかは至って簡単な話。
多くのテレビ・新聞マスコミとべったりのパチンコを毛嫌っており、
なおかつ特定の外国人に対して排外的(彼ら曰く)な主張をしているにほかならない。
先ほどの産経新聞は比較的同調してくれても、他の新聞メディアは対極に位置するので
取り扱うわけがない。
さらに自民党・民進党・共産党などのビッグ3に対しても厳しい態度をとっており、
メディア・政党・財界全てを敵に回している。

それで桜井さんは街頭演説にも現れている通り、都民の約6割(500万人)
に該当する無党派層に訴えているが、この無党派層にどれだけ響くか難しいところ。
確かにネットでは多くの支持をもらっているが、個人的に一番の敵というか
難しい存在が保守層だと思っている。

今回の都知事選は保守層は恐らく小池さんに入れる流れだろうが
桜井さんも同じ保守の立場(本人は小池さんを保守と認めていないが)。
そこで多くの保守層は、単純に有名な小池さんに無条件に入れる人か
どちらかに入れるか迷う形になる人が中心だろうが、
いずれにせよ保守層の最大の敵は左派の鳥越さんと見ているはずだ。
そうなると、「桜井さんに入れたいけど、そうすると鳥越さんが当選してしまうかも
しれないから小池さんに入れる」という、層も出てくるでしょう。
この層を自分に持って来るのが一番話が早いし、一番至難の業となる。
そしてこうやって結局知名度選挙に拍車をかける存在をいかに説得させるかが鍵と思っている。
テレビの押す3人の争いに乗るのではなく、「自分はこの人に入れる
桜井さんと考えが一緒だから他の3候補なんかどうでもいい」という自分の意思を
票にぶつける層をどれだけ掘り起こすかではないでしょうか。

無党派層はそもそも政治にもハナから興味もなく、実情も何もわからず
正直テレビつけても新聞を開いてもスルーするか深く考えず、
ネットでも政治絡みの話題は目すら向けない層。
この層をこの短期間で素晴らしい街頭演説をいくら繰り返しても効果はそんなに大きくなさそう。

多くの巨大組織に立ち向かい孤軍奮闘する姿は実に心打たれる。
過去の歴史を紐解けば何事もタブーに挑戦することは必ず大きな反発から始まるものだし、
いまそういう渦中にいらっしゃると思う。仲間もいるが敵のほうが圧倒的に多い。
殺人予告も5回も受けているわけだし、本当に大変だと思う。
ましてや日本人は変化に弱く、極端な意見は叩かれる風潮にある。
初めて桜井さんのことを知った人は、とにかく驚くだろうし、ドン引きする人もいるかもしれない。
そこをブレずに努力を続けろとは私ごときが言える話ではないが
桜井誠さんが巨大組織に媚びず、いろんな柵を乗り越え
大きなことを成し遂げる瞬間が見れればこんなに素晴らしいことはない。

ご本人は絶対当選するつもりで戦っているでしょうが、今回の都知事選で
どれぐらいの支持をもらえるか楽しみにしています。

産経新聞の言うとおりだと20代の男性の1割の支持。単純計算で4・5万人の
支持は受けるだろう。トータルすると10万前後が読み数字になってくる。
もちろんこれでは足りない。メディアの思惑を大きく裏切るとてつもない結果が生まれれば
本当に時代の変化を感じることになる。