称名じじは緑内障で大日岳を下りました

いつかまた山に登ります

2019/07/02(火) 北海道(2) 天売島、焼尻島、羽幌

2019-07-02 20:19:07 | 

7月1日(月)

今日は小樽に到着し、天売島へ行く。



04:30 小樽に入港。
富山よりも夜明けは早くて、外はすっかり明るくなっている。
どんくさい人はフェリーから車を下ろしてから、道ばたに車を停めてナビのをセットを始める(じじも最初の時はそうだった)。
じじは富山を出るときに、富山から羽幌までをセットしておいたので、フェリーから下りてから羽幌のフェリー乗場まで200㎞を、ノンストップで走った。

3時間15分かけて羽幌に到着。
フェリー乗り場の駐車場に車をおいて、8時30分発の低速船に乗った。

焼尻島を経由して、10時10分に天売島に到着。



山に登る格好そのままじゃん(笑)。

天売島の北側には、背骨のような山がある。
その尾根を歩いてフェリーターミナルと真逆にある赤岩灯台まで往復した。

天候は雨と曇りの繰り返しで、ワンピース型の雨合羽を着て、長靴をはいて傘をさして歩いた。



エゾカンゾウ。ニッコウキスゲと言っても北海道では通じない。



道はコンクリートで舗装してあり、幅は車一台分で一方通行。
多くの観光客は、フェリーターミナルから観光タクシーに乗ってこの道を観光する。

島の北側(右側)から白いガスが上がってきた。



山でよく見かける花が、高々標高150mのところに咲く。



たくさん咲いていた黄色い花。
人の顔と名前を覚えられないじじは、花の名前も覚えられない(笑)



一時間半かけて、目的地の赤岩灯台に着いた。



地面にあいているたくさんの穴は野鳥の巣穴で、夜になるとこの中で野鳥が休む。



灯台の斜面を下りて、崖の下を眺める展望台へ行ってみたが、あいにくのガスで何も見えなかった。



来た道を引き返していたら、ガスが晴れてきた。
さっきはガスで気づかなかった野鳥観察小屋が見えたので寄ってみた。



中には高倍率の双眼鏡があって、無料で使うことができる。



天売島の北側は切り立った断崖絶壁で、野鳥の繁殖地だ。



カモメがいたので。全力でズームしてみる。



その他にも色々な見所があったが、雨がひどくてカメラを出せなかった。

3時間かけて往復して、フェリーターミナルの並びにある食堂で海鮮丼を食べた。


1500円。

新鮮な魚は美味しいが、3時時間歩いて塩分を欲しがっている体には、ちょっと味気なくなく感じる。

14:00 ちょっと早いが、旅館に入った。

昭和を感じるブラウン管のテレビ。ちゃんと映っておりましたよ。



18:00 夕食。
とにかく離島の旅館なので、海のものがずらっと並ぶ。野菜と言えば、キュウリ、刺身のつまの大根と大葉くらいだ。



黒いウニが、皿にそのままの形でのっている。
どうやって食べればいいのか聞いてみたら、「生きたまま半分に割ってあるので、黄色いところを食べてください」と。



はあ、そうですか。。
ウニの中をスプーンでつついて食べたら、その刺激で殻のまわりの針が動き出してびっくり。確かに生きている。。

食事の後で、(じじがお昼に行った)赤岩灯台に行くツアーがあるけど行きますか?、と聞かれた。
夜に行くと巣穴に戻ったたくさんの野鳥を観察できるそうだが、朝の4時半からずっと動いてくたびれていたので、お風呂に入って寝ることにした。

お布団は、肌掛けの上に厚い掛け布団、それでちょうど良い暖かさだった。



7月2日(火)

今日は、天売島から焼尻島に寄って、羽幌の宿へ行く。



天売島の旅館の朝食。
生玉子がないのが好感が持てる。(生卵は苦手)



フェリーターミナルで待っていたら、羽幌からフェリーがやってきて、観光客のほかに新聞を下ろしていた。
待ちかまえていたおばさんが、その新聞を待合室の長椅子にのせて、チラシを2枚ずつ差し挟んでいく。



2枚のうち1枚は、タンスや布団などを注文するチラシ(富山では農協さんがよく入れている)。
もう1枚は、生活雑貨の販売会を島の集会場で開きますよ~、という案内チラシで、通りがかった島の人々が覗き込んで「また来るの」「テープ買わなくちゃ」などと話をしていた。
富山ならホームセンターやドラッグストアでいつでも手に入るものが、この島では時々開かれる販売会で調達してる。。
離島の暮らしを垣間見ることができて、この島に来ての一番の思い出となった。

高速船のフェリーに乗って、焼尻島に到着。

焼尻島フェリーターミナルには「オンコの島」と書いてある。??



このフェリーターミナルには、無人の新聞売り場がある。
新聞をほしい人はタッパーの蓋に開けた穴へお金を入れるというルールに、ちょっとほのぼのとした。



もちろんこの島ですることは、オンコの森を歩くことだ。

ハートマークのしゃれた坂道を登る。



ちょっとひねくれた木々が生えているが、この木はオンコではない。



ウグイスの吊り橋。



黄色い花が見えたら・・・そこは「オンコの荘」。



一面のオンコです。(オンコとはイチイ科の植物で、北海道や東北では生け垣に使われている。




マクドナルドが日本で最初に上陸したのは、ここ、焼尻島だそうです。何のマクドナルドなんでしょう。。



焼尻島では綿羊の牧場があり、観光資源になっている。



2時間近く歩いて、フェリーターミナルへ戻って、隣の食堂で醤油ラーメンを食べた。
美味しかった!。


800円。

焼尻島では、あちこちに猫がいた。
じじの足元に来てゴロゴロ始めたのは、何か意味があるのかな?。



高速フェリーに乗って、車を停めている羽幌に戻った。

ホテルのチェックインに時間があるので、車で30分ほど橋地、ヒグマ事件復元地に向かった。

ヒグマ事件副現地の手前には、お約束の「熊出没注意」の標識。



ヒグマ事件というのは、開拓時代に集落をヒグマが襲い、たくさんの人が犠牲になった事件だ。
家の屋根と同じくらいの大きさがあるヒグマの迫力に圧倒された。



羽幌に戻ってホテルに入った。
ビジネスホテルなので、夕飯は特別に海の食材というわけではありません。



夕飯後に、この記事を書いているうちにWifiが落ちてしまった。
それでブログ更新は翌日にまわして、今夜は爆睡した。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しんできてください! (てっちゃん)
2019-07-03 21:47:56
すごいね!
でも一人じゃ少し寂しいね…。
お気をつけてご無事に帰ってきてください。
>楽しんできてください! (称名じじ)
2019-07-05 00:40:59
てっちゃんさん。
ありがとうございます。

しっかり楽しんでいます。

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