称名じじは緑内障で大日岳を下りました

いつかまた山に登ります

2019/09/15(日) 木曽御嶽山 噴火から初めての剣が峰

2019-09-15 23:59:59 | 山登り

9月15日、嫁はんは仕事で山はお休み。
じじだけで、木曽御岳の剣が峰(頂上)へ登った。

【重要なお知らせ】
(1)新登山道について。
濁河温泉小坂口から登る岐阜側登山道は、昨年の豪雨で損壊しました。
このため、旧登山口から900m(9番標識)までが新登山道に換わり、1㎞ほど?遠回りになっています。
登山口も、数十メートル移動したところに新登山口ができました。
なお、国土地理院の地図には、この変更は反映されていません。

(新登山道の地図)


(2)駐車場の制限。
登山口に一番近い駐車場は20台ほど停められる広場がありますが、今のところ作業場になっていて、バリケードで閉鎖されていました。
このため路肩に10台ほど停められるだけです。

(登山口に一番近い駐車場の広場の重機)



さて、本命の御嶽山登山を書きます。

01:00 家を出発。
04:05 濁河温泉にある登山口の市営駐車場が、空地が閉鎖のため停められず。

04:15 温泉街の下にある市営駐車場まで下りて車を停めた。

04:55 出発。
夜明前で薄暗いのでヘッドランプを灯す。

05:10 満車であきらめた登山口にある市営駐車場を通過。登山届を投函。



登山口まで高度差100mほど登って、すでに息が上がっていた(笑)。

05:12 新登山口を通過。(標高1800m)



新登山道は、できあがってまる1年目。
良く整備されているが、真っ暗な夜中は明瞭ではないところがあり、道を見失うことがないように気をつけたい。



05:50 旧登山道に入ったところが、9番標識。
もともとは旧登山口(0番)から900mという意味だが、新登山道では2㎞ほどになる。



06:00 11番標識を過ぎて、ジョーズ岩。



ここ一年の間に登山道の整備が入っている。
真新しい丸太階段や、鉄製の階段が多数できて登りやすくなった。



06:15 16番標識過ぎて、湯の花峠。



06:28 17番標識を過ぎて、後ろのカップルに道を譲る。



06:35 蛙岩(無事帰ろ)。



06:43 21番標識過ぎて、胡桃島キャンプ場分岐。




06:45 22番標識過ぎて、のぞき岩。
御岳山が見えてきた。



のぞき岩にある避難小屋。
倒壊していたが、新しい小屋ができた。



7:20 29番標識をすぎて、おたすけ水(標高2450m:立山室堂と同じ標高

水はありません。



32番標識の森林限界を超えると、視界が一気に広がる。



36番標識手前で景色を眺めて休憩、道を譲る。



08:10 37番標識をすぎて、ジグザグ坂を見下ろす不動明王。
過去の遭難の慰霊のため置かれたらしい。



08:25 42番標識、飛騨側頂上にある、五の池小屋(標高2800m)。
昨年の豪雨で崩れたテラスが、ベッドや畳敷きに大改造されていた。



日差しが強くて、長袖シャツ1枚でも汗が出る。
五の池小屋で10分ほど休憩して、剣が峰へ向かった。

まずは目の前にある摩利支天乗越(2940m)を超えないといけない。
五の池小屋から150mほど登る(立山で言うと一ノ越→雄山の半分)。



ずいぶん足に来ていたので、写真を撮りながら、休みながら登った。

さっきまで休んでいた五の池小屋を見下ろす。



09:03 摩利支天乗越を通過。



せっかく苦労して登ったのに、サイノ河原まで100m下る。



サイノ河原にはたくさんのケルンがある。



それぞれのケルンには、お地蔵さんや神様が祭ってある。



サイノ河原から、剣が峰(御岳山山頂)まで、300m弱を登る。
登って下って、また登る・・正直辛い。

09:40 二の池のほとりにある、二の池山荘。
2014年の噴火の後に、基礎から新しく建てられた。



二の池で水面のように見えるのは、噴火で積もった火山灰だ。
並べた石の上を歩いて、剣が峰の尾根道に登る。



09:53 剣が峰へ続く尾根道(2940m)に合流。
この道は、長野県側の御岳ロープウエイ飯森高原駅(2150m)から、剣が峰へ上る道だ。



長野県側から上がる多数の人達は、すごく足取りが軽い。

実は、長野県側からロープウエイ使って登れば、足で登る高さが少ないのです。
長野県側だと、ロープウエイを下りてから900m登れば剣が峰に着きます。

岐阜県側からは、飛騨側山頂まで1000m、さらに150mと300mを登って剣が峰に。
プラス、帰りには100mの上り返しがあるので1500m以上の登りになる。

10:00 剣が峰はそこに見えるのに、足がヨタってなかなか着きません(汗)。
何人もの人に追い抜かれ、何人もの人を追い抜いて、登った。



10:14 剣が峰直下の、噴火前は木造の山小屋があった場所には、シェルターができていた。



収容人数は、30人✕3基=90人分。
シェルターができて安全か?と聞かれれば、気分的に安心できるだろう、としか答えられない。

その隣には、噴火で犠牲になった方の慰霊碑があり、線香が焚かれていた。
さらにその横に、剣が峰へ上がる階段。



10:20 木曽御岳山の剣が峰に登頂。
頂上は御岳教の境内で、御岳教の信者の方もいた。



青空で疲れが飛ぶ。

足元には二の池と二の池山荘、その向こうにサイノ河原や摩利支天山、継子岳。



乗鞍や穂高も見える。



剣が峰から、2014年の火口は見えないが、噴煙はあがっている。



9月の天気の良い日曜日で人はたくさん来ている。
2014年のあの日も晴天だったそうだ。



10:30 下山開始。



二の池まで下りたところで、先に下りた白装束の皆さんが集まっていた。



二の池を戻る。



軽い脱水を感じたので、二の池山荘でアクエリアスを買った。500円。
少し気持ち悪くて、ゴクゴクとはできなくて、ちびりちびりと飲んだ。


11:20 下山を始めて50分。300m下りてサイノ河原に戻った。
子供のようなお地蔵さんがいる。



ここからの上り返しがきつくて、足が何度も止まる。

11:35 サイノ河原の避難小屋の前で休憩。
頭痛の前兆があったので、イブを飲んだ。



11:50 下山を始めて1時間30分、摩利支天乗越を通過。
ここからは下りるだけと思うと、少し気が楽になった。



ガスがわいてきて、涼しくなったのはうれしいが、下の景色が見えなくなった。



12:10 飛騨側頂上、五の池小屋で休憩。
口なおしに、緑茶のペットを買った。400円。



イブが効いて頭痛が治まった。
下りは、特に岩や木の根で滑らないように気をつける。

14:45 登山口で下山届を提出。

14:58 車に戻った。
下呂市営の露天風呂に入りたかったが、下山者の車がいっぱいで、あきらめて家に帰った。

18:30 富山の自宅に帰った。
アイスクリームを食べたくて冷蔵庫を空けたが・・アイスクリームが無い!。
そうだった、昨日「最後の一個」とか言って、じじが食べたんだったよ(笑)。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2019/09/13(金) 桐朋プレミア... | トップ | 2019/09/17(火) 9月14日の大... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山登り」カテゴリの最新記事